13Aに連節バス投入が決まりました
今日は「ウィーンの路線バスの話題」をお伝えしましょう。
ウィーンで最も利用者が多いバス路線がHauptbahnhof-Alser Straße,/Skodagasse間を結ぶ13Aという路線です。
Feriは、今まで時々使っていたのですが、5区に引っ越してからは頻繁に使うようになりましたが、日中でも本当に混んでいて、座席が空いていることはほとんどありません。
現在、天然ガスを燃料とする3扉の大型バス(NL273 T3 、MAN製、愛称は“Lion´s City”)が使用されていますが、このほどWiener Linienが、2015年春からメルセデス製の最新型連節バスCitaro(NL220 MB)を投入すると発表しました。
Citaroは定員128名なので、これにより座席数は56%増加することになり、大幅な混雑緩和が期待できます。Feriは連節バス投入の話を聞いて、狭い路地が多い13A路線で大丈夫なのだろうかと心配になりましたが、従来の連節バスよりもCitaroは取り回しが良いため、問題はないそうです。
以前、このブログでもご紹介しましたがCitaroは、省エネタイプの連節バスで、エアコンが装備されている他、情報案内装置や監視カメラなども取り付けられています。Citaroの詳しい情報は2014年4月2日付けの記事をご覧ください。
ただ、従来は通常のバスが運行されていたため、一部の停留所は拡張工事が必要なようです。連節バスの投入に合わせてダイヤ改正も行われ、ピーク時は4分間隔に統一されることになりました(従来は3分~4分)。なお、夜間や週末は、従来と同じ運転間隔です。
この連節バス投入は混雑緩和と同時に、例のMariahilfer Straßeの新しい交通規制に対応する施策だろうと思います。
U2が延長開業するまで、このエリアでは13Aが頼り。2014年12月に予定されているWien Hauptbahnhofの本格開業により、WestBahnhofから西方面の優等列車がHauptbahnhof に移ることになっているため、13Aは需要が更に増すと思われます。
ところで13Aは、その昔は13系統という路面電車でした。その後、バスに転換されましたが、一時、写真のような2階建てバスが投入されていました。
当時から需要の多い路線だったことがわかります。それだけに今回の連節バス投入には、大きな期待がかかっています。
なお、2014年9月現在、新型連節バスCitaroが運用されている路線は、8A、9A、12A、57A、64Aです(12Aと64Aは在来型のバスと併用)。
※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります
Comments