« 変わった湖上射撃大会“Wasserscheiben Schießen” | Main | これが本当の「お役所仕事」? »

September 16, 2014

田舎の駅ナカ

Img_2014_08_5469_001

今日は「駅に付帯した商業施設の話題」をお届けしましょう。

日本ではJRを中心に「駅ナカ」が大繁盛だそうですが、こちらでもウィーンではBahnhofCityという駅付属の商業施設建設が盛んに行われています。日本のように改札口の中と外という概念がないので、実質、駅ナカみたいなものですが‥

これは地方のHauptbahnhof(中央駅)でも似たような傾向が見られますが、ウィーンほど大規模な開発は進んでいないようです。

さて、先日、開業120周年を迎えるムールタールバーンの話題をお伝えしましたが、とにかく地方のローカル線ですから、あらゆる機会を使って収入増加と経費削減を図っています。

Img_115_0012_001_2

経費削減という観点では、定期列車のワンマン運転化や駅の停留所化などが、代表でしょう。経費削減といっても安全運行にかかわる部分は省略する訳にはいきませんから、大変です。

一方、収入増という観点で行われているのは、「駅舎の貸出」です。ただ、今では駅舎が残っている駅そのものが少なくなってしまっていますが‥

Img_2007_08_8890_001a_2

最もポピュラーなのが、ご存じ飲食店でしょか。本社があるMuruには、昔からオーストリア料理を提供するBahnhof Restaurantとタバコ屋さんがありました。

しかし、列車本数が少ない上に、駅周辺に民家が少ないため経営が苦しかったようで、Bahnhof Restaurant は2011年に廃業し、2枚目の写真のような「テナント募集中」の看板が駅に掲げられている時期がありました。

その後、2012年になって、アジア料理店がテナントとして入り、「LeckerAsia」として復活し、現在に至っています。タバコ屋さんの方は昨年までは継続営業していたのですが、今年、訪ねたところ廃業していました。こちらは廃業しており、代わりにタバコの自動販売機が設置されていました。

Img_2007_08_8904_001

また、終点のTamswegにはBahnhofstüberlという名前の小さなスナックバーが入っています(j左の写真)。

ムールタールバーンの駅ナカで異色の存在はSt. Lorenzen ob Murau駅でしょう(トップの写真です)。現在、駅員さんは常駐していないようですが、駅舎は健在。まず、観光案内所が入っていますが、これは妥当な選択。

Img_2009_08_6205_001

そして、隣には何と「CleanCut」という美容室がテナントとして入っているのです。しかも、最近できたのではなく、2009年にFeriがはじめて訪問した時から、美容室が入っていました。

ただ、当時の屋号は「Dagmar Pain」。美容室という業態はわかりませんが、屋号が変わっているので、もしかするとオーナーさんが変わったのかもしれません(田舎なので、単なるリニューアルに合わせて屋号を変えた可能性もありますが‥)。

Img_2014_08_5468_001

St. Lorenzen ob Murau駅周辺は冬のスキーリゾートなので、いわゆる商業施設は極端に少ないところです。恐らく町で唯一の美容室だと思います。また、駅が町の中心部にあります。そういう意味では、需要が高いのでしょうね。実際、Feriが見ていた短い時間でも、お客さまが入っていきましたので‥

このほか、ムールタールバーンには列車の交換と蒸気機関車への給水設備を持つStabl an der Muru駅にも立派な駅舎がありますが、こちらについては、今のところテナントが入っていないようです。ここも駅周辺の人口が少ないので、テナントが入りにくいのかもしれません。

それにしても小さな駅に美容室が入っているのを発見した時は、さすがのFeriも驚きました。こういった努力により、今後もムールタールバーンが残ってくれることを祈らずにはいられません。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

街角の話題 |

« 変わった湖上射撃大会“Wasserscheiben Schießen” | Main | これが本当の「お役所仕事」? »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 変わった湖上射撃大会“Wasserscheiben Schießen” | Main | これが本当の「お役所仕事」? »