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September 22, 2014

再生可能エネルギー事情

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今日は「再生可能エネルギーの話題」をお伝えしましょう。

このブログでもご紹介したことがありますが、オーストリアでは再生可能エネルギーの導入に力を入れています。ブルゲンラントやニーダーエスターライヒでは、風力発電所をよく見かけます。

風力発電所は、強風が吹く場所よりも安定して風が吹く場所の方が適しているそうなので、比較的平地が多いブルゲンラントやニーダーエスターライヒにウィンドファームが開設されているようです。

現在、オーストリアには872箇所の風力発電施設があり、合計1684 MWの電力を生み出しています。風力発電所が多いブルゲンラント州では、2013年から1年間に消費している全電力以上の電力を風力発電で発電しているそうです。

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写真はブルゲンラントのウィンドファームですが、林立する風力発電施設は壮観です。これらの風車は電力供給に寄与しているのですね。

逆に山岳地帯のザルツブルク州などでは、風力発電所は見かけません。ザルツブルク州の場合、比較的多いのは太陽光発電。

ただ、Feriは、こちらでメガソーラーは見たことがないのですが、最近、農家など、一般の家屋で太陽光発電を取り入れているところが増えてきました。

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これは、オーストリア政府が2012年に打ち出した新しいいグリーン・エネルギー法(Green Energy Act)が関係しているようです。

この法案は500 kWを超える太陽光発電システムについてはFIT(固定価格買取制度)の対象外とし、一般家庭や事業所への太陽光発電システム導入を促進しようというものです。

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恐らく補助金も含めて、一般家庭にも導入するメリットが増えたことから、山岳地帯の農家やホテルなどでも採用が進んだのでしょう。写真は、今夏、訪問したシュタイヤマルク州Krakauebene周辺で撮影したものですが、太陽光発電のパネルが結構、見られますね。

ただ、夏と冬で日照時間が極端に異なるオーストリアの場合、一般家庭で太陽光発電を導入した場合、どの程度の節約になるのかは、わかりませんでした。

左下の写真はLungauで見かけたものですが、太陽光発電ではなく、太陽熱を使って温水を作っているご家庭のようです。もちろん、これも再生可能エネルギーですね。

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オーストリアの場合、風力や太陽光だけでなく、持続可能性を考慮して、特産の木材を使った固形バイオマス、伝統の水力といった再生可能エネルギーにもは力を入れており、現在では、オーストリアの総エネルギー消費の1/4以上が再生可能エネルギーによって賄われているそうです。

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政府が再生可能エネルギーの導入を積極的に推進しているため、日本ではあまり紹介されませんが、オーストリアにも太陽光を利用したエネルギーシステムを製造・販売している会社あります。

ケルンテン州に本社があるGREENoneTEC Solarindustrie GmbH は、ハイクオリティーな太陽熱収集機を製造するオーストリアでも有数の企業で、現在40ヶ国に輸出されています。

また、1997年に設立された、GEO-TEC Solartechnik GmbH は高品質の太陽エネルギー収集器を製造していることで知られています。

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さらにグラーツに本社があるS.O.L.I.D. は、温水供給、部屋暖房、熱供給(広域集中暖房用)、熱冷却装置といった大規模な太陽エネルギープラントの設置、納入、運営を行っています。

そう言えば、太陽熱を利用した再生可能エネルギーの導入ですが、EUのうちでは、オーストリアはドイツに続いて2位、世帯当たりでは1位になっている‥という話を耳にしたこともあります。

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今後の取り組みですが、ニーダエスタライヒ州では、再生可能エネルギーの割合を、2030年までに30%から50%へ増やし、2050年までには域内の発電で100%賄うことを目指しているそうです。

ところで、ウィーンの一般家庭での取り組みですが、実は意外と集合住宅や戸建て住宅でも再生可能エネルギー設備を導入しているところを見かけます。

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ただ、屋上などに設置されていることが多く、街を歩いていても、見えませんが‥ ウイーンでは暖房などにも温水を使うため、太陽光発電よりも、ボイラーを補助する太陽熱温水器の設置が多いような気もします。

左の写真は、集合住宅の屋上に取り付けられた太陽熱温水器です。

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もっともFeriは、各種の統計データーを、詳しく調べた訳ではないので、断言はできません。一方、右側の写真は、Feriが贔屓にしている某ホイリゲで見かけたもの。

さて、最後の写真ですが、ウィーンの風景です。左に見えるのが最新のコージェネレーション方式発電所のKraftwerk Donaustadtです。

そしてシュテファンドームを挟んだ反対側の奥には風力発電施設が見えますが、今のオーストリアを象徴している感じがします。

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