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September 19, 2014

ウィーン路面電車博物館がremiseとして新装オープン

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今週末、ウィーンではイベントが目白押しです。先日、ご紹介した「Mistfest」の他、20日にはHeldenplatzで「Tag des SPORTS」というスポーツイベントが大々的に開催されます。

さらに21日には「Velothon vienna2014」が開催されますが、Schottentor-Schwarzenbergplatz間のリンクが路面電車も含めて一部、通行止めになるため、観光客の皆さま、ご注意ください。

さて、先日、オープニングフェスティバルの予告を行ったウィーン路面電車博物館(Wiener Strassenbahn Museum)改め「Verkehrsmuseum der Wiener Linien」(交通博物館)が9月17日から正式に営業を始めました。

さっそく、Feriも訪ねてきたので、その様子をお伝えしましょう。「Verkehrsmuseum der Wiener Linien」には「remise」という愛称がついています。

Remiseに到着したところ、博物館の外観は、従来の古い車庫を転用した路面電車博物館時代と全く同じで一安心。

以前、倉庫だった左側の建物がエントランスホールになっており、ここがミュージアムショップを兼ねていました。気になる入場料は大人6Euroです(このほかに各種の割引料金も設定されています)。

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従来の展示施設であった古い車庫については、外観は一切手を加えておらず、昔のままですが、照明などが増設されており、従来よりは見せ方を工夫しているように感じました。

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また、新たに第1ゾーン(都市交通の黎明期)から第14ゾーン(地下鉄の時代)まで年代別に展示ブースが設けられ、展示車両の配置もゾーンのテーマに合わせたものに変更されていました。

ただし、従来の施設内に展示ブースを増設した上に、車両を関連した場所に移したこともあり、車両の写真は、従来以上に撮影しづらくなりました。この点、鉄道ファンの皆さまには残念かもしれません。

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とは言っても展示ブースには従来、見たことがないような写真や図版、ポスターなどが展示されており、映像による情報も提供されています。こちらの内容的には、大変興味深いものも多いですね。

今回、交通博物館に衣替えしたこともあり、実車は入っていませんが、SバーンやKahlenberg Bahnに関する展示も加わっていました。

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面白かったのは、1950年代後半、次世代の都市交通として地下鉄かモノレールかという議論がなされたということ。

結果として、Wiener Linienでは地下鉄を採用した訳ですが、モノレールを採用していたら景観はずいぶん変わっていたことでしょう。イラストを見る限りでは、ギュルテルに沿って走る現在のU6をモノレールで建設しようと考えていたようです。

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また、第二次世界大戦当時(ドイツ併合時)の展示ブースには、戦時中の写真に混じって、1939年にKarisplatz付近に、地下鉄を建設する計画があったことが紹介されていました。現在のU1と同じ発想だったのには驚きです。

さて、今回の目玉展示施設が地下鉄に運転シミュレーター。14ゾーンのブースにあり、U1とU2の2ラインが設定されています。

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日本でおなじみの鉄道運転シミュレーターと異なり、ワンハンドルコントローラーの操作で実際に速度が変わるのではなく、スクリーンに映し出される指定速度に合わせてコントローラーを操作するものです。

指定速度よりも低いとアップ、高いとダウンの指示がスクリーン上の計器板に出ます。つまり計画ダイヤ通りに速度をコントロールする腕を競うシミュレーターです。

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ご丁寧に運転終了後、「計画ダイヤに何%忠実に運転できたか」が採点される仕組みになっています。Feriもやってみたが78%でした。ちょっと不満。

バスについては、ボンネット型のオールドタイマーと連節バス、旧市内を走っていたミニバスが展示されていました。

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動態保存車両の車庫は、通常、公開されておらず、二つの展示車庫には静態保存の車両のみが入っている感じです。展示ブースが入ったため、展示車両の入れ替えや移動は、かなり大変だと思います。

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帰りにミュージアムショップを訪問しましたが、古い写真なども販売されていますが、最近のものは地下鉄関連のグッズが中心です。

笑ってしまったのが優先座席のピクトグラムをプリントしたTシャツ(24.9Euro)。また、Wiener Linien特製の車両レゴも販売されていました。これは新機軸ですね。

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Remiseですが、水曜日(9時00分~18時00分)、土曜・日曜日(10時00分~18時00分)、祝日(10時00分~18時00分)の開館となっています。

また、団体の場合、予約を入れれば、上記の開館日意外でも見学できるようです。これは地元の学校単位での見学などに対応したものだと思います。

さて、remiseの評価ですが、微妙な感じですね。何しろ保存車両の数が多いのがウリですが、展示ブースの関係で若干手狭になってしまったことが残念な気もします。ただ、展示物に興味深いものが多いので、一度は訪問しても損はないと思います。

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Comments

追加の情報です。

VERKEHRSMUSEUM REMISEですが、博物館内のShopについては、博物館とは営業日・時間が異なります。

-月曜日・火曜日:9:00~15:00
-水曜日:9:00~18:00(博物館営業)
-木曜日・金曜日:9:00~15:00
-土曜日・日曜日:10:00~18:00(博物館営業)

博物館が営業していない日でもShopだけオープンしているので、グッズをお求めの方は、利用しやすいかと思います。

Posted by: Feri | October 02, 2014 11:26

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