お山のホイリゲは冬眠に‥
10月最後は、Feriが深みにはまりつつある「ホイリゲの話題」をお伝えしましょう。
先週末に夏時間から冬時間に切り替わり、いよいよオーストリアも冬を迎える準備が整いました。10月は全般的に気温の高い日が続き、天気の良い日は汗ばむほどでした。実際、半袖で歩いている人も沢山見かけましたね。しかし、最終週になるとさすがに寒くなってきました。
さて、季節営業のホイリゲは、先週末あたりで2014年の営業を終え、冬期休業(冬眠)に入りました。
Feriが贔屓にしているOttakringの山にあるホイリゲも、残念ながら冬期休業に入りました。冬期休業がわかっていたので、Feriも名残を惜しむため、何回か出かけました。
足繁く通ったお陰でしょうか? 最近では座るとすぐに、お気に入りのGRÜNER VELTLINERが出てくるようになりました。
10月の週末は比較的天気に恵まれた日が多かったため、冬期休業に入るホイリゲは、週末、大賑わいでしたね。予約がたくさん入っているため、一人でフラリと出かけるFeriは、基本的に相席もしくは予約のお客さまが来るまでの時間、席をお借りします。
ウィーンの黄昏、のんびりとGRÜNER VELTLINERを楽しむ‥ 最高の贅沢です。そう言えば、ウィンナーリートにはワインやホイリゲが歌詞に入っている作品が沢山あります。
例えば、映画「会議は踊る」で使われた有名な主題歌「Das muß ein Stück vom Himmel sein」(日本では「新しい酒の歌」と意訳されていますが‥)。
映画では、ウィーン会議に出席するためにやってきたロシア皇帝アレクサンドルⅠ世と手袋屋の娘クリステルが、とあることから知り合い、お忍びでウィーン郊外のホイリゲに出かけ、そこで披露される曲です。
“世界の中心にあるその街で、ほろ酔い気分に身を浸すと ほらわかるでしょう。天国から地上にこぼれ落ちたもの ウィーンの街とワイン 両方には天国のような魅力が潜んでいるので、この世のものとは思えない‥”
正にFeriの心情を、そのまま表した歌ですね。
お山のホイリゲは冬眠に入ってしまいますが、街中のホイリゲはクリスマス休暇までは大丈夫。逆に寒くなってくると温かいホイリゲで冷えたGRÜNER VELTLINERを飲むのも、これまた格別です。
馴染みになったホイリゲのおばちゃん達も温かく迎えてくれることでしょう。
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