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October 21, 2014

バーデン市劇場「ワルツの夢」 プルミエレポート(上)

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今シーズン、オペレッタが激減してしまったフォルクスオーパーに変わり、例年通り、オペレッタを期間を区切って上演しているバーデン市劇場。

2014/15シーズンのスタートを飾るのは、オスカー・シュトラウス作曲のオペレッタ「ワルツの夢」(Ein Walzertraum)です。

フォルクスオーパーでは2012/13シーズンに、同演目のプルミエが行われました。ロベルト・マイヤーさんの演出で、Feriも気にいった演目だったのですが、残念なことにレパートリーにはなれず、今シーズンは上演されていません。

しかし、フォルクスオーパーのオペレッタ・プルミエレポートの前にバーデンが来るとは‥

当日指揮はMichael Zehetnerさん。演出はDaniel Pascalさん、舞台装置はGeorg Lindorferさん、振付はBohdana Szivaczさん。

主なキャストは、以下の通りです。

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-ヘレネ姫:Frauke Schäferさん
-ニキ中尉:Christian Sturmさん(10月24日、11月8日はSebastian Reinthallerさん)
-フランツィ:Simona Eisingerさん
-ヨアヒム大公:Rupert Bergmannさん
-ロタール伯爵:Beppo Binderさん
-フリーデリケ:Sylvia Rieserさん
-モンチ中尉:Maximilian Mayerさん
-ヴェンドリン(大公の侍従長):Robert Sadilさん
-ジギスムント(大公の侍従):Franz Födingerさん
-フィフィ:Alice Wagingerさん
-アンネル:Anú Sifkovitsさん

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バーデンの場合、舞台が狭い上に、大規模な舞台設備がないため、場面転換が大変です。そこで、基本的に吊し物と照明によって変化を付けるパターンを採用しており、今回も、この方式でした。

オープニングは、現在は博物館となっているヨアヒム大公の館。奥にはウィンナー・ダーメン・カペレの大きな絵、その前にはニキの制服が飾ってあります。化粧室の係にはフリーデリケ、博物館の係員にはジギスムント、清掃係はヨアヒムです。

そこへニキ夫妻が登場。ヘレネが化粧室へ行っている間にフランツィがヴァイオリンをもって登場。ニキに記念写真を撮ってくれるようにせがみます。

フランツィが去り、ヘレネが戻ると、館の使用人が大挙して登場。清掃係に扮したヨアヒムが現れて、一挙に話は当時にタイムスリップ。

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最初はちょっと心配でしたが、本編に入ってからは、オーソドックスな演出でした。舞台装置もシンプルながら、雰囲気がでています。なお、今回は、2幕の途中で休憩を入れるパターンでした。そのため、前半1時間、後半1時間という時間配分です。

本編に入ってからの服装は、いわゆる当時に雰囲気を再現したもので、ウィーン勢は白と赤が基本。ドイツ勢は地味なグレーやグリーンという感じです。

しばらく、ニキを中心にヨアヒム大公、ロタール伯爵、ヴェンドリン、ジギスムントらとのやり取りが続きます。その後、場面は変わり、婚礼の衣装選びをするためにヘレネ姫がフリーデリケと登場。そこへ、ニキがこっそりやってきて、ヘレネと出会います。

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婚礼の衣装選びが終わり、ヘレネが立ち去るとモンチがやってきて、ニキにウィンナー・ダーメン・カペレの話をし、懐かしいウィーンの話題で盛り上がります。

余談ですが、フォルクスオーパー版では、浮かれた2人でワルツを踊る場面で、フリーデリケが、2人が同性愛者ではないかと誤解し、卒倒する場面が設定されていますが、こちらは、ごく普通。しかし、ニキとモンチの動向が気になるヨアヒム家の人々。

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吊し物が上がるとウィンナー・ダーメン・カペレが演奏しているレストランのシャニガルテンになります。

今回、フランツィとフィフィ以外は、実際に演奏できるメンバーを起用しているようでした。休憩後の後半ですが、途中、舞台上でアコーディオンを実際に弾きながら物語が進む部分がありましたが、これは効果的でしたね。

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舞台装置のイメージは、エピローグで館に架かっていた絵から、実際にダーメン・カペレが飛び出してきたような感じです。

2人がやってきたとき、残念ながらダーメン・カペレは休憩に入ったところ。しかし、フランツィを見つけたニキは意気投合し、どこかへしけ込んでしまうところで、休憩となります。ここまでテンポの良い展開です。

久しぶりのオペレッタのプルミエなので、Feriも気合いが入り、ちょっと長くなってしまいました。後半は明日、お届けします。


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