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October 25, 2014

山間を走る小さなPostBus

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今日は、オーストリアの公共交通機関として昔から親しまれた「PostBus(郵便バス)の話題」です。

民間の公共交通機関がない山間部の寒村まで、きめ細かく回っており、日常生活にも欠かせないものです。ご存じの方も多いと思いますが、郵便馬車から派生したもので、元々の目的はオーストリアの隅々まで郵便物の運ぶが主目的。

それにお客さまも同乗させるところから始まったようですが、今では旅客輸送に特化しており、名前だけがが残っている‥という状況です。

しかも、郵政民営化に合わせて、経営母体もÖBBに移管されました(持ち株会社の傘下に入っています)。このPostBusですが、最近では新型バスの投入も目立つようになりました。

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Feriもレンタカーを使って移動するようになる前、ザルツカンマーグートなどではPostBusのお世話になっていましたが、当時を振り返ると、最近の車両はレベルが上がっていると思います。

PostBusですが、通常の路線では、標準化された大型バスが使われるのが一般的です。本来ならば路線需要に合わせて車両を使い分けた方が効率が良いのでしょうが、Feriが見る範囲では利用者の数に関係なく、大型バスが投入されていることが多いですね。

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しかし、道の狭い山間部ではすれ違いが大変なこともあり、例外的に小型バスが使われているところがあります。

Feriが毎夏訪れるLungauは鉄道路線が少ないため、PostBusの活躍が目立つエリアです。その中でも、高原のリゾート地、プレーバーゼー(Prebersee)へ向かう路線(740系統)には小型バスが投入されています。

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正直、地域住民のほとんどは自家用車で移動するような地域に、よくバス路線が維持されていると思います。さすがに本数は少ないですが‥

麓のTamswegからPreberseeへ向かう道路は、狭い上に坂が急なので、小型バスの方が取り回しが良いのでしょう。

写真をご覧になるとおわかりのようにメルセデス製で、T1Nと呼ばれる車両のようです。乗客用の出入り口は運転台のところにあり、大型両開きのプラグインドアが採用されています。

興味深いのは車体後部にも扉があること。車内を見ることができなかったので、どのような構造になっているのかはわかりませんが、車体が小さいので、もしかしたら車いすなどは、後ろからスロープを使って搭載するのかもしれません。

後日、調べたところ、これと同タイプのバスが大阪市にも導入されていたことがあるようです(真っ赤な車体だったことから「赤バス」と呼ばれていたそうです)。

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ちなみに、この時は、Preberseeに遊びに来た若い女性グループが乗っていました。Feriは、てっきり折り返しも営業するのだと思っていたのですが、この時間帯、折り返しは回送になっていました。

なお、最後にお目にかけるのは、PostBusの車両と、似たタイプのシュタイヤマルク州営鉄道(Steiermärkische Landesbahnen)のミニバスです。乗降扉や窓の大きさなど、仕様が若干違うようです。


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