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November 01, 2014

“Da komm‘ich her!”自国産の青果を食べよう

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今日は「食料品の話題」をお届けしましょう。

最近、BILLAなどのスーパーマーケットに行くと「Da komm’ ich her!」と書かれたPOPがステッカーが張ってある青果をよく見かけるようになりました。

また、バス停にある広告でも写真のように「Da komm‘ich her!」を、大々的にプロモーション中。しかも、興味深いのはBILLA、MERKUR、ADEGなどの大手スーパーマーケットが共同で名を連ねている点です。

チェーンの垣根を越えた展開なので、Feriは、例のロシアへの輸出禁止で問題になったリンゴに続く消費愛国主義的なキャンペーンなのかなと思っていました。

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その後、ちょっと気になって調べたところ、政府主導のキャンペーンではなく、オーストリア産の青果を、ウィーンの人達にもっと食べてもらおうという趣旨で、民間企業が推進しているブランディング戦略であることがわかりました。

具体的には、各州の名産品を選定し、「Da komm‘ich her!」という共通のブランドで売り出そうというものです。仕掛けているのはDelikatessa GmbHというマーケティング会社のようです。

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「Da komm‘ich her!」のロゴは、オーストリアの地図に国旗(または州旗)をあしらったもの。特定の州で生産された青果をアピールする場合は、地図にも州の部分に網がかかっています。なかなか消費愛国主義的なデザインですね。
日本でも「大間のマグロ」「関鯖」に代表される食材料のブランド化が進められていますが、いずれも地域単位で行っているため、地域名を関した名前が中心で、統一されたブランド戦略は採用されていません。また、行政や農協などが関与していることが多く、民間にブランディング化を任せているケースは少ないようです。

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「Da komm‘ich her!」の面白いところは、地域を越えた国単位のブランディング戦略というところでしょう。実際、「Da komm‘ich her!」のWebサイトを見ると、「Da komm‘ich her!」で売り込んでいる青果を使ったレシピなども紹介しており、多角的な取り組みであることがわかります。

また、この会社では、他のオースオトリア産食材についてもブランディング化を進めているようです。さて、この取り組みを通してマーケティング会社の思惑通り、オーストリア産の青果がウィーンの皆さんから支持を集めるかどうか、ちょっと気になるところです。


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