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December 08, 2014

九州で活躍するRosenbuerのパンター

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今日は「日本で活躍するオーストリアが誇る工業製品の話題」をお届けしましょう。

このブログでも、以前、ご紹介しましたが、オーストリアにも世界的に大きなシェアを誇る工業製品があります。その一つが、>Rosenbauer社が製造している空港などで活躍する特殊消防車です。

Rosenbauer社は消防車のみならず、消防関連機器を製造・販売する総合メーカーですが、日本にも同社の特殊消防車が入っています。

Feriの親友で航空ファンのTさんが、11月30日に北九州にある航空自衛隊築城基地の航空祭(オープンハウス)に行ったのですが、その際、最近配備されたRosenbauer社の破壊救難消防車パンター6×6が展示されていたよと連絡をくれました。

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破壊救難消防車とは、空港用化学消防車の航空自衛隊独自の名称です。役割は万が一、飛行場で離着陸時に事故を起こし、火災になった航空機の消火を行い、搭乗員を救助するための消防車です。

通常の消防車と異なり、搭乗員の救助が目的なので、いち早く燃えさかる航空機に接近しなければなりません。

そのため、運転室の上部には放水距離80メートルを誇るターレット(放水銃)が設置されている他、バンパー部分にもターレット(こちらは放水距離40メートル)も設置されています。

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通常、航空機で火災が発生すると滑走路などにも燃料が流れて火に包まれるため、航空機のみならず、機体と同時に地上の消火も必要になるそうです。

Tさんの話によると、展示してあったRosenbauerの破壊救難消防車の前には案内パネルも設置されており、ちゃんと「オーストリア ローゼンバウアー社製」と書かれていたそうです。また、子供さんを対象に、運転室の見学も個々なわれ、長蛇の列ができていたとか。

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従来の破壊救難消防車が、どちらかと言うと実用一点張りの角形ボディだったのに対し、パンターは流線型のデザイン。子供さんでなくても、「なかなか格好が良い消防車」です。

見学した皆さん、オーストラリアではなくて、オーストリアですよ。間違えないでね。

あまり活躍して欲しくない装備ですが、万が一の際には、人命救助の最前線に立つ装備だけに、オーストリアの技術が役立っているのはFeriとしても嬉しい限りです。

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ただ、この手の車両は、訓練で活躍しても、本番を迎えることなく生涯を終えることがベストなのは言うまでもありません。

なお、車体にはRosenbauerのロゴが描かれている他、輸入元のTeisen(帝国繊維株式会社)のロゴも入っていたそうです。余談ですが、テイセンは、その名前からは想像できませんが、日本を代表する防災機器メーカーです。

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異国の地、日本で活躍するRosenbauerのパンター‥オーストリアに惚れ込んでいるFeriとしては、ちょっとニヤッとする親友からのニュースでした。

私個人の見解ですが、防衛装備品も「何でもかんでも国産」という発想ではなく、良いものは友好国から積極的に導入して、開発コストを下げるという考え方の方が、納税者の納得感が得られるような気がしています。

オーストリアには優秀な装甲車もあるので、陸上自衛隊も採用しませんかねぇ。

オマケの写真は、当日、会場に展示されていた菊人形ならぬ「菊戦闘機」です。隊員さんが丹精込めて作ったのでしょうか。平和な日本らしい展示と言えるでしょう。


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