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January 09, 2015

自転車専用公共ガレージがありました

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今日は「駐輪場の話題」をお届けしましょう。

日本でも最近は都市内の交通機関として自転車を見直す動きが出てきているそうですが、まだまだ自転車に関するインフラ整備は不十分な気がします。しかも、日本の場合、マナーが確立されていないため、歩道を我が物顔に走っているケースや、車道を逆走しているケースなどがありますね。

一方、ウィーンをはじめとするオーストリアでは、昔から自転車の活用が盛んなので、マナーがある程度確立している上に、インフラの整備も十分行われています。今回ご紹介する駐輪場も、その一つ。

中心部の駐輪場は、歩道に設置されているケースが多く、基本的にロックは自分自身が持っている鍵を使うのが原則となっています。今回、ご紹介するのは地下鉄U4のHietzing駅(14区)で見かけたものです。

写真をご覧になるとおわかりのように、屋内方式の駐輪場となっている点です。事実上、自転車専用ガレージですね。

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正式名称は「Fahrradabstellanlage Kennedybrücke」と言います。驚くのは、自動車用ガレージと同じく、出入り口にゲートが設けられているのです。

つまり、利用者以外はガレージ内に立ち入ることができない仕組みになっています。これは盗難防止という観点では高い効果が期待できますね。なお、監視カメラも設置されているので、セキュリティは万全です。

ちなみに、この駐輪場は100台の自転車を収容できるようになっています。

気になる利用料金ですが、24時間1Euroと、かなり安く設定されています。料金の支払いには現金の他、各種クレジットカードも利用可能となっています。もちろん継続利用者用のパスも販売されているのは言うまでもありません。

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こちらでも、残念なことに自転車の盗難が多いようで、その対策として鍵でロックするだけでなく、駐輪時には車輪やサドルを取り外すといった自己防衛策をとる人もいます。

その点、利用者以外、構内に入ることができない駐輪場はセキュリティ面で有利だと思います。

しかし、有料の自転車専用ガレージの前に自転車を放置している人がいるのが、ご愛敬。

日本の場合、有料方式でも、構内には自由に入ることができるようになっているところが多いですが、このあたり、セキュリティに対する考え方の違いが読み取れて、興味深いところです。

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Hietzingは都心から少し離れているので、自家用車のパーク・アンド・ライドではありませんが、自宅から駅まで自転車で来て、ここに自転車を預けて、あとは地下鉄を利用するという住人が多いようです。

運営は、駐車場(ガレージ)の運営を行っているWipark Garagen GmbHというウィーン市の外郭団体(会社)が行っています。ちなみにWiparkが運営している自転車専用ガレージは、今のところFahrradabstellanlage Kennedybrückeだけのようです。

ご存じのように、現在、ウィーンではCityBikeのステーションが各地にあるため、自分の自転車にこだわりがない場合は、こちらを利用した方が便利なことがあります。

また、無料の駐輪場が多数設置されているので、盗難の件をあまり気にしないのであれば、こちらを使う手もあります。そう考えると、有料の自転車専用ガレージは、今後、あまり普及しないかもしれません。


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