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January 12, 2015

番外編 日本のオペレッタ公演情報

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今日は日本は祝日なので、二本立てで「日本のオペレッタ公演にまつわる話題」もお届けしましょう。

日本オペレッタ協会が活動を停止してから、日本では定期的にオペレッタを観ることが極めて難しくなりました。

最もウィーンでも、上演回数が減っているので、日本でのオペレッタ上演が厳しいのは当然かもしれませんが‥

そんな中、1月末から2月末にかけて、東京で大規模な公演が二つ行われることになりました。日本のオペレッタファンの皆さまは、ご存じかと思いますが、情報提供ということで‥

○新国立劇場「こうもり」(1月29日~2月8日、5公演)
新国立劇場では、時々、「こうもり」を上演することがありますが、2014/15シーズンには久しぶりにレパートリーとして取り上げられました。

演出は、ハインツ・ツェドニクさんなので、前に上演されたものと同じ演出です。Feriも以前、観たことがありますが、なかなかきれいな舞台でした。

が、識者がビックリ。フォルクスオーパーでご活躍中のアルフレート・エシャヴェ(Alfred Eschwé)さんが登場します。エシャヴェさんが、どの程度、日本のオケにウィーン風の味付けができるか‥興味がありますね。フォルクスオーパーのオペレッタ上演が少なくなったので、日本へいらっしゃったのでしょうかね。

主な出演者は、以下のとおりですが、主要な役はすべて外来の歌役者さんです。まぁ、その方が安心ですが‥

-アイゼンシュタイン:アドリアン・エレートさん
-ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインプレヒトさん   
-フランク:ホルスト・ラムネクさん
-オルロフスキー公爵:マヌエラ・レオンハルツベルガーさん
-アルフレード:村上公太さん
-ファルケ博士:クレメンス・ザンダーさん
-アデーレ:ジェニファー・オローリンさん
-ブリント博士:大久保光哉さん
-フロッシュ:ボリス・エダーさん
-イーダ:鷲尾麻衣さん

アレクサンドラ・ラインプレヒトさんのロザリンデ、ボリス・エダーさんのフロッシュなどは、期待できますね。
しかし、チケット料金を見てびっくり仰天。S席が23760円‥ まぁ、「物価が高い日本」ではありますが‥以下、自粛。

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○東京藝術劇場「メリーウィドウ」(2月22日)
こちらは、わずか1回だけの公演。東京芸術劇場シアターオペラシリーズvol.8として「メリーウィドウ」が上演されます。ちなみに東京藝術劇場では、2013年の東京を舞台にした「こうもり」を上演しており、その続編だそうです。そのため、舞台は東京。

チラシによると、「20××年、東南アジアの小国ポンテヴェドロは先の世界的経済危機のせいで深刻な不況に陥っていた。積極的な金融緩和による国際企業誘致でここ数十年に渡って発展を遂げたこの多民族国家は、この不況によって国家破綻の危機を迎えていた。そんななか、国を最後まで支えていた大物投資家が突然死去したとの一報がもたらされた。彼の持つ莫大な黄金が同国を離れてしまえば、他の投資家たちも一斉に沈没船から逃げ出すのは確実。焦ったポンテヴェドロ政府は資金をつなぎ止めるべく、投資家の未亡人がいる日本大使館に急きょ未亡人を同国に留め置くための司令を出したのだったが‥」となっています。

新国立劇場の「こうもり」がオーソドックスな演出であるのに対し、こちらは、日本バージョンにアレンジメントしているのが特徴です。

ある意味、オペレッタなので、こういった大胆な演出があってもよいと思います。ただ、オリジナルを知っている人を唸らせるような演出になっているかどうかがポイントになりますが‥ ちなみに演出と台本は、狂言界のプリンス・茂山童司さんが担当しているそうです。

本作品は、石川県音楽文化振興事業団・金沢芸術創造財団と東京藝術劇場の共同制作です(そのため、2月28日には金沢公演があります)。演奏は読売日本交響楽団(東京公演)、オーケストラ・アンサンブル金沢(金沢)です。

この公演ですが、演出に加えて、出演者が興味深いところ。指揮はミヒャエル・パルケさんですが、発表されている主な出演者は、以下のとおりです。

-ツェータ:セバスチャン・フップマンさん
-ヴァランシェンヌ:小林沙羅さん
-ダニロ:ペーター・ボーディングさん
-ハンナ:小川里美さん
-カミュー・ド・ロション:ジョン・健・ヌッツオさん
-カスカーダ:城 宏憲さん
-ラウール・ド・サンプリオシュ:晴 雅彦さん
-ニェーグッシュ:戸田ダリオさん
そして、スペシャルゲストとして、メラニー・ホリデーさんのお名前が‥

公演チラシを見ると、ヴェランシェンヌやカスカーダ、サンプリオシュは役の上でも日本人、ハンナも日系ポンテヴェドロ人。これならば日本人が出演しても違和感はありませんね。しかし、どんな展開になるのか興味がありますね。後日、どなたかご覧になった方のご感想を伺いたいものです。


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オペレッタ |

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Comments

Feriさん こんにちは

1月末からの「こうもり」、初日の切符を買ってあります。
一番寒いこの時期、マチネーのほうがと思ったのですが、
1日と8日は日曜日で、4日は学校団体がS・A・B・C・D
にまんべんなく入るとの予告。なので、消極的な初日に。

Feriさんのリコメンドで、ワクワクしつつ行ってきます。
ぷいい

Posted by: ぷいい | January 14, 2015 at 12:38 PM

ぷいいさま、こんにちは。

29日の初日に観賞ですか。Alfred Eschwéさんが、日本のオケを振るのは珍しいと思うので、こちらも興味がありますね。

Feriの友人は1日のマチネに行くような話をしておりました。ご鑑賞後、ぜひ、コメントをお寄せいただけると幸いです。

Posted by: Feri | January 14, 2015 at 04:36 PM

こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいております。

日本オペレッタ協会ですが、来月復活するそうですよ。
http://www.rihga.co.jp/tokyo/event/detail/gala_concert.html

今年はカールマンの「伯爵令嬢マリッツァ」が日本オペレッタ協会、東京オペレッタ劇場、中国二期会、ムジカ・チェレステによって上演されるようです。
あと珍しい演目は東京二期会がウィーン気質をやるくらいですか。
地方だと3月に鹿児島オペラ協会が「こうもり」をやります

Posted by: U4 | January 17, 2015 at 01:42 AM

U4様、情報提供、ありがとうございます。

何とか日本でもオペレッタ公演が続いてもらいたいですね。

Posted by: Feri | January 17, 2015 at 07:46 AM

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