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March 07, 2015

番外編 FOODEX JAPAN 2015 オーストリアパビリオン訪問記

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最初に高架橋崩落事故により不通になっていたÖBBのBruck an der Mur-Graz間は、復旧工事が完了し、3月7日から平常ダイヤに戻りました。ÖBBのホームページからも、同区間の臨時運行情報は削除されています。

さて、毎年、この時期、日本で行われている「国際食品・飲料展」FOODEX JAPANが、今年は3月3日から6日間、千葉市幕張メッセで開催されました。Feriの友人が関係者なので、同展を見学し、レポートを送ってくれたので、オーストリアパビリオンの模様をご紹介しましょう。今年は40回目に当たる節目の開催。国内約1100社、海外約1700社が参加したそうです。

友人が行ったのは「オーストリアワインセミナー」が開催された3月4日です。

海外からの出展は基本的に国毎にパビリオンを設け、そこに集中展示するパターンが一般的です。ヨーロッパ勢では、日本人にも人気のイタリア、スペイン、フランスの各国パビリオンがかなり大きかったそうです。オーストリアは、中規模出展といったところでしょうか。

以前は、ワインはもちろん、色々な食料品を出展していました、なかなかインポーターさんが現れないためか、最近はワイン中心にシフトしています。

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ワイン、ビア以外では、ワッフルマックス(Waffelmax)がワッフル用ミックス粉、ピュア ビオ プロダクツ(Pure Bio Products)がオーガニックエナジードリンク、テイスト&ビューティー(Taste & Beauty Manufaklr GmbH)がチョコレート、ケンドルバッハー(Kendlbacher Getrankevertriesbs BmbH)がりんごジュース、ヴァイルドアップ(Wildalpen Vasserverwertungs GmbH)が天然水、ファッションTV(FasionTV)がエネルギードリンクを、それぞれ出品していたそうです。


13時からオーストリアワインマーケティング協会主催の「オーストリアワインセミナー」がセミナールームで開催されました。

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講師は同協会所属で、現在、Badenにお住まいの岩城ゆかりさん。今回のタイトルは「FOODEX出展ワイナリーで知るオーストリアワインの多様さ~グリューナーとホイリゲのその向こう~」(2枚目の写真がセミナー資料です)。

実際に12種類のオーストリアワインをテイスティングしながら、各醸造所や試飲ワインの特長をコンパクトにまとめて紹介する内容だったそうです。

参加した友人も“1時間弱のセミナーで12種類はさすがに、急ぎ足にならざるを得なかったが、興味深いエピソードが聴けて良かった”と言っていました。

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ちなみに、~グリューナーとホイリゲのその向こう~という副題には、“日本ではオーストリのワインというと、GRÜNER VELTLINERとホイリゲしか有名ではないので、実は狭い地域で多様なワインが生産されていることを知ってもらいたい”という岩城さんの思いが込められていたそうです。

オーストリアのワインは、傾向として、北部からリースリング中心のドナウ×ボヘミヤ山塊原成岩ランド、グリューナランド、ゲミュター・ザッツ中心のホイリゲランド、ブラウフレンキッシュとスヴァイゲルト(赤)中心のパノニアランド、アロマティック&オルナナティヴ中心のシュタイアランドに分けられるそうです。

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確かに言われてみると、その通りですね。

現在、日本にも多くのオーストリアワインが入っていますが、今回は、まだ発売されていない醸造所からの出展もあったそうです。

興味深いエピソードの一つは「TENNO」と名付けられた赤ワインを醸造しているカイザー醸造所。二代目のシュテファン・カイザー氏が、1938年に修道士として来日した際、岐阜県でブドウ(ツヴァイゲルト)を栽培し、ここで造られたワインが皇室に納められたほど、評判になったという話です。

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そこで、カイザー醸造所のトップワインを「TENNO」と名付け、現在も販売しています(これは日本でも販売中)。

今回のテイスティングでは、最後に登場したそうです。最も、実際には、その後、エスターハージィーの貴腐ワインが提供されたそうですが‥

セミナーの最後、講師を務めた岩城さんが、“自分も夕食をつくるのが面倒なときは、自宅近くにあるホイリゲに立ち寄ってワインと軽食で済ますことがありますよ。それがとてもお安いのですよね。しかも、ホイリゲのワインはすべて手作り。手作りのワインが、このお値段で楽しめる国はオーストリアくらいだと思います”というお話をされたそうです。

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友人曰く、“Feriさんと一緒の行動パターンだなぁ。他にも、いるんだね、そういう日本人が”。思わずFeriも笑ってしまいました。

確かに、海外でも安いワインを飲ませる店はありますが、手作りワインが1/4リットルで2.6Euro前後で楽しめるのは、オーストリアが誇るホイリゲくらいなものです。Feri馴染みのホイリゲの女将に聞かせたい話ですね。

ところで、友人は海外で開催される、この手のトレードショーには行ったことはないのですが、“これだけの会社が出展するのだから、日本のマーケットは多種多様な食文化を取り入れる素地があるのだろうね”と毎回、話しています。また、今年は韓国や中国からの視察者も結構、見かけたそうです。

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Comments

こんにちは
私もFoodexに行って来ました。
昨年は骨折で行けませんでしたが、オーストリアワインを売るようになってからは毎年参加しています。
岩城さんのセミナーも参加しましたので、ご友人とはかなり接触していたかもしれませんね。

Posted by: Kino_San | March 07, 2015 06:23

Kino_Sanさま、こんにちは。

私もご参加になっていたのではないか…と思っておりました。

Posted by: Feri | March 08, 2015 08:00

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