40周年を迎えたオーストリア鉄道史協会(ÖGGEG)
今日から4月。日本では新年度のスタートということで、話題の多い1日になるでしょう。日本からは桜の開花も伝わっており、週末はお花見‥という方もいらっしゃるのではないでyそうか。
こちらでは、今年は4月5日がイースターなので、3日が「聖金曜日」。イースターを迎えると、こちらも春本番という感じです。
さて、4月最初の話題は、「趣味の団体にまつわる話題」をお届けしましょう。
日本では鉄道愛好家向けの商業雑誌が多数発売されており、最近では一般の新聞や雑誌などでも鉄道関連の記事が掲載されるなど、鉄道を趣味とする人が多いような気がします。
反面、ちょっと気になるのは、最近、日本では鉄道愛好家の中に、暴走する人も多く、世間から白い目で見られているケースが出ているという話を聞きました。本当に残念でなりません。
ヨーロッパでは、鉄道趣味は古くから「大人の趣味」として広く世間から認知されており、各種の団体が設立され、独自の活動を行っています。
その一つに1974年に創立したÖGEG(Österreichische Gesellschaft für Eisenbahngeschichte、オーストリア鉄道史協会)があります。2014年には創立40周年を迎えました。
リンツで熱心な若い鉄道愛好家によって設立されたÖGEGは、民間の団体ながら、鉄道史協会という名称が示すように、蒸気機関車をはじめとする歴史的な鉄道車両の動態保存にも力を入れています。
この点、写真撮影や乗車することだけが目的のファンが多い日本とは、大きな違いになっています。「愛すべき鉄道車両を自分たちの手で保存し、後世に伝える」という使命感に基づいた活動を行っている訳です。
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