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March 21, 2015

本当に美味しいオーストリアの卵

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3月20日はヨーロッパで日食が観測されましたが、オーストリアは部分日食でした。天気が良かったので、日食を観察した人も多かったようです。

ところで、以前は話題にならなかったのに、今回、クローズアップされたのが、日食の太陽光発電への影響です。急に太陽が隠れてしまうと、太陽光発電に大きな変動を与えて、システムに不具合が出るのではないか…と懸念されていました。

幸い、今回は部分日食だったこともあり、大きな問題は発生しなかったようです。なお、日食を写真撮影する際は、特殊なフィルターを使わないとデジタルカメラの場合、画像センサーを傷める恐れがあるため、Feriは撮影を行いませんでした。

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今年は、4月5日がイースターなので、ウィーン市内では3月21日あたりからイースター市が始まります。という訳で今日は「卵の話題」をお届けしましょう。

以前、このブログで「農家直売の卵」(2011年8月29日)のご紹介をしたことがありますが、短期滞在の場合は、自分で卵を料理する機会がありませんでした。

そのため、“オーストリアで売っているBioの卵は、ホテルで出てくるものより格段に美味しいですよ”と言われても、実感がなかったのですが、最近はアパートで生活をしているので、少量パックを買えば新鮮なうちに食べることができるようになりました。

オーストリアでは卵の規格が非常に厳密に決められており、生産方法によって4種類に分かれています。

0:Biohaltung(自然の条件下で飼育しています)
1:Freilandhaltung(放し飼いで飼育しています)
2:Bodenhaltung(囲いの中で飼育しています)
3:ausgestaltete Käfighaltung(鶏舎のケージの中で飼育しています)

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日本のスーパーマーケットで販売されている鶏卵は、オーストリア規格だと3が大多数ですが、こちらでは2以上が普通です。

Feriが試したのは、0のBiohaltung(自然飼育)で、Toni's Freilandeierというブランドです。Toni’s Handels GmbHという会社が供給している「こだわりの鶏卵」。同社が契約している300近い農家から鶏卵が供給されているそうです。

鶏は単に放し飼いにしているだけでなく、自然の餌で飼育されているため、Bioの文字が入っている訳です。ちなみに右の写真がToni's Freilandeierのホームページに掲載されている「こだわりの飼育方法」の図解です。

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ちなみにお値段ですが、4個入りが2.59Euroでした。現在のレートだと、340円弱となります。1個85円ですから、日本人の感覚からすると、高い感じがしますね(もっとも日本でも1個670円もする「こだわりの卵」が販売されているそうですが)。

さて、実際にスーパーマーケットで買ってきて、朝食で食べてみました。最初は面倒なので、ゆで卵。

ゆで卵だとあまり味の違いは感じないのかな‥と最初は思っていたのですが、一口食べた瞬間に、“これは美味い”。黄身にコクがあって、白身もすっきりしています。

当然、塩をかけましたが、これはザルツカンマーグートのクリスタルザルツなのは言うまでもありません。

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ゆで卵だけだと飽きるので、目玉焼きも造ってみました。こちらは造っている過程で、明らかな違いを発見。それは黄身がしっかりしており、張りがあるのです。シンプルにコショウをかけて食べましたが、こちらも本当に美味しかったですね。

以来、病みつきになってしまい、最近では忙しい時は別ですが、朝食のメニューに卵料理が加わるようになりました。

ただ、Bioの場合、放し飼いの鶏に抗生物質などが入っていない自然の餌を与えているため、サルモネラ菌が入っている可能性が高いというデメリットがあります。

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もちろん、加熱調理すれば、全く問題はありませんが、日本人が大好きな「卵掛けご飯」は、残念ながらできません。日本国内では、鶏卵は生食を前提に衛生管理をしているそうですが、このあたり、どちらが良いのかは、食文化とも関係があるので、難しいところですね。

ちなみに、以前もご紹介しましたが、オーストリアで販売されている卵には、パッケージだけでなく、卵一つひとつに管理番号がプリントされています。

Österreichische Eierdatenbank(オーストリア卵データーベース)というホームページには卵にプリントされている管理番号を入力すると、生産者の追跡が可能です。いわゆるトレーサビリティというやつですが、たいしたものです。

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採卵日もパッケージに記入されていますが、採卵日から14日目までは、新鮮であると日程されており、28日目がEUの規定による消費期限だそうです。

余談ですが、日本では卵はスーパーマーケットの特売では目玉商品として販売されることが多いですが、鶏が特売に合わせて沢山卵を産むわけではないので、事前に採卵した卵をストックしておいて、特売に合わせて出荷するそうですね。

また、日本では「パッケージした日」を「生産日」にしてもよいため、冷蔵庫で、ある程度の期間、保存しておいても一見すると新鮮な卵に見えてしまいます。

もちろん、良心的な業者さんが出荷している卵に関しては、採卵日も表示されています。


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グルメ・クッキング |

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Comments

Feriさん、こんにちは

卵の情報をありがとうございました。
今、せっせとウィーンでの生活メモを再編集しているので、
さっそく加えることにします。

卵かけご飯が出来ない・・・
これが海外で暮らすときに困ることの一つですね。

Posted by: ぷいい | March 21, 2015 14:04

ぷいい様、こんにちは。

次回は、是非、0:Biohaltungをお試しください。

おいしさを見直すと思います。

Posted by: Feri | March 21, 2015 23:34

いつも楽しく読ませてもらっています。

うちの近所で土曜日に立つ農家直送の市場では、Bioの卵が一個30セントでした。今までスーパーのを買っていたのですが、美味しさが違いますよ。

Posted by: おふら | March 25, 2015 08:07

おふら様

おっしゃるとおり、確かに農家直売が一番、美味しいですよね。

Posted by: Feri | March 25, 2015 16:27

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