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March 31, 2015

“なんちゃって料理店”に思うこと

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3月最後の話題は、「こちらの外国料理お店にまつわる話題」をお届けしましょう。

日本ほどではありませんが、ウィーンにも様々な国の料理を提供するレストランがありますね。

最近、人気を集めているのは「和食風の料理」を提供するお店でしょうか。もちろん、日本人の方が経営しているレストランもありますが、もう一方で、外国人の方が経営している和食風レストランやアジア系レストラン(なんちゃって料理店)も増えています。

へそ曲がりのFeriは、基本的に外国人の方が経営している和食レストランは、自分一人の際は利用しません。しかし、どんなお店なのかは興味があるので、店の前を通りかかった時には、メニューやお値段などをチェックすることが多いですね。

外国人の方が経営している和食レストランですが、経営しているのはオーストリア人より、アジア系の方(韓国、中国系)が多いようです。

そうなると、当然、メニューも和食プラス中国料理、韓国料理といった感じになります。和食のメインは、当然、Sushiなのは言うまでもありません。当然、日本人のお客さまを主な対象としている訳ではなく、オーストリア人を対象としているため、名前は和食風ですが、材料や味付けは異なっているようです。

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まぁ、考えてみると、日本で日本人が経営している洋食レストランの大多数は、日本人の口に合うように味付けなどを工夫している訳ですから、当然かもしれません。

また、外国人の経営者が、店のインテリアや装飾を決めて、こちらの施工会社にオーダーするため、時々、妙な「漢字」が店頭を飾ることがあります。まぁ、これも「文字」ではなく、雰囲気を出すための「デザインの一環」であると考えれば、ご愛敬でしょう(トップの写真‥)。

さて、この記事をまとめている時に、以前、ある雑誌で読んで「海外のメガクルーズ船で起きた“スパゲティ・ミートソース事件”」を思い出しました。

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正に食習慣の違いから起きた事件なのですが、そのあらましをご紹介しましょう。某メガ・クルーズ船のアラカルト・レストラン(フィレンツェの高級イタリア料理店「サバティーニ」が入ってたそうです)で、日本の某旅行会社の団体が、食事をしたのが発端です。

アラカルト・メニューには難しい料理ばかりが並んでいます。日本語版のメニューもあったそうですが、オーダーは容易ではありません(何しろ団体のツァーですから‥)。

その時、ある年配の男性客が、何と日本風のスパゲティ・ミートソース(注:日本風とは、イタリアのボロネーゼではなく、トマトケチャップで味付けをしたもの)をオーダーしたそうです。

当然、メニューにはありません。気の短い年配のお客さまはお怒りになり、席を立ってしまったそうですが、さすがサバティーニ。「料理長が、後日、スパゲティ・ミートソースなるものを調理してあげよう」という話になったそうです(さすが、プロのシェフです)。

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数日後、その団体が再び船内のサバッティーニで食事をしたそうですが、九段の男性年配客は、またお怒りになったとか‥ というのは「日本風のトマトケチャップ味ではなく、伝統的なトマトソース味」だったからだそうです。

まさしく食習慣、食文化の違いから起きた珍事ですが、ある意味「なんちゃって料理店」にも共通する話かもしれません。

なお、最近のメガ・クルーズ船には、必ずSushiBarが設けられており、多くのお客さまがSushiを楽しんでいるそうですが、ここでも評判が良くないのは日本の団体さん。

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メガ・クルーズ船のSushiBarはカフェテリア方式のところが多いそうですが、日本人の順番になるとグループの代表が大皿でごっそりと持っていくそうです。当然、取るのに時間がかかるため、長蛇の列に‥ 

それに加えて、できあがっているSushiが沢山あるにもかかわらず、“握りたてが欲しい”と、外国人板前に、その場で新しくSushiを山ほど握らせる日本人もいるとか‥

まぁ、気持ちはわからないでもありませんが、メガ・クルーズ船の船内は、事実上、外国ですから、基本的に外国の食習慣に合わせないと、他のお客さまからひんしゅくを買ってしまいます。

話が横道に逸れましたが、食習慣、食文化の違いを念頭に置けば、こちらの「なんちゃって料理店」を一方的に非難する気にはなれない、今日この頃です。

そう言えば、最近、日本でもイスラーム圏からの観光客が増えてきていることを背景に、ハラールフードを売り物にするレストランも登場しているそうですが、これもイスラームの方から見れば、「なんちゃって料理店」に見えるかもしれませんね。

なお、最後の写真は、チェーン店として有名なAkakikoで友人が召し上がっていた、ちょっと不思議な麺類です。

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