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April 25, 2015

2015/16フォルクスオーパーの「白馬亭にて」を勝手に予想する

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今日は「オペレッタの話題」をお届けしましょう。

先日、フォルクスオーパーの2015/16シーズンのプログラム概要をご紹介しましたが、2015年9月に上演されるベナツキー作曲の「白馬亭にて」は、Feriが気に入っている作品だけに、気になって仕方がありません。

実は、昨年末くらいから、来シーズンは「白馬亭にて」が上演されるのでは‥という噂話を耳にしていたのですが、正直、実際に発表されるまでは半信半疑でした。

Feriは、今まで「白馬亭にて」は、フォルクスオーパー(2003/04シーズン)、ランゲンロイス(2005年8月)、メルビッシュ(2008年8月)、シュタットオペレッタドレスデン(2009/10シーズン)、バードイシュル・レハールフェスティバル(2011年8月)、バーデン歌劇場(2012/13シーズン)、グラーツ歌劇場(2013/14シーズン)で観ています。

各劇場によって演出が異なるのは当たり前ですが、フォルクスオーパーの旧演出は、Robert Herzlさんの手によるものでした。レビュー色を前面に打ち出した楽しい演出で、Feriも気に入っていました。

ヨゼファのUlrike Steinskyさん、レオポルトのJosef Luftensteinerさんのコンビも良かったですね。

あれから10年。フォルクスオーパーを取り巻く環境も大きく変わり、出演者も一新されて「白馬亭にて」が2015/16シーズンのオープニングを飾る作品として登場するのは、Feriにとって望外の喜びです。

プルミエまで待っていられないので、このブログで新演出を大胆予測をしてみたいと思います。万が一、予測がハズレてもお許しを‥

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まず、Steppkeさまから頂いた貴重な情報、“今回、フォルクスオーパーで演出を担当するKöpplingerさんはGärtnerplatz劇場の支配人です”を目にして、気になったのが、2014/15シーズンにグラーツ歌劇場で上演された「白馬亭にて」です。

改めて、グラーツ歌劇場で上演された「白馬亭にて」のプログラムを見ると、“Koproduktion mit dem Staatstheater am Gärtnerplatz、München”(ミュンヘンのGärtnerplatz劇場と共同制作)となっており、かつInszentirung & LichtがJosef E. Köpplingerさんである点です。

それに加えて、2015/16シーズンのフォルクスオーパーと同じく、主役の2人、ヨゼファのSigrid Hauser さん、レオポルトのDaniel Prohaskaさんだったのです。

このほか、Mayerさんの記者会見の中で、「白馬亭にて」の紹介に“絵葉書のようなザルツカンマーグート”というキーワードが入っています。

以上のことから、Feriは総合的に判断して、2014/15シーズンにグラーツ歌劇場で上演された「白馬亭にて」をベースにした作品に仕上げてくると予測しました。余談になりますが、この逆のパターンがミュージカルの「サウンド・オブ・ミュージック」です(フォルクスオーパーで上演して作品をグラーツ歌劇場に持ってきました)。

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そう言えば、フォルクスオーパーのwebサイトに出ているヨゼファの写真、グラーツの衣装にそっくりですね。そもそも、フォルクスオーパーに観にゆく地元の方が、グラーツまで遠征することはほとんどないので、同じような演出でも問題は起こらないでしょう。両方の劇場に遠征する「好き者」はFeriくらいでしょうから‥

そうなると時代設定も、現代版ではなく、ある程度、オリジナルに近いものになると思います。唯一、気がかりなのは現時点でDer Kaiserの配役が未定なこと。単純に決まっていないだけならば良いのですが、時代設定を現代にするとKaiserという役は存在しなくなりますから‥

当初、Feriは、グラーツ版と全く同じ演出という可能性も考えたのですが、グラーツ歌劇場とフォルクスオーパーでは、事情が異なる部分もあるので、完全に同じ演出ではないと思います。

というのは、最近のフォルクスオーパーを見ると、バレエ団がWiener Staatsballettとして独立してから、バレエシーンが増えている点です(いわゆる「大人の事情」というもの)。前演出でも白馬亭の従業員にダンサーが起用されており、見事なレビューシーンがありましたが、恐らく今回も、このパターンが踏襲されそうな気がします。

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また、グラーツ歌劇場の「白馬亭にて」は、上演回数が比較的少なく、上演間隔も空いていたこともあり、カイザーの歓迎式典(休憩を挟んだ後半の最初)では、民族衣装をまとった本物のブラスバンド(Spielgemeinschaft Schwanberg-St.Peter)が舞台上でパレードを繰り広げます。

ウィーンにもブラスムジークフェストに出演するようなブラスバンドは沢山ありますが、フォルクスオーパーの場合、今回は上演回数が多いことや舞台の大きさなどを考えると、この演出を採用するのは難しいような気がします。

ただ、Feri個人としては、本物のブラスバンドを使ったカイザーの歓迎式典は、華やかさが際立つので、是非、やってもらいたいのですが、無理でしょうね。

このほか、グラーツ歌劇場の演出を振り返ってみると、ジャズ風にアレンジしている演奏が、結構ありました。限りなくミュージカルに近い訳ですが、最近のフォルクスオーパーの傾向を見ると、このパターンは踏襲されると思います。さらにグラーツ歌劇場では全員がマイクをつけていましたが、出演者の顔ぶれを見ると、これも引き継がれるでしょう。

今回、出演予定者を見ているとSigrid Hauser さんをはじめ、Oliver Lieblさん、Stefan Bischoffさんなど、現在、フォルクスオーパーで上演されているミュージカル「Hello, Dolly!」に出演している方を見かけます。

このことからもミュージカルに近いオペレッタに仕上げてくることが予想される訳で、これが年内に24回という上演回数に反映いているような気がします。

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このあたり、ダイレクターのMayerさんに直に聞いてみたいところですね。

グラーツ歌劇場の「白馬亭にて」については、2014年5月に3回に渡ってご紹介していますので、そちらをご覧頂くとして、現時点で決定しているキャストで気になる点を‥

ヨゼファのSigrid Hauser さんはキャラが立っているので、ヨゼファには向いているのですが、グラーツでは、ジードラーに振られても、あまり落ち込まない「強い女性」なのが気になりました。これは演出の関係なのかもしれませんが、強さだけでなく、本当は寂しがり屋な一面を見せてくれると奥行きがでるのですが‥

一方、レオポルトのDaniel Prohaskaさんは、給仕長としては軽すぎる感じがぬぐえません。そもそも、Sigrid Hauser さん扮するヨゼファに惚れるかな‥という疑問が抜けませんでした。さて、このあたり、どのように演出を変えてくることでしょうね。

ギーゼケの娘オッティリエにはMara Mastalirさんが起用される予定ですが、この人は2013/14シーズン、2014/15シーズンの「伯爵令嬢マリッツア」でリーサに起用されています。このほかにも、フォルクスオーパーでは、「リゴレット」のチェプラーノ伯爵夫人、「フィガロの結婚」のスザンナ、「メリーウィドウ」のヴェランシェンヌ、「チャールダーシュの女王」のアナスタシア、「ワルツの夢」のヘレネ姫、「ヴェネチアの一夜」のアンニーナなど、オペレッタとオペラの両方に出演する歌役者さん。

特にかわいらしい感じの役にはピッタリなので、リーザは当たり役でした。さて、オッティリエに向いているかどうかは微妙なところですが、歌って踊れる方なので期待しましょう。

ヒルゼルマン教授の娘クレールヒェンは、おなじみのJohanna Arrouasさん。ちょっとキャンキャンしたところが気になるのですが、ダンスが上手なので、ダンスシーンでは魅せてくれそうです。今回、ギズスムントに起用されるMarkus Meyerさんと、どんなコンビを見せてくれるかが注目されます。

ところでグラーツ版ではギズスムントにはフォルクスオーパーのお偉いさんで、スペシャルではMCを務めることが多いChristoph Wagner-Trenkwitzさんが出演していましたが、さすがに自分が所属している劇場での歌役者起用にはならなかったようです。

Feriの予想が当たるか、ハズレるかは9月4日の事前公演を観るまでわかりませんが、それまで、色々と妄想を膨らませるのも楽しいものです。


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