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April 23, 2015

地下鉄の車外スピーカー

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今日は「Wiener Linienの地下鉄にまつわる話題」をお届けしましょう。

正直、今日の話題は、普通の人にとっては“どうでもいい話の代表”かもしれません。例によって細かいことが気になるFeriならではの視点にお付き合いくださいませ。

ご存じのようにウィーンの地下鉄は全路線がワンマン運転となっています。そのため車内放送は自動放送が採用されるなど、運転士さんの負担を軽減する措置がとられています。

日本と大きく異なるのは、地下鉄駅でのアナウンスが、ほとんど行われないということでしょうか。何かトラブルが発生して、しばらく運転が抑止される場合は、司令センターから放送が流れますが、駅独自に案内放送をするという例は、ほとんど出会ったことはありません。

そうなると威力を発揮するのが車両に取り付けられている車外スピーカーです。ドアを閉める際の注意放送などは、車外スピーカーを使っているようです。

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ところで、この車外スピーカーですが、在来型の車両(Type U)については、日本と同じく車体上部に埋め込まれる形で取り付けられています。まぁ、一般的な取り付け方法ですね。

ところが、2006年から本格的に製造が始まった新型車両Type Vでは、車体上部に車外スピーカーが埋め込まれていません。車外スピーカーは一体どこに移動したのでしょうか?

実は屋根上に移動しているのです。設置されている場所ですが、車端部分にあるエアコン機器の横。スピーカーがむき出しで取り付けられています。

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なぜ、スマートな車体埋め込み式にしなかったのかが気になりましたが、製造コストの削減あたりが狙いだろうと思います。

ちょうど、屋上にエアコン機器を搭載したため、欠き取り(低屋根部分)ができたので、そのスペースを有効活用しようという発想かもしれません。また、露出していれば、日常のメンテナンスも楽ですから。

まぁ、本当に理由は設計者にでも聞いてみないとわからないでしょうが‥

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なお、スピーカーの効果を高めるためか、弱化、下向きに取り付けられています。つまりプラットホーム上お客さまに、音が届くように配慮されているという訳です。

ところで、車両全体をよく見ると、先頭車両の運転室側に関しては、車体と一体形状になったカバーが取り付けられているようです。

そのため、外からはスピーカー本体を見ることはできません。このようにカバーをつけた方がスマートな感じに見えるのですが、先頭車の運転室側の限定しているのは、何か理由があるのでしょうかね。

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ちなみにÖBBの近郊型電車4024型では、車外スピーカーは車体に埋め込まれているようです(最後の写真)。

最近、日本でも車外スピーカーを取り付けた車両が増えているようですが、これも駅に勤務する職員を削減するための一環なのでしょうね。

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鉄道のお話 |

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Comments

なるほど、ウィーンの地下鉄も時代と共に変わる所は変わるのですね。それにしても、今後導入されるだろう新型車両ですけど、引き続きⅤ型になるのか、全くの別物になるのか、今から気になる所です。

Posted by: おざきとしふみ | April 25, 2015 09:27

おざきとしふみさま、こんにちは。

今のところV型に続く新型車両の具体的な話題は出てきませんね。また、気をつけておきます。

Posted by: Feri | April 26, 2015 08:46

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