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April 12, 2015

選挙運動に思う

Wien_marathon

4月12日、ウィーンでは恒例の「Wien Marathon」が開催されます。

ご存じのように「Wien Marathon」は市民マラソンなので、参加者も多く、市内は大規模な交通規制が行われます。こういうときは、規制が掛かっているエリアに出向かないのが一番です。

さて、今日は「選挙運動の話題」をお伝えしましょう。

日本では4月に統一地方選挙が行われるため、選挙運動で賑やかなことだと思います。前半戦(投票日4月12日)と後半戦(投票日)26日に投票日が別れているため、選挙カーによる街宣などが「うるさい」と感じる期間が長いかもしれません。

11日の土曜日は、前半戦の選挙戦最終日でしたから、選挙カーによる連呼が凄まじかったのではありませんか?

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さて、こちらの場合、大統領や首町の選挙は異なりますが、議員は比例代表方式(政党名簿比例代表)が採用されているため、日本のように選挙カーを巡回させて、候補者名を連呼するという選挙運動はありません。

また、ポスターも政党をアピールするものが中心なので、写真は党首や代表の顔になっています。つまり、候補者独自のポスターは存在しない訳です。

ただ、ウィーンなどでは、選挙前になると、政党をアピールするための「捨て看板」が大量に街中に設置され、正直、景観上は好ましくありませんが‥

また、日本では選挙時に選挙管理委員会の許可を得て張り出している候補者のポスターにイタズラをすると、公職選挙法違反になるそうですが、こちらでは、政党のポスターにいたずら書きが絶えません。だいたい党首の顔にいたずら書きをするパターンが多いですが‥

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このほか、国政選挙や欧州議会選挙レベルになると、ORFなどでテレビ討論が放送されることもあります。最近では、党首クラスが出演し、原則1対1で時間を区切って討論する方式になっているようです。スタジオには有権者が観客として入っており、熱のこもった議論が展開されているのを見たことがあります。

日本の場合、国会議員選挙では比例代表制も併用されていますが、地方議会の場合、選挙区選挙なので、どうしても候補者個人をアピールする傾向が強いような気がします。

実際、選挙カーから流れるアナウンスを聞いていると、ほとんどが候補者名の連呼。どのような政策を掲げて、実行しようとしているのかなどは、一切わかりません。これでは、候補者を選ぶための判断材料は得られませんよね。

「候補者名を覚えてもらえれば、選挙日に自分の投票してくれる」と単純に考えているのでしょうか。

ちなみに、マーケティングの世界では、かなり前から「認知は購買を保証しない」という原則が浸透しています。つまり、「広告・宣伝により世間で話題になった商品やサービスが、必ずしもお客さまから選ばれる訳ではない」という意味です。要するにコマーシャルの効果は限定されているという訳ですね。

本来、選挙も同じだと思うのですが‥ へそ曲がりのFeriなどは、選挙カーから候補者名を連呼する候補には、絶対に投票したくなくなりますね。

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なお、日本では、候補者名連呼の傾向は、地方に行くほど激しくなるようで、その昔、北海道の某所に出張へ行った際、選挙前日に当たったのですが、大変な騒ぎでした。

本来、政党、議員個人も政策を訴えて、その内容を踏まえて投票するのが本来の姿なのでしょうが、昔ながらの選挙運動が続いているところをみると、国民がなめられているような気がしてなりません。

何しろ、「商品の仕様や中身」がわからないで、商品を買え‥と言っているようなものですからね。

日本で、投票率が上がらない要因の一つには、こういった旧態依然とした選挙運動も影響しているような気もします

最も、こちらでも以前、ブログでご紹介したように選挙運動期間中、政党グッズを配布していることがあります(詳しくはこちら)。これも、政党名をアピールする目的ですが、正直、あまり上品とは言えませんね。

ちなみに3枚目の写真は、地下鉄延伸開業の際、出展した某政党のブース。もちろんグッズの配布拠点です。グッズの配布が始まると、黒山の人だかり‥いずこも「タダで物がもらえる」となると人が集まるものです。


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