ゴルフ雑感
今日は「スポーツの話題」をお届けしましょう。
オーストリアのスポーツというとスキーに代表されるウィンタースポーツをイメージされる方が多いと思います。確かにオリンピックなどで活躍するのもスキー競技ですからね‥
しかし、プロの世界で活躍する選手は少なくても、オーストリアでも色々なスポーツが盛んです。
意外なのはゴルフ。Feriは、ビジネスパーソンなのにゴルフをしない(できない)人間ですが、オーストリアにも日本ほどではありませんが、ゴルフ場が点在しています。
リゾートエリアの場合、冬はウィンタースポーツでお客さまを集めることができますが、夏のスポーツとしてゴルフ場(Golfplatz)を開設しているところも多いようです。
降雪の多いエリアでは、当然、営業できるのは夏の間だけ。冬はクロスカントリースキーのコースになるところもあるようです。そういう意味では、北海道のゴルフ場と同じイメージでしょうか。
日本の場合、ゴルフ場は「自然破壊の代表」のようになってしまっていますが、こちらでは、地形などを最大限活用し、自然に余り手を加えない形でコースを作っているようです。
こちらのゴルフ場では、キャディさんはいないので、皆さん、自分たちでコースを回っています。日本の場合、ゴルフ場は「閉鎖された空間」になっており、利用しない人がコース内に入ることは、まず考えられないと思います。
ところが、Feriが夏に訪れるシュタイヤマルク州のMurtalにあるゴルフ場は、何とコースの中に狭軌鉄道(MurtalBahn)が通っている上に、線路に沿って公道が設けられています。
コースは鉄道の線路と公道を挟んで両側に開設されているため、プレーヤーは線路や道路を横断してプレーを行うことになります。
当然、公道なので、ゴルフ場を利用しない人(地元の方やサイクリングを楽しむ人など)も通ります。そのため、プレーヤーも公道を通る人に注意しながらプレーをする必要が出てくる訳です。
以前、Feriが通りかかった際、ティーショットを打とうとしていたパーティから、“ボールに気をつけてね”と注意されたことがありました。もちろん、プレーの邪魔をするな‥というニュアンスではありません。
また、状況によってはプレーヤーの方が、人が通り過ぎるまで、プレーを中断してくれるケースも多いようです(このゴルフ場については2009年9月2日付けの記事でもご紹介しています)。
そう言えば、こちらではゴルフ場のことをGolfplatzと言いますが、Platzになっているところがミソ。スポーツ航空用の飛行場もFlugplazですから、趣味の人が集まる場所は「広場」になるのでしょうかね。
何となく、スポーツに対する考え方が出ているような気もします。また、フェアウェイはSpielbahnenと言いますが、何かピンとこないですね。
なお、GolfClubという名称も一般的に使われています。
ウィーン近郊にもゴルフクラブなどがありますが、都心から近い場所(22区のCitygolf Vienna)では9ホールのハーフコースになっているようです(Feriは行ったことがないので、詳しくは存じませんが‥)。
このほか、日本でもレジャー施設などに開設されているパターゴルフが、オーストリアでは意外に盛ん。
各地のリゾート施設やスポーツ施設内にパターゴルフのコースが設置されており、こちらは子供さんも交えて楽しんでいます。ちなみに、パターゴルフは和製英語らしいですが、こちらではMinigolfplatzという名称で呼ばれています。
そして、最後にお目にかけるにはオーストリアではなく、ドイツのゴルフ関連施設。フランクフルトへ出かけた際、着陸直前に見えたものです。
どうも手前は、日本の打ちっ放しのような施設で、上側がバンカーなども見えるのでコースになっているようです。しかし、周囲に広い道路(トラック)らしきものがある、
ちょっと変わった施設です。住宅地に隣接した施設。いかにもドイツ人らしい設計のような気がしますが、皆さまはいかがですか。
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