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May 18, 2015

番外編「Red Bull Air Race World Championship Chiba」はボノム選手が優勝

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5月17日に本選が行われた「Red Bull Air Race World Championship Chiba」ですが、幸い、天候にも恵まれて6万人の観客が来場したそうです。

友人の話によると、快晴ではなかったものの、まずまずの天候だったそうです。ただ、Final4の際には秒速10メートルを超える強風が吹いていたそうです。

最終的には、第1戦のアブダビ大会で優勝したポール・ボノム(Paul Bonhomme)選手(イギリス)が、51.502秒のタイムで優勝しました。

0.382秒差の第2位はマット・ホール(Matt Hall)選手(オーストラリア)、第3位はマティアス・ドルダラー(Matthias Dolderer)選手(ドイツ)となりました。

唯一の日本人パイロットとして地元の期待を一身に集めた室屋義秀選手は、Round of 8で、優勝したポール・ボノム選手に敗れて総合8位に留まりました。ただ、Round of 14では最速タイムを記録して、来場したお客さまの期待に応えました。

室屋選手がRound of 8で敗退したのは、タイム以前に10Gを越えてしまったため、反則と判定されました(DNF:Do Not Finish)。しかし、プロペラ機で体重の十倍の重力がかかるというのは、いかに激しい機動をしているかを物語っています。

また、オーストリアから参加しているハンネス・アルヒ(Hannes Arch)選手は、Round of 14で敗退し、総合11位という結果でした。

ところで、日本ではスポーツ航空という分野が、残念ながら市民権を得ていません。プロペラ機を使ったアクロバットフライトは、各地の航空ショーで見ることができますが、決められたコースで時間を競うというエアレースを初めて見たという方がほとんどだと思います。

正直、飛行機が好きなFeriも、残念ながらエアレースをライブで見たことはありません。今回は高額な入場料も話題になりましたが、これは“お金を払ってレースを見る”だけでなく、“エアレースを応援する”という趣旨も入っていると思います。

エアレースの場合、会場で観戦するのがベストですが、空を飛ぶものだけに、会場外でも無料で見ることができてしまいます。

日本の場合、当然、“高い入場料を払ったのに、なぜ、タダで見ることができるのだ”というお客さまの声が上がってしまいます。このあたり、日本で、「観客もエアレースを支援しているパトロンの一人」という意識が定着するかどうかが、今後、スポーツ航空が文化として定着するかの鍵を握っているような気がします。

今回は海外で開催実績のある「Red Bull Air Race World Championship」だったので、会場ではアルコール飲料の販売なども行われたそうですが、本場のヨーロッパでは写真設営に熱中するだけでなく、レースの雰囲気を楽しむという色彩が強いようです。

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昨日もお伝えしましたが、日本の一般紙も大きく取り上げましたが、残念ながらエアショーとエアレースの違いを明確に理解して報道しているところは少ないようです。そのため、紹介もスポーツ面ではなく、社会面になってしまうのですよね‥

また、18日の新聞では、17日に様々な行事や事件・事故があったため、決勝の模様を報道しなかった社もあるようです。やはり、スポーツではなく、一過性のイベント‥という位置づけなのでしょう。

日本は規制大国で、特に航空に関しては、安全確保観点から国交省が非常に厳しい規制をしいています。そういった国で、よくこのようなエアレースが開催できたものだ‥というのがFeriの率直な感想です。

レース終了後の記者会見で、室屋選手は“千葉の空でレースさせていただいたことにまずは感謝いたします。日本開催までにはいろいろな壁がありましたが、それを乗り越えた日本のチームに感謝しています。それらの努力があって、こうして多くの人にエアレースを見ていただけました。また、スポンサーを得てチーム室屋は強くなりましたし、大きなステップを千葉で踏めました。レースも次につながる結果で、手応えが得られました」と話しました。”と述べていますが、水面下では私たちが想像できないようなハードなネゴシエーションがあったことでしょう。

今回はNHKが放送権を獲得し、大々的に放送したこともあり、一種の社会現象となりましたが、日本で、この手のエアレースが定着するかどうかの試金石となった「Red Bull Air Race World Championship」。ぜひ、来年も開催してもらいたいものです。

ちなみに今回のレースは、2003年に「Red Bull Air Race」がスタートして以来、通算60戦目という記念すべきレースだったそうです。

第3戦は、スケジュールが変更され、5月30日〜31日に、クロアチアはロヴィニで開催されることになりました。
Feriも、事情が許せば9月5日~6日に、シュタイヤマルク州のシュピールベルクのレッドブルリンクで開催されるレースを観てみたいものです。


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