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June 21, 2015

バーデン歌劇場2015/16シーズンプログラム

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今週末、オーストリアでは様々なイベントが開催されています。

まず、20日にはウィーンで恒例の「Regenbogenparade(レインボーパレード)」が盛大に行われました。内容は、以前、このブログでもご紹介しましたが、レズビアン、ゲイなどの権利を確立するための運動です(詳しくはこちらから)。

さて、もう一つはレッドブルリンクで行われるF-1第8戦、オースオトリアグランプリ。決勝は21日、14時から行われます。さて、どのような結果になることでしょうか。

さて、毎シーズン、オペレッタ公演が注目されるバーデン歌劇場ですが、2015/16シーズンの冬公演プログラムが発表されたので、ご紹介しましょう。

2015/16シーズン、オペレッタではレハールの「微笑みの国」(Das Land des Lächelns、2015年10月17日プルミエ)と、エトムント・アイスラー(Edmund Eysler)作曲の「Die gold’ne Meisterin」(2016年1月23日プルミエ)の2作品が取り上げられることになりました。

また、オペラではモーツァルトの「魔笛」(Die Zauberflöte、2015年12月12日プルミエ)、ミュージカルでは「80日間世界一周」(In 80 Tagen um die Welt、2015年11月14日プルミエ)と、「カンカン」(Can-Can、2016年2月20日プルミエ)の2作品が登場します。

微笑みの国」は有名なオペレッタなので、ご存じの方も多いと思います。気になる配役ですが、Prinz Sou-ChongはSebastian ReinthallerさんとMatjaž Stopinšekさんのダブルキャスト、Graf LichtenfelsはRupert Bergmannさん、ObereunuchはRobert Kolarさん、リーザ(Lisa)はMonika Rebholzさん、LoreはKerstin Raunigさん、FiniはAnú Sifkovitsさん、FranziはAlice Wagingerさん、Graf GustavはFranz Gürtelschmiedさん、Fu-LiはRobert R. Herzlさん、MiはBarbara Pöltlさんとなっています。

なお、11月28日まで、13公演上演されます。

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もう一つの作品である「Die gold’ne Meisterin」は、最近ではあまり上演されないオペレッタです。Edmund Eyslerが作曲した作品で、1927年9月にアン・ディア・ウィーン劇場で初演されました。邦題が見つかりませんでしたが、金細工店を営む若い未亡人を取り巻くウィンナ・オペレッタです。

エトムント・アイスラーは、ウィーン生まれで、レハール、カールマン、オスカー・シュトラウスなどと並ぶ「白銀時代」の作曲家です。

主な配役ですが、Christianが Reinhard Alessandriさん、MargaretheがElisabeth Flechl,さん、GiuliettaがSylvia Rieserさん、FranzがFranz Födingerさん、Jaromir von GreifensteinがAndreas Sauerzapfさん、Bruder IgnatiusがArtur Ortensさん、Bruder PeregrinusがFranz Josef Koeppさん、 PortschunkulaがRenée Schüttengruberさん、 FriedelがKatrin Fuchsさん、Bruder SeverinがWalter Schwabさんなどとなっています。

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CDなどは発売されているようなので、作品の予習は可能です。バーデンらしい選択だと思うので、Feriも、ぜひ観たいと思っています。なお、「Die gold’ne Meisterin」は3月13日まで、13公演が上演されます。

ミュージカルのうち、「80日間世界一周」は、子供向けの作品なのは言うまでもありません。また、「カンカン」は、Cole Porterが作曲した有名な作品。Feriは、シュタットオペレッタ・ドレスデンで観ていますが、なかなか楽しい作品です。

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このほか、シーズン後半の4月には、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」が2公演、上演されます。

また、注目されるのは、シーズンのフィナーレ、4月30日に上演される「Im (kleinen) weißen Rössl」です。「白馬亭ショートバージョン」という感じですが、実はSt. Gilgenで行われた「子供のための音楽祭」で上演されたプロダクションだそうです。子供さんを含む、家族向けの短いオペレッタという感じらしいのですが、ちょっと観たい気もしますね。

なお、スケジュールについては、Austria-fanに掲載してもらっていますので、そちらをご覧ください(こちらから)。例によってバーデンは、全日程のチケット販売を始めていますので、ご覧になりたい公演の「良いお席」はお早めにどうぞ。


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オペレッタ |

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Comments

Feri さん、こんにちは。

Eysler の "Die gold'ne Meisterin" とは、また、超マイナーな曲ですね。

私も、当然ながら全曲盤や抜粋盤は保持しておらず、アリアが3曲ほどあるだけです。(しかも1曲はLPです)
紹介されている録音は MP3-Download で、CD化はされていないのではないかと思われます。

ただ、Baden では2004年の夏に上演されており(残念ながら行ってません)、一定の人気はある曲のようですね。

保持している本にあらすじが載っていました(ドイツ語の Wikipedia にも載っています)が、16世紀のヴィーンとクロスターノイブルクが舞台で、金細工師の女性マイスター「マルガレーテ」と職人「クリスティアン」、それに財産狙いの貴族らが登場する、伝統的なヴィンナ・オペレッタのようです。

アイスラーには一度も生で接したことがなく、是非聴いてみたいのですが、スケジュールはなかなか難しそうです。

Posted by: Steppke | June 21, 2015 at 02:31 PM

Steppkeさま、コメントと補足説明、ありがとうございます。

邦題がわからなかった程の「珍品」のようですが、バーデンなので演目の選択は間違っていないと思います。冬劇場なので、舞台装置もそれなりに準備できるので、ちょっと楽しみですね。

Posted by: Feri | June 21, 2015 at 04:45 PM

Feri さん、こんにちは。

一足お先に Baden の Die gold'ne Meisterin を聴いて/観て来たので、感想を少々..

アリアや重唱をLPやCDで数曲聴いたことがあるだけの作品ですが、全曲のどの部分も聞いたことがあるかのように感じられて、これぞ「古き良きヴィーン」のオペレッタといったところでした。
1927年の初演なので銀の時代の作品なのですが、Lehár や Kálmán のような影、或いは「ひねり」と言ったものはなく、純粋に楽しめる作品です。

出演者や演出は、いつもの Baden のように、粒もそろい、テンポ良く進められます。
時代はオリジナルの16世紀ではなく、ビーダーマイヤーの頃に移されていましたが、全く違和感がありませんでした。

歌手は、題名役の Elisabeth Flechl さんや Portschunkula 役(すごい名前ですね)の Renée Schüttengruber さんのように、Volksoper でお馴染みの方は、やはり光っていました。
男性の主人公 Christian 役の Reinhard Alessandri さんがすごく良かったです。この人も Volksoper で聴いてはいますが、これまではちょい役でしか接したことはありませんでした。しかし、演技も歌もうまく、なかなかいい男で押出しも良く、オペレッタの主役に適していそうで、これから出てきてほしい人です。ただ、ちょいワルの感じなので、Tassilo や Edwin のような貴族のお坊ちゃまには合わないかも知れません。

Buffo の Beppo Binder さんは、相変わらずキョーレツでした。Andreas Sauerzapf さんと2人が歌う O Jaromir のメロディーは、何度も出て来て、楽しめます。
Eysler の別のオペレッタから借りて来た曲もあり、特に "Der lachende Ehemann" の Fein, fein, schmeckt uns der Wein は、日本でも Volksoper のコンサートで歌われるくらい有名な曲で、隣のお年寄りも一緒に口ずさんでいました。

Posted by: Steppke | January 31, 2016 at 06:55 PM

Steppke様

Badenの情報提供、ご感想、ありがとうございます。「Die gold'ne Meisterin」は、近年、上演されることがない作品だけに、Badenの取り組みには頭が下がります。

私もフォルクスオーパーからオペレッタ歌手を引っ張ってきていから、更にレベルが上がったように感じます。

Reinhard Alessandriさんですが、私はBadenの「メリーウィドウ」でダニロに出ているのを見ています(2009年の話ですが‥)。 グラーツ歌劇場の「白馬亭にて」では、ジードラーにも起用されていましたね。

あと、フォルクスオーパーでは「チャールダーシュの女王」のエドウィンなどでしょうか。キャリアを積んで、良い歌手になっているようで、今後が楽しみです。

Posted by: Feri | February 01, 2016 at 09:07 AM

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