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June 05, 2015

オーストリア航空がERJ-195を導入します

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今日は「オーストリア航空の新しい機材導入の話題」をお届けしましょう。

オーストリア航空は2015年6月3日に、従来、使っていたフォッカーからブラジルの航空機メーカー・エンブラエル機への機材更新を行うことを取締役会で決定したと発表しました。

導入されるのはエンブラエルERJ-195で、17機を導入されます。オーストリア航空としては初めてのエンブラエル機となるため、2015年8月に1号機が導入され、乗務員の訓練を開始し、2016年1月から定期便に投入される予定です。

今回、導入されるERJ-195は120席なので、置き換え対象となるFokker70(80席)、Fokker100(100席)よりも、輸送力が増強されることになります。

オーストリア航空で使用されているFokker70・100は自社導入機と、経営統合によりTyrolean Airwaysから移管された機材の2種類があります。Fokker70に関しては、1995年から1998年にかけて導入された機材なので、老朽化による置き換えが問題になっていた訳です。

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エンブラエルERJシリーズは、日本でもジェイエア、フジドリームエアラインズでも使用されている小型ジェット旅客機です。日本では国内線だけで使用されていますが、運行距離が短いヨーロッパでは、国際線の機材としても活躍しています。

オーストリア航空では、現在、Fokker 70を6機、Fokker 100を15機保有していますが、ERJ-195の導入に合わせて、2017年までに全機退役させることになっています。

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取締役会の決定から、実機の投入までの期間が非常に短いので気になったのですが、実はエンブラエル社に対して新規にオーダーをしたのではなく、ルフトハンザ・シティライン(Lufthansa CityLine)で使用されていた機材を譲り受けるため、早期の導入が可能になったようです。

今回、オーストリア航空に導入されるルフトハンザ・シティラインのERJ-195は2009年から2012年に製造された機体なので、「中古」とは言え、比較的新しいようです。

一方、ERJ-195をオーストリア航空に譲り渡すルフトハンザ・シティラインは、ユーロウィングス(Eurowings)かBombardier CRJ900 NextGenを導入するそうです。グループ会社間で、機材を移籍させるので、色々と複雑な「大人の事情」がありそうです。ちなみにルフトハンザ・シティラインは、現在、ERJ-195を24機運用しています。

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Fokker70・100が退役すると、オーストリア航空の機材は長距離用のB777-200ER、B767-300ER、中短距離用のAirbus A321-200 ・100、Airbus A320-200、Airbus A319、短距離用のターボプロップ機Bombardier Dash 8Q-400という体制になります。

余談ですが、Feriも何回かFokker70・100に搭乗したことがありますが、窓が楕円形で大きいため、視界が良かったことが印象に残っています。

最後に航空ファンでない皆さまに「トリビア」を‥ Fokker70・100は、リアエンジン方式で、機体がアメリカ製のDC-9に似ており、あまり特徴がありません。しかし、面白い仕掛けが付いているのです。

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旅客機には速度を落とすためにエアブレーキが付いています。通常の旅客機は、翼にブレーキが付いており、着陸すると羽が上がるのを見ることができる場合があります。

ところが、Fokker70・100は、何と機体後部にエアブレーキがあり、使うときは左右に割れるようなっています。当然、乗客からは見えませんが‥ 駐機しているFokker70・100の機体後部をよく見ると、左右に開くエアブレーキが付いているのがわかります。

また、空港の送迎デッキなどで見ていると、着陸時、後部のエアブレーキが開いている場面を見ることもできます。

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Comments

 オーストリア航空のFokkerには何度かお世話になりましたが、前方に座れればFeriさんがおっしゃるように眺めもよくていいのですが、後方のエンジン近くだとすごく五月蠅かった印象があります。
 オーストリア航空も成田線Yクラスは、777の横10列ならびで窮屈なのであまり乗る気がしません。やはりLCC指向でないとやっていけないのでしょうか?せめてBコンだけでも8列か9列並びで片道80-100ユーロぐらいの追加料金払えば乗れるようにしてくれればよいのにと思います。もちろんCクラスは座席も食事・サービスもよいと思います。

Posted by: Hunger | June 09, 2015 at 09:56 PM

Hunger様

後部がうるさいのはリアエンジン機の宿命でしょうね。DC-9やB727も後部はうるさかったので、私は早めにチェックインして、いつも前方座席を選択していました。

ところでAUAの日本線ですが、Yは実質、団体旅行専用ゾーンのようになってしまっているため、ハイデンシティになるのはやむを得ないと思います。

実質的に親会社となっているLHの意向もあるような気もします。何しろ非常口座席の指定に追加料金が必要な世の中ですから‥

Posted by: Feri | June 09, 2015 at 10:42 PM

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