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June 25, 2015

夏のオペレッタ情報

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最初に先日お伝えした「ニュースの続報」から。オーストリア航空は6月17日、2016年に赤のタイツ、赤の靴の新しい制服を採用すると発表しました。1352名の女性スタッフの投票で決まったものです。ちなみに70%の女性スタッフが赤のタイツに投票したそうです。確かに目立ちますからね。

さて、オペラ、オペレッタの2014/15レギュラーシーズンも、あと数日で終了になります。7月になると、各地で「夏の音楽祭」が開幕。今日は、そのうち、Feriが好きなオペレッタ上演に関する情報を整理してお伝えしましょう。

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○メルビッシュ「ヴェネチアの一夜」
「夏のオペレッタ」で欠かすことのできないものは、皆さまもご存じのメルビッシュでしょう。昨年はミュージカルの「アナテフカ」でしたが、今年は、すでにご紹介したようにヨハン・シュトラウスⅡ世の「ヴェネチアの一夜」です。

「ヴェネチアの一夜」は、「水の都 ヴェネチア」が舞台で、ゴンドラなども登場する場面が多いだけに、ステージの手前に水路があるメルビッシュにはピッタリの演目だと思います。ただ、セラフィンさんが引退してから、方針が定まっていないような気がします。

今夏はどんな演出になるのか、気になるところ。現時点では、舞台装置をはじめとする海上の画像は公開されていません。ただ、メルビッシュの場合、舞台装置や衣装は、伝統的なデザインなので、その点では、安心して観ることができます。

主要な出演者はダブルキャストになっていますので、観る日によって仕上がりに差が出るかもしれません。現在、予定されているキャストは、以下のとおりです。

-Caramello:Mirko Roschkowskiさん、Richard Samekさん
-Pappacoda:Roman Martinさん、Jeffrey Treganzaさん
-Annina:Elena Pusztaさん、Annika Gerhardsさん
-Ciboletta:Verena Barth-Jurcaさん、Barbara Pöltlさん
-Senator Delacqua:Heinz Zednikさん
-Senator Barbaruccio:Joesi Prokopetzさん
-Senator Testaccio:Ernst-Dieter Suttheimerさん
-Barbara:Dagmar Schellenbergerさん
-Agricola:Verena Scheitzさん
-Constantia:Marina Alsenさん
-Enrico Piselli:Otto Jausさん

今年はIntendanzのDagmar Schellenbergerさんが、Barbaraで出演しますが、Serafinさん同様、観ているだけでは満足できなくなってきたのでしょうか。なお、上演は7月9日から8月22日までです。

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○バーデン夏劇場「こうもり」・「陽気な農夫」
カジノに隣接した開閉式の屋根を備えたSommerarenaで行われる夏公演。天気の良い日は屋根を開放して、自然の風を取り入れますが、天候が悪化した場合は、屋根を閉めるので雨に悩まされる心配はありません。

Feriも、何回か行ったことがありますが、基本的にSommerarenaは舞台も含めて、狭いため、凝った演出は難しいようです。

今年のオペレッタは、定番の「こうもり」と、レオ・フィルの「陽気な農夫」(Der fidele Bauer)の2演目です。バーデンの場合、冬もそうですが、定番とちょっと珍しい演目を組み合わせることが多いですね。

Sebastian Reinthallerさんを総監督に迎えてから、演出も含めて、良いプロダクションが増えているバーデンだけに、今夏も期待できます。

予定されている「こうもり」のキャストは、以下のとおりです。

-Rosalinde:Barbara Payhaさん
-Adele:Katharina Melnikovaさん
-Prinz Orlofsky:Regina Schörgさん
-Falke:Sebastian Huppmannさん
-Dr. Blind:Thomas MalikさんとBeppo Binderさん
-Alfred:Glenn Desmedtさん
-Frank:Andreas Jankowitschさん
-Ida:Olga Czerwinskiさん
-Frosch:Rudi Roubinekさん
-Eisenstein:Sebastian Reinthallerさん

Eisensteinが重鎮のSebastian Reinthallerさんなので、締まった舞台になることでしょう。6月19日から9月3日までと、上演期間が長くなっています。

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一方、「陽気な農夫」は、最近、上演されるケースが少ない演目だけに、注目されます。予定されている「陽気な農夫」のキャストは、以下のとおりです。

-Martin Fischerauer:Hans-Günther Müllerさん
-Annamir:Laura Scherwitzlさん
-Stefan Scheichelroither:David Sitkaさん
-Rekrute:Martin Fischerauerさん
-Friederike:Iva Schellさん
-Vincenz:Maximilian Mayerさん
-Horst:Jan Walterさん
-Die rote Liese:Gabriele Kridlさん
-Victoria:Michaela Mockさん
-Endletzhofer:Franz Födingerさん
-Sanitätsrat von Grumow:Walter Schwabさん
-Lindoberer:Helmut Wallnerさん

こちらは、どんな演出で仕上げてくるか、興味あるところですね。

ところで、バーデンの場合、他の公演が8月中旬でお開きになるのと対照的にSommerarenaでの公演は9月上旬まで行われます。

そのため、フォルクスオーパーの2015/16シーズンの観賞と掛け持ちも可能。9月6日には「白馬亭にて」のプルミエが行われますから、バーデンをからめるとオペレッタ三昧というスケジュールを組めますね。

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○ランゲンロイス「ジプシー男爵」
今年で20周年を迎える「Schlossfestspiele Langenlois」。今年の演目は、ヨハン・シュトラウスⅡ世の「ジプシー男爵」です。ここもワインの名産地なので、オペレッタ鑑賞だけでなく、色々と楽しめる場所です。

お城の中庭を使うため、いわゆる舞台装置はありませんが、なかなか良い演出です。また、舞台(実際は舞台はありませんが‥)と客席が近いのも特徴。

Feriは、以前、「白馬亭にて」を上演した年にしか行ったことがないのですが、なかなか楽しめました。以前もご紹介しましたが「手作り感」にあふれたアットホームな雰囲気が良いですね。

現在、発表されている「ジプシー男爵」の主な出演者は、以下のとおりです。

-Graf Homonay:Sébastien Soulesさん
-Conte Carnero:Wolfgang Doschさん
-Sándor Barinkay:Franz Gürtelschmiedさん
-Maxim Zsupán:Rupert Bergmannさん
-Arsena:Melanie Wurzerさん
-Mirabella:Elizabeth Hagedornさん
-Ottokar:Alexander Tremmelさん
-Czipra:Elisabeth Reichartさん
-Saffi:Christina Maria Fercherさん

上演期間は7月25日から8月14日までですが、5公演と少ないのがネックです。以前は、フォルクスオーパーのアンサンブルが出ていたこともあったのですが、最近はご無沙汰のようです。

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○レハールフェスティバル「「ハンガリア式結婚式」
毎夏バードイシュルで行われるレハールフェスティバルは、オペレッタが上演される「夏の音楽祭」では、唯一、劇場内で行われる公演です。そのため、天候を気にする必要がないのが、最大のポイント。

今年の演目は、レハールの作品ではなく、ニコ・ドスタル作曲の「ハンガリア式結婚式」(「DIE UNGARISCHE HOCHZEIT」)になりました。カールマンの流れを汲む作品だそうですが、Feriは、残念ながら観たことはありません。かつてはフォルクスオーパーでも上演されたことがあるそうです。

現在、発表されている主なキャストは、以下のとおりです。

-Kaiserin Maria Theresia:Dolores Schmidingerさん
-Graf Stefan Bárdossy:Jevgenij Taruntsovさん
-Desider:Gerhard Balluchさん
-Josef von Kismárty:Tomaz Kovacicさん
-Frusina:Rita Peterlさん
-Janka:Regina Rielさん
-Árpad Erdödy:Thomas Zistererさん
-Etelka:Anna-Sophie Kostalさん
-Anton von Halmay:Wolfgang Geroldさん
-Rittmeister Baron von Kiessling:Matthias Schuppliさん

レハールフェスティバルの演出ですが、作品によって傾向が異なります。そのため、実際に見てみないと何とも言えないところがあります。

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○シュタイヤー音楽祭「白馬亭にて」
今夏、Feriが注目したのはシュタイヤー音楽祭(Musik Festival Steyr)です。演目は、2015/16シーズンにフォルクスオーパーのオープニングを飾るベナツキーの「白馬亭にて」です。

Feriは、シュタイヤー音楽祭には行ったことがないのですが、理由は、街が小さく宿泊が取りづらい点です。また、全体的に駐車場も少ない点もネック。

Schloss Lambergの中庭で上演されるので、雰囲気としてはランゲンロイスに近いようです。すでに音楽祭のサイトには、舞台装置の写真がアップされていますが、アウトドアなので、かなり大きな白馬亭が中央に鎮座しています。

ところで、Feriが注目したのは出演者です。

-Josepha:Martina Dorakさん
-Leopold:Josef Luftensteinerさん
-Wilhelm Giesecke:Andreas Mitschkeさん
-Ottilie:Rita Maria Nikodimさん
-Dr. Otto Siedler:Daniel Serafinさん
-Sigismund Sülzheimer:Michael Havlicekさん
-Prof. Dr. Hinzelmann:Ewald Reiterさん
-Klärchen:Lisa Maria Greslehnerさん
-Der Kaiser Franz Joseph II:Harald Serafinさん

主役のJosephaとLeopoldはフォルクスオーパーでご活躍のお二人。さらにSerafin親子の共演と、なかなか期待できそうなキャスティングです。

Josef LuftensteinerさんのLeopoldは、フォルクスオーパーで何回も観ていますが、雰囲気はピッタリでしたね。お芝居も上手なので、また観てみたい気がします。それに相手が、Feriお気に入りの歌役者のMartina Dorakさんとなれば、ついチケットのアイコンをポチッとしたくなってしまいました。

夏は、なぜかオペレッタ公演が増えるオーストリア。「オペレッタ=夏の風物詩」になってしまうのも困りものですが、レギュラーシーズン中とは違った公演を観ることができるのも楽しみの一つ。皆さまは、今夏、どの公演をご覧になりますか?

ところで“Feriさんは、どちらへおでかけ?”というご質問がありそうですが、今年はメルビッシュは決定。その他は、ナイショ‥

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Comments

ご無沙汰しておりました.

AUAの真っ赤なユニフォームは1989年に東京-ウィーン線(当時はANA,AUA,アエロフロート(お懐かしや!)の共同運航)が就航した頃,ご紹介のようないでたちであったと記憶しています.

いつの間にか,落ち着いた感じになっていましたが,また復活するんですね

Posted by: cumtempore | June 30, 2015 at 06:21 PM

cumtempore様

赤いストッキングはインパクトがありますよね。ちょっと日本では真似のできない配色かと思います。

Posted by: Feri | June 30, 2015 at 07:08 PM

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