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July 21, 2015

番外編 北海道の空をRedBullが飛ぶ

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恐らく日本の消費者市場で、最も普及しているオーストリア製品RedBull。最も、これがオーストリア製品であることをご存じの皆さまは少ないかもしれませんが‥

このブログでも、たびたび取り上げていますが、RedBullは各種スポーツを支援しているので有名ですね。先日、千葉県で開催された「Red Bull Air Race World Championship」も、その代表でしょうか。

さて、「Red Bull Air Race World Championship Chiba」にも出場した日本人パイロットの室屋義秀さんが、7月19日、北海道の航空自衛隊千歳基地で開催された航空祭(CHITOSE AIR FESTIVAL 2015)でアクロバットフライトを披露しました。友人が千歳まで出かけていったので、番外編として、その様子をお伝えしましょう。

航空自衛隊では、各基地で年に1回、航空祭(オープンハウス)を開催しています。入場無料のイベントなので、多くのお客さまが集まります。通常は、その基地に所属する航空機と航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の展示飛行が中心で、民間機が展示飛行を披露することは、ほとんどありません。

今回、どういった経緯かは知りませんが、開催1ヵ月ほど前に室屋義秀さんが、RedBull塗装のEXTRA300Sを使ったアクロバット飛行を披露することが発表されました。

なお、室屋さんが航空自衛隊の航空祭で、展示飛行を披露するのは、今回が初めてだそうです。

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さて、7月19日は、日本では三連休の中日だったのですが、北海道地方は台風11号の影響で天候が思わしくありませんでした。友人の話によると、室屋さんのチームは17日の金曜日夕方に千歳基地に到着したそうです。ただ、18日は雨模様で、室屋さんの予行も夕方、短時間、行われただけだったそうです。

RedBullとしては、当然、自社製品の販売促進が大きな狙いですから、売店エリアにはブースを出店して、積極的に製品をアピール。今回は室屋パイロットのイラストが入った限定RedBull缶(300円)を販売。日本人は限定品に弱いですから、結構、売れていたようです。RedBullも、だいぶ日本での商売がわかってきたようですね。

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さて、19日は、幸い、朝には雨が上がったのですが、雲底が低く、隣の新千歳空港を離発着する民間機ですら、雲の影響で、着陸直前まで姿が見えないという航空祭には、最悪の天候。

結局、予定されていた自衛隊や米軍の飛行展示は、大半がキャンセルとなりました。昼頃から徐々に天候が回復してきましたが、編隊飛行をするには視界が悪く、地元のお客さまが一番楽しみにしていたブルーインパルスの展示飛行もキャンセル(地上滑走のみ)になりました。

当初、室屋パイロットのアクロバット飛行は、ブルーインパルスの前に予定されていましたが、天候の回復をギリギリまでまつため、ショーストップ(最後の飛行展示)に変更されました。

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もともとアクロバット飛行に使用するドイツ製のプロペラ機EXTRA300Sは、低空での飛行性能に優れている上に、一機なので、演技内容を組み替えれば、飛行可能と判断したようです。

14時過ぎから、室屋パイロットによるアクロバット飛行が始まりました。千歳の空にRedBullカラーのEXTRA300Sが華麗に舞います。

友人の話によると、垂直系の演技は雲底が低いためキャンセルとなり、主に雲の下でアクロバット飛行を行ったそうです。とは言っても、アクロバット専用機ですから、普通のお客さまが想像できないような、機動を披露し、大変な人気を集めたそうです。

日本ではRedBullのF-1も有名なので、同じカラーリングのEXTRA300Sに親しみを持ったお客さまも多かったようです。このEXTRA300Sは、RedBullの塗装になっていますが、日本に登録されている機体で、パスファインダーという会社が所有しています。定置場所は定期便が就航していない福井空港です。

ところで、千歳基地には政府専用機のボーイング747-400が配備されています。航空祭当日は、実任務がない限り、展示されるのが恒例になっています。この政府戦況機を目当てにいらっしゃる航空ファンも多いのですよね。

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今回、政府専用機とRedBullのEXTRA300Sのコラボレーションが実現しました。しかし、写真で見ると、巨大なボーイング747-400に比べて、EXTRA300Sの小さいこと。

ちなみに最後の写真で、エンジンの前に止まっている青い機体がEXTRA300S。手前は千歳基地に配属されているF-15J戦闘機です。

さて、室屋パイロットは、この後、8月にはイギリスで行われる「Red Bull Air Race World Championship 第4戦」に出場するそうですが、今後の活躍を期待したいですね。

しかし、これを機会にRedBullが、オーストリアの会社であることを、日本の皆さまにも知って頂きたいですね。


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