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August 08, 2015

e.motion‥ウィーンのアニマルセラピー施設

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今日は「ちょっと変わった施設」をご紹介しましょう。

オットー・ワグナー教会で有名なシュタインホーフ付近を散歩している時、ちょっと変わった施設を見つけました。

施設に名前は「e.motion」と言い、施設内には馬をはじめ、羊などの動物が飼われていました。その時は、どのような施設なのかわからなかったので、後日、調べてみました。

その結果、この施設は日本では「アニマルセラピー」と呼ばれる動物を使ったセラピーを行っているところであることがわかりました。

ちなみにアニマルセラピーというのは、和製英語で、厳密には、医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法(Animal Assisted Therapy:AAT)と、動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を目的とする動物介在活動(Animal Assisted Activity:AAA)の二つがあるそうです。

Feriは、このジャンルは門外漢なので、詳しい効果や手法はわかりませんが、動物と触れ合わせることで、患者さんのストレスを軽減させる、あるいは患者さんに自信を持たせることなどを通じ、精神的な健康を回復させることを狙っているそうです。

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主に情緒水準が高いと言われているほ乳類、具体的には馬やイルカなどが使われることが多いそうです。

さて、シュタインホーフにあるe.motionが運営するSoz. Med. Zentrum Otto Wagner Spital /Wienは、正に、この馬を使ったセラピーの施設だったのです。

かなり広い施設で、患者さんを宿泊させて、セラピーを行うこともできるようになっています。なお、この施設の対象者は、子供さんをはじめとする若年層です。

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団体のホームページを見ると、動物介在療法と動物介在活動の両方を行っているようです。そのため、馬(乗馬)以外にも、羊、ウサギ、モルモット、犬なども飼っており、目的に応じて動物を使い分けているそうです。

いずれもセラピーを目的としているため、動物は特別な訓練を受けおり、専門のスタッフが運営をしています。

この団体はNPO法人のようですが、運営に当たっては、臨床心理士をはじめとする専門家が深く関わっている他、応用精神分析研究所、ウィーン大学教育学部、ウィーン総合病院などの専門機関と連携して、療法の研究・開発も行われています。

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当然、ウィーン市も前編的にバックアップしており、そういう意味では、極めて公益性の高い団体と言えるでしょう。

オーストリアなので、例によって、この組織の維持に必要な資金は、支援者からの寄付などによってまかなわれています。

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いわゆる観光施設ではありませんから、通常、施設内部を見学などはできないようです。ただ、施設の外から、様子を見ることは可能です。

実は、Feriは、その後、シュタインホーフ公園内で、子供さんが乗馬をしている場面に遭遇したことがあります。当初は、単なるレジャーなのかなと思ったのですが、後から考えると、どうやら、この施設でセラピーの一環として、実際のフィールドで乗馬を行っていたようです。

こういった施設を使って、子供さんや若い方が、元気になると良いですね。

最後に、この団体が行ったデモンストレーションの模様がYouTubeに紹介されていましたので、ご覧にいれましょう。

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