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August 17, 2015

シュタイヤー音楽祭「白馬亭にて」

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久しぶりに「オペレッタの話題」をお届けしましょう。

今まで足を運んだことがなかったシュタイヤー音楽祭(Open Air im Schlossgraben von Schloss Lamberg)ですが、今年はFeriお気に入りの「白馬亭にて」が上演された上に、ヨゼファはMartina Dorakさん、レオポルドはJosef Luftensteiner、さらにSerafin親子が出演するとあって、観にゆくことにしました。

ただ、諸般の事情で、最終公演の8月15日になりましたが‥

シュタイヤーはなかなか面白い街なので、こちらの話題は改めて、お届けします。

本公演の演出はSusanne Sommerさん、指揮はSiegfried Andraschekさん。
最終公演の出演者は、以下のとおりです。

-ヨゼファ(Josepha Vogelhuber):Martina Dorakさん
-レオポルド(Leopold Brandmeyer):KS Josef Luftensteinerさん
-ギーゼケ(Wilhelm Giesecke):Andreas Mitschkeさん
―オッテイリー(Ottilie):Rita Maria Nikodimさん
―ジードラー(Dr. Otto Siedler):Daniel Serafinさん
―ギズスムント(Sigismund Sülzheimer):Michael Havlicekさん
―ヒンツェルマン教授(Prof. Dr. Hinzelmann):Ewald Reiterさん
―クレールヒェン(Klärchen):Lisa Maria Greslehnerさん
カイザー・フランツ・ヨーゼフⅡ世(Der Kaiser Franz Joseph II):KS Harald Serafinさん
-ピッコロ(Der Piccolo):Angelo Margiolさん/Tobias Margiolさん(当日、どちらかだったのかは不明)

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会場は古いお城の堀割。舞台はお城の中にある渡り廊下の下に設定されていました。座席は仮設のものですが、後ろの方は見やすいように段差がつけてありました。

Feriは、かぶりつきの最前列にしましたが、舞台全体を見る場合は、後ろの方が見やすいかもしれません。

まず、オーケストラは、かなり小編成でアンサンブルに近いものでした。舞台左側に専用のスペースがあり、そこで演奏を行っています。

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アウトドアのため、全員がワイヤレスマイクを使用していました。オーケストラに関してもマイクを使って、舞台両側のスピーカーから流していたので、アンサンブルでも問題はなし。

演出に関しては、時代設定が現代になっていましたが、ザツルカンマーグートのお話なので、皆さん、民族衣装で出演するため、違和感はありませんでした。

また、前半、観光客が雷雨に見舞われる場面では、偶然にも小雨が‥ リアルな展開になりました。その後、雨は上がったので、見ているお客さまは助かりましたが‥

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展開は、基本的にオリジナルに近いものでしたが、舞台となる白馬亭は改装中。養生シートで覆われており、工事を担当する職人さんの姿がシルエットで表現されています。

また、現代なので、カイザー・フランツ・ヨーゼフⅡ世は、テレビのロケで俳優さんが演じるという想定でした。

そのため、カイザーが白馬亭に来る場面では、ORFのロゴが入ったテレビカメラが撮影をする上に、監督などが舞台上に陣取るという、ちょっと面白い展開でした。ただ、テレビのロケなので、逆に衣装は古い時代のままというところが泣かせます。

なお、一幕はギーゼケが民族衣装に着替えて、地元のダンスをヨゼファと踊る場面まででした。最近、多い区切り方ですね。

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それ以外に関しては、アウトドアで舞台転換ができないため、基本的に白馬亭の前でお芝居を進める都合、一部、省略しているシーンがありましたが、違和感はありませんでした。

もちろん格好をつけているギズスムントが禿げをカツラで隠しているのは、オリジナルどおり。舞台右側にはウォルフガングゼーを模した池があり、

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そこでギズスムントとクレールヒェンが水着姿でいちゃいちゃする場面も設定されていました。Feriは最前列だったので、水しぶきが飛んできましたが‥

このほか、舞台左側に城壁を使ってギーゼケのハイキング場面などを再現していました。

さて、出演者ですが、やはりフォルクスオーパーの「白馬亭にて」で永年、レオポルドを演じていたJosef Luftensteinerさんの演技が素晴らしかったですね。

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また、同僚のMartina Dorakさんとのコンビネーションも見事でした。

普通、赤貧の昆虫学者ヒンツェルマン教授は痩せぎすの方が起用されることが多いのですが、今回、起用されたEwald Reiterさんは、お腹がしっかり出ている巨漢のおじさま。Feriとしては、ちょっとイメージが違いました。

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今回、弁護士ジードラーに起用されたDaniel Serafinさんですが、メルビッシュに出ていた頃に比べると、格段に良くなっていましたね。お父様のHarald Serafinさんもご満悦だったようです。 

実は最終公演ではサプライズが用意されていました。というのはMartina Dorakさんは8月15日がお誕生日だったようで、何とカーテンコールではなく、レオポルドと結ばれた直後に、ハッピーバースデーツーユーの演奏。

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そして、思いを寄せていたジードラー役のDaniel Serafinさんから花束贈呈。まだ、お芝居が続いている中だったので、Martina Dorakさんもびっくりしているようでした。

いつも笑顔が素敵なMartina Dorakさんのあふれんばかりの笑顔が魅力的でしたね。

また、編曲で素晴らしかったのは、カイザーが登場する場面で演奏される旧オーストリア国歌をウォルフガングの歌とつながるようにアレンジしたこと。これはお開きの際にも流されましたが、なかなか魅力的でした。

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23時前にお開きとなりましたが、会場向かいにあるオープンカフェは営業中。皆さま、ワインなどを飲みながら余韻に浸っていました。

最終日だったためか、主要な出演者もオープンカフェの登場。Josef LuftensteinerさんやMartina Dorakさんの姿を見かけました。

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ちなみにワイングラスの右側にはお客さまと歓談するJosef Luftensteinerさんの姿が‥

会場も狭いため、全体的な雰囲気としてはランゲンロイスに近い感じがしましたが、フォルクスオーパーの出演者が起用されていたこともあり、予想以上に素晴らしい仕上がりでした。だからオペレッタは止められませんね。

なお、シュタイヤーでは、もう一つ大きなサプライズがあったのですが、これについては、後日‥

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