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September 29, 2015

選挙運動を拝見

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9月27日にはオーバーエスターライヒ州で州議会議員の選挙が行われましたが、移民問題を追い風にFPÖ(自由党)が大幅に議席を伸ばして、SPÖ(社会民主党)を抜いて第二党に躍進。

一方、ÖVP(国民党)は大幅に議席を減らしましたが、かろうじて第一党を維持という結果になりました。

さて、いよいよ10月11日は「ウィーン市議会議員選挙」です。20年間、市長を務めたホイブル氏が、続投できるかどうかは、所属する政党のSPÖが第一党に留まることができるかどうかに掛かっているそうです。

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という訳で、今日は「選挙運動の話題」をお届けしましょう。

Feriは、こちらでは選挙権はありませんし、日本でも選挙運動に携わったことはありませんが、外野から見ていると、結構、興味深いものがありますね。

日本では、選挙運動が始まると、立候補者のポスターが公式掲示板に張り出されますが、こちらは比例代表制なので、立候補者の個人ポスターは、あまり見かけません。

多くは党首などに代表されるトップの写真。しかも、看板の形で街中に掲出されます。これは、結構、目立ちますね。

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ところで、今回の「ウィーン市議会議員選挙」では、以前、1区で区長を務めた女性(元ORFのキャスターだった方)が、政党SPÖからFPÖを鞍替えして市議会議員選挙に立候補したことが話題になっています。

いわゆる「勝ち馬に乗る」というパターンですね。当然、話題候補なので、インナーシュタットでは、この女性が出ている看板も見かけました。

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それから、日本では選挙管理委員会の証書が貼ってある公式ポスターを剥がしたりすると、罰せられることがありますが、こちらでは、看板やポスターにいたずら書きをするケースが非常に多いです。

法令で禁止されているのかどうかは、わかりませんが、色々、興味深い落書きが書かれています。

また、いわゆる街宣車による街頭演説については、Feriは見たことがありません。逆に最も目につくのは「Erntedankfest 2015」を始め、9月に各地行われたStraßenFestivalなどに政党のブースを出して、政党職員(臨時職員かもしれませんが‥)がリーフレットとグッズを道行く人に配りまくるという活動パターンです。

ちなみに左の写真は「Erntedankfest 2015」で見かけたÖVPの活動用バスです。

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とにかく効率を考えると人が多く集まる場所で活動をするのが鍵を握るのは言うまでもありません。Mariahilfer Straßeなどでも、仮設の活動拠点を歩道に設置して、買い物でやってきた住民に対して、盛んにアピールしていました。

右の写真はピンクがシンボルカラーとなっているNEOSの活動です。

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先日、ご紹介した「Mistfest2015」のように私有地内では、さすがに政党ブースを出すのは難しいようですが、しっかりしていて、必ず近くの公園などにブースを出しています。そして、会場へ向かう住民に盛んに自党をアピール。

合わせて、デッキチェアを用意して、“どうぞ、こちらでお休みください”という姿勢を示していました。

こちらでも、無料でもらえるグッズは人気がありますので、投票するかどうかは別にして、とりあえずグッズはもらっておこう‥という人が多いですね。

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また、子供さんに人気なのは、風船。そのため、子供さんが集まるFestでは、必ず各政党ともに風船を大量に準備して、子供さんに渡しています。

子供さんが“風船が欲しい”‥というと、選挙権のある親御さんも来ますから、アピールができる‥という訳です。

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なお、お菓子類を配る政党もあります。小さいラムネ菓子などが多いですが、環境政党である緑の党はBioのおつまみ。考えています。

各政党ともにグッズは色々工夫していますが、各政党共通のものは、実用品の代表、ボールペンです。これは、何本あっても困らないので、皆さん、必ずもらっていますね。

また、緑の党などが力を入れているのが、買い物用のトートバッグ。環境政党なので、なかなか良いデザインです。

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実際、このトートバッグを使っている人を街中でも結構、見かけます(ただ、緑の党を指示しているかどうかは、存じませんが‥)。FPÖもトートバッグを配っていましたが、デザインでは緑の党の勝ち。

また、地下鉄の駅前のように人が多く集まる場所に簡単なステージを設けて、バンド演奏を行いながら、自党をアピールするというイベントを開催していることもあります。

写真は Ottakring駅前広場で行われていたSPÖが運営している「BEZIRKS TOUR 2015」。どうやら各区を回って自党をアピールしているようです。

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が、その後、同じ場所でFPÖがテントを張って、グッズを配っていました。どの政党も、人が集まる場所はしっかり掴んでいるのですね。

このほか、9月18日からOttakringで始まった「2015Kirtag」のオープニング・セレモニーにホイブルホイブル市長とSPÖの幹部が 来場しました。

その際、何とSPÖの運動員が何やら赤いカートを引いており、そのから特大のLebkuchenherzを取り出して、集まった支持者に配り出しました。当然、数に限りがあるので、あっという間になくなってしまったようですが、良くやりますね。

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ウィーンではありませんが、9月27日に州議会議員選挙が行われたオーバーエスターライヒ州のある街では、FPÖが独自に集会を開いたのですが、その際、オーストリアの皆さまがお好きなチキンの格安で販売。

この安いチキンを目当てに地域の皆さまが大勢、集会に集まったという話を聞いたことがあります。

もちろん、ウィーンでも9月12日にはFPÖがプラーターで「Volksfest」を開催。当たり前ですが、入場無料。Feriは、行きませんでしたが、もしかしたら飲食が格安でできたのかもしれません。

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また、先日、このブログでご紹介した「Tag der offenen Tür im Wiener Rathaus」(ウィーン市庁舎一般公開)では、場外、場内ともに選挙運動が盛んに行われていました。

今回の場合、「SPÖが不利で、FPÖに勢いがある」という分析があるためか、各党とも、自陣営への票獲得に向けて、かなり派手に活動をしていました。

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しかし、これだけ大きな看板を市内の至る所に出し、各種のイベントに合わせてグッズを配りまくる訳ですから、運動費も膨大になるような気がします。

このあたり、法律の違いなのかもしれませんが、大量のグッズ配布に代表される「実弾攻撃」が多いのも特徴でしょうね。

なお、テレビなどでは、党首討論のようなまじめな番組も設定されており、政党の主張は、そこで確認することができるようです。

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最後の写真は市議会議員選挙への投票を呼びかける公共広告で、現在、ウィーン市内の至る所で見ることができます。人物は何種類かあるようですが‥ 

そう言えば、路面電車の停留所にも貼ってあるので、27日の「Der Livestream zur großen Parade」でも配信された映像に映っていましたね。

10月に入れば、ウィーン市議会議員選挙の投票日まで、残りわずか。各政党とも、選挙戦に力が入ることでしょう。


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