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October 24, 2015

Edita Gruberovaさん出演「Anna Bolena」

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Edita Gruberovaさんが国立歌劇場に出演する時は、必ず現れるFeri。しかし、まだ記事になっていないので、どうしたのかとご心配の皆さま。ご安心ください最終公演を観てきました。

2015/16シーズン、グルベローヴァさんが、国立歌劇場に出演する唯一の演目が「アンナ・ボレーナ」です。2012年の来日公演の際、出演されたので、ご覧になった日本のファンも多いことでしょう。

ところで、10月の国立歌劇場ですが、Anna Netrebkoさんが出演する「Eugen Onegin」が上演されるので、普通のお客さまはこちらの方に関心が集まったようです。しかし、Feriの関心はEdita Gruberovaさんが出演する「Anna Bolena」。

当日の指揮は、日本公演でも「アンナ・ボレーナ」を振ったEvelino Pidòさん。主なキャストは、以下のとおりです。

-エンリーコ8世:Marco Vincoさん
-アンナ・ボレーナ:Edita Gruberovaさん
-ジョヴァンナ・シーモアSonia Ganassiさん(日本公演でも同じ役)
-リッカルド・パーシー卿:Celso Albeloさん
-スメトン:Margarita Gritskovaさん
-ロシュフォール卿:Ryan Speedo Greenさん
-ハーヴェイ:Carlos Osunaさん

通常、グルベローヴァさんは完璧主義なので、日本公演の際、今まで同歌劇場で行ったことのない演目に出演することはあり得ないのですが、2012年はなぜか「アンナ・ボレーナ」に出演されましたね。

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当時、Anna Netrebkoさんが起用されることが多かった「アンナ・ボレーナ」。3.11の震災以降、若手の有力歌手は来日を忌避するようになりましたから、そのかわりに急きょ、Edita Gruberovaさんに白羽の矢が立った‥という気もしますが、Feriは関係者ではありませんから、事の真相はわかりません。

しかし、日本公演が先で、現地、ウィーンでの公演が3年後というケースは珍しいですね。逆にウィーンのファンにとっては、待ちに待った「アンナ・ボレーナ」と言えるでしょう。

通常、FeriはEdita Gruberovaさんが出演する国立歌劇場のオペラは2回観るのですが、今回は仕事が立て込んでおり、最終日の23日だけになってしまいました。

友人が18日の公演に行ったのですが、開演前に劇場係員が出てきて“今日は、湿度の関係でEdita Gruberovaさんは声の調子が良くない”といったお詫びが入って、会場がざわついたそうです。しかし、最終日の23日は、万全の体制で出演されました。

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まず、演奏ですがEvelino Pidòさんは日本公演でも振っている上に、国立歌劇場でも「ロベルト・デビュリュー」など、Edita Gruberovaさんが出演する演目も担当しているので、呼吸もピッタリという感じがしました。日本公演の際は、若干テンポが速いような印象を受けましたが、今回は落ち着いた感じの演奏でした。

さて、気になるEdita Gruberovaさんですが、最終日だったせいか、近年になく気合いが十分に入っており、迫真のお芝居に心を打たれました。

「アンナ・ボレーナ」は終盤に山場が設定されているため、一幕は抑え気味でしたが、それでも例によってオーケストラやコーラスに埋もれることなく、素晴らしい存在感を発揮していました。

そして、二幕の幕切れ直前、錯乱と正気を行き来する場面は、歌も含めて見事の一言。例によって広い音域、高度な歌唱技術には魅了されました。さすがに「声の艶」は衰えていますが、それを歌唱技術と持ち前の音域でカバーしているという感じですね。

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会場が異なるという背景もありますが、3年前の東京公演よりも格段に素晴らしいアンナ・ボレーナでしたね。

今回の共演者も、なかなか良い味を出していました。日本公演でもジョヴァンナ・シーモアを務めたSonia Ganassiさんは、さすがに見事な歌いぶりでした。日本公演の記事でも書きましたが、この役はガランチャさんで観たかったところですね。

男性陣では、リッカルド・パーシー卿のCelso Albeloさんが見事でした。今回は、共演陣のレベルも揃っており、なかなか見事な舞台に仕上がっていました。

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例によって最終公演ということで、怒濤のカーテンコール。出待ちもかなりのファンが集まっていましたが、Edita Gruberovaさんは一人ひとりのファンにていねいに対応していたのが印象的でした。

毎回、今回が最後では‥という思いで観ていますが、お歳を召しても研鑽を忘れない本当に「歌手の鏡」のような方だと思います。

ところで、プログラムですが、表紙はAnna Netrebkoさん。舞台写真も差し替えることなく、Anna Netrebkoさんのアンナ・ボレーナばかり。

Webサイトの方はEdita Gruberovaさんに差し替えられていましたが、個人的には、これはちょっとねぇ‥だから、なかなか出てくれないのですよ‥以下、自粛。

しかし、久しぶりにオペラを堪能した晩秋の夜でした。


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