ホイリゲも色々
招へい元の倒産などにより、ブダペストオペレッタ劇場が来日しなくなって、かなりたちますが、友人からの情報によると、2016年1月に、一部のメンバーがニューイヤーコンサートで来日するそうです。
モーニカ・フィシュルさんも来日するようで、音楽監督のラースロー・マクラーリさんがピアノ伴奏を担当するとか。Feriも最近はすっかりブダペストもご無沙汰ですね。
さて、今日は「ホイリゲの話題」をお届けしましょう。
NeustiftやGrinzingにあるホイリゲの中には、観光客の皆さまが利用することメインにしたお店がありますが、Feriは、どちらかと言うと、地元の皆さんが沢山、集まる「地元密着のホイリゲ」がお気に入り。
ウィーン市内にも、そういった「地元密着のホイリゲ」が沢山ありますが、郊外に行くと、そういうお店が増えるような気がします。
ニーダーエスターライヒ州のBad Fischau – Brunnは、個性的なホイリゲが沢山ある街です。まだ利用したことはないのですが、以前、このブログでご紹介した「たまごの自動販売機」があるのも、実はホイリゲなのですよね。Feriは、近くに友人夫婦が住んでいるため、時々、出かけることがあります。
以前もご紹介しましたが、Bad Fischau – Brunnのホイリゲは、ワインの生産量が少ないため、1週間毎の輪番制で営業しています。ごく希に、二つのお店の営業期間が重なっていることがありますが‥
ウィーンから距離があるため、行く時は、それなりの準備が必要。そのため、全店を制覇するのは、正直、大変です。
しかし、親切なことに街のホームページにはHeurigenkalenderが掲載されており、これで営業日を確認することができます。
Feriは、今夏、Bad Fischau – Brunn で2軒のホイリゲを訪ねました。そのうちの1軒は、昨年も訪ねたお店です。
このお店ですが、面白いのは、シャニガルテンに出るには、お店の中を通って中庭に出る必要があるという点です。
一般的なホイリゲでは、道路から見える場所にシャニガルテンを開設しているケースが多いだけに、一見さんには敷居が高いお店です。
階段を上がって、玄関から店内に入ると地元の皆さんで一杯。Feriは、全く気になりませんが、初めての人だと、玄関から聞こえてくる地元民の笑い声で、気後れしてしまうかもしれません。
また、シャニガルテンは、実は道路に面しているのですが、道路とシャニガルテンの間に高い塀があるため、外からは見えません。最も入ってしまえば、普通のホイリゲですが‥
ところで、今回、このお店に入った時、犬を連れて来店していた地元のお客さまがいたのですが、何と犬が店内でひっくり返って休んでいました。珍しいポーズ。まさかワインで酔っ払った訳ではないでしょうが‥
さて、もう1軒は、今夏、始めて営業日に当たったお店。こちらは、門を抜けるとシャニガルテンという一般的な構造です。
とは、言っても写真をご覧になるとわかるように、門が全面的に開いている訳ではなく、良くのぞかないとわからない構造です。ホイリゲの存在を知らない人が通りかかったら、単なる農家か民家に見えてしまいます。
このお店で面白いのは、シャニガルテンの奥が農場になっていることです。柵で仕切ってありますが、農場内に入ることも可能です。そして農場内には鶏や子豚が放し飼いになっているのです。
正直、子豚が歩いているホイリゲは、初めてだったので、ちょっと驚きましたが、田舎の雰囲気が出ていて、なかなか良かったですね。
夕方になったら、子豚が豚舎の方に帰って行きましたが、そこには親豚が。なお、親豚は、さすがに巨大内ので、豚舎の中に入っていました。
豚舎に帰った子豚は、さっそく、母親から乳をもらっていました。このくらいの子豚が一番、可愛いですね。当たり前ですが、この時はウィンナシュニッツェルの話題は御法度‥
Bad Fischau – Brunnは、小さな街なので地元に住んでいる方に加えて、隣接するWiener Neustadtから自転車なのでやってくるお客さまも多いようです。
ところで、秋口からウィーンのホイリゲで、ワインのお値段が若干、上がったようです。値上げ幅ですが0.2Euro位ですが、ウィーンで暇がある時は、ホイリゲ通いが日課のFeriとしては、ちょっと痛いですねぇ。
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Comments
ホイリゲで猫や犬に出逢うことがあっても、
流石にブタさんには😅(確かにシュニッツェルの話題は…😁)
約1か月後には新酒も解禁ですね🎵
ワインの料金も値上げですか😢
旅行者としては、日本では味わえない雰囲気なうえ、
料金も手頃だと思ってしまいますが、
日々楽しみに利用されている地元の方々には、痛いですよね😢
Posted by: necchi | October 07, 2015 04:26
necchi様
今年は当初、猛暑の影響でブドウ栽培に大きな影響があるのでは‥と言われていましたが、後半、天候が安定して、ワイン醸造に必要な収穫量は確保されたようです。
ワインに限らず、全体的に物価が上がっている感じがしますね。
Posted by: Feri | October 07, 2015 06:08