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October 05, 2015

番外編 ドイツ博物館別館を訪ねて

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難民問題で揺れるドイツ・バイエルン州ですが、今日は番外編としてドイツ・ミュンヘンにある「ドイツ博物館別館」をご紹介しましょう。

科学技術系の博物館が充実しているドイツですが、その中でも古くから有名なのがミュンヘンにあるドイツ博物館(Deutsches Museum)でしょう。ミュンヘン旧市街の東側、イーザル川の中州に設けられています。

オスカー・フォン・ミラーが1903年に提唱し、1925年から一般に公開されました。ドイツ博物館は、ドイツの科学技術を若い世代に引き継ぎ、学んでもらう目的で設立された体験型の博物館です。

そのため、農業、鉱業、鉄道、機械、航空・宇宙と、科学技術全般に関して展示されています。

従来は、イーゼル川の本館だけだったのですが、現在では、旧市街西側のテレジエンヘーエ区(Theresienhöhe)に交通センター館(Verkehrszentrum)、ミュンヘン北西近郊の町オーバーシュライスハイム(Oberschleißheim)にシュライスハイム航空館(Flugwerft Schleißheim)、ボンにボン・ドイツ博物館(Deutsches Museum Bonn)が開設されています。

Feriは、何回かドイツ博物館本館を訪ねていますが、2008年7月、バイエルン国立歌劇場でグルベローヴァさんとガランチャさんが共演するオペラ「ノルマ」を鑑賞するためミュンヘンを訪れた際、久しぶりに本館を訪問してみました。

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ところが、以前、本館に展示されていた同館のシンボル的存在だった蒸気機関車S6/3が消えており、その場所には船が置かれていて、びっくり仰天。

館内の案内を見たところ、鉄道車両をはじめとする交通関係は、新設された別館の交通センター館に移ったことを知りました。

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という訳で、さっそくテレジエンヘーエ区にある交通センター館へ。本館からは路面電車の18系統でカールスプラッツまで行き、ここからU5でSchwanthalerhoheへ向かいました。

駅構内に案内があったので、すぐに交通センター館に到着することができました。なお、入場料は本館とは別に支払う必要があります。

交通センター館ですが、どうも元は交通局の車庫があった場所を活用したような雰囲気でした。

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同館には、展示施設がホール1からホール3まであり、大部分の鉄道車両はホール2の「旅行」に関するコーナーに展示されています。ちなみにホール1は自動車、ホール3は都市交通です。

新しく整備しただけあって、展示ホールも広く、鉄道車両では、ICE1の先頭車(ET402)が、バイエルンが誇る蒸気機関車S3/6と並んでいました。もちろん、SIEMENS製の「世界最初の電気機関車」も展示されています。

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この他、スイス・レーティッシェバーンのクロコダイル411電気機関車も客車と一緒に展示されていました。

ちなみにホール2は写真のように中央にプラットホームがあり、その両側に鉄道車両が並べられています。その上には回廊もあって、上から鉄道車両など観察できるようになっている点も特徴の一つ。

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都市交通のホール3には、ミュンヘンのSバーンで活躍しているET420の先頭車がベルリン地下鉄の車両と一緒に展示されています。この他、路面電車やバス、地下鉄なども展示されています。

興味深いのは、展示方法です。普通に車両を展示しているだけではなく、写真のように路面電車はクレーン車が脱線を復旧している場面を再現しています。いわゆる形態展示というパターンですね。

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また、バイクの修理工場を再現したコーナーもあり、修理技術も伝承していこうという姿勢が感じられます。「マイスターの国」らしいところです。

そして、基本的には地上交通の展示なのですが、ホール3の天井には黄色い救急ヘリの姿が‥ ご存じのようにドイツやオーストリアでは、交通事故が発生すると救急ヘリが、事故現場に直接、着陸し、事故に遭った人を収容します。つまり救急ヘリも都市交通に深く関係がある‥という訳です。

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展示物ですが、ドイツ博物館本館に収納されていたものはもちろん、新しく集めたものも多いようです。ちょっと変わったところでは、工事用の小型蒸気機関車がトロッコと一緒に展示されていました。

もちろんホール3には、バイエルンをイメージした鉄道のジオラマもあります。体験型の博物館なので、S6/3の動輪回転、Sバーンのシミュレーターなどが時間を決めて、行われています。

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全般的に見ると自動車、バイク関係の展示が充実しているようです。さすが、自動車大国。しかし、ちゃんとHONDAのバイクも展示してあるのが、嬉しいところです。

もっとも、これは鉄道に関しては、DB Museumをはじめとする専門の博物館が充実していることも影響していると思います。

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ただ、交通センター館と協力関係にあるLokwelt Freilassingがあります。こちらはDBの機関区を転用した施設ですが、まだFeriは訪問したことはありません。

こちらの博物館らしく、館内のビュフェは大人の雰囲気。もちろん、軽食だけでなくアルコール飲料も提供されています。

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入り口近くにはミュージアムショップもありますが、グッズ以上に交通関係の書籍が充実しているのが特徴です。

当たり前ですが、企画展なども随時開催しており、交通関係、特に自動車に興味のある方でしたら、充実した1日を過ごすことができると思います。

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なお、Feriが行って見たいもう一つの別館がLuftfahrtmuseum。現在も本館で航空機が展示されていますが、こちらは比較的新しい軍用機を含む航空機が多数展示されています。

Flugplatz Schleißheimという空港に隣接しており、公共交通機館ではS1やバスで行くことができます。いずれオペラの合間に訪問してみたいと思っています。


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