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November 05, 2015

国民性の違い?

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今日は「国民性の違い」についての話題をお届けしましょう。

10月26日、ナショナルデー当日、フィッシャー大統領をはじめとするVIPが「無名戦士の墓」を参拝しましたが、その際、Burgtor前に特別儀仗隊が待機していました。

その時、興味深い光景を目にしました。大統領や首相が到着する前、整列が終わって待機中の儀仗隊隊員を分隊長が服装や銃の位置をチェックしていたのです。

日本では、通常、行事本番でのチェックは、ほとんど無いという話を聞いたことがあります。そのため、事前に入念な訓練を重ね、本番では一糸乱れぬセレモニーを実施するのが当たり前になっているようです。

特に陸上自衛隊の儀仗隊である第302保安警務中隊という部隊の事前訓練は、半端ではないという話を聞いたことがあります。
これは何もVIPを出迎える公式行事だけでなく、以前、このブログでもご紹介したことのある「自衛隊音楽まつり」や、国や自治体が主催する各種防災訓練でも同じだそうです。

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「自衛隊音楽まつり」などは、数ヶ月前から部隊単位で訓練を重ね、本番の前には、今度は会場の武道館でリハーサルを何度も重ねて、当日を迎えるそうです。

このほか、各種の防災訓練でも自治体のお偉いさんやマスコミに「訓練の成果を見せる」ことが目的になっているためか、デモンストレーション内容はもちろん、アナウンスのタイミングも含めて、事前に徹底的な練習を行うようです。

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要するに、本番でミスがあると、後々、問題になるので、不手際が起こらないように徹底的に事前訓練をするというのが、日本人の国民性なのかもしれません。

話をオーストリアに戻すと、本番での儀仗隊チェックに加えて、式の進行が緻密に決まっていないようで、途中、連邦軍の将官が儀仗隊の隊長に、退場のタイミングなどなどの指示を出している場面がありました。ある意味、舞台裏が丸見えです。

ただし、特別儀仗隊に所属する隊員個の人スキルは高く、実際、「無名戦士の墓」の前で警衛している姿は、微動だにせず、絵になっていました。

また、日本の航空自衛隊が誇るアクロバットチーム「ブルーインパルス」などは、演技中、秒単位で演技を行っており、演技中も“○秒遅れ“といった交信が機上から地上の管制部隊へ行われていると、航空ファンの友人が話をしていました。さすが新幹線を3分間隔で遅れなく運転する国ですね。

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日本人のFeriから見ると、オーストリアは、「オペレッタ国家」らしく、公式式典でも平気で開始時間がずれますので、アバウトなように見えます。

逆にオーストリア人から日本を見ると、「セレモニーのために徹底的な事前訓練を行う」という光景は常軌を逸しているように見えるかもしれません。

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そう言えば、以前、甲斐 栄次郎さんが国立歌劇場のアンサンブルだった時、“こちらでは、出演者全員が揃って稽古をするのは、新演出の時くらいで、レパートリー公演の場合、共演者が初めてでも、ゲネプロはなく、個別のプローベだけで本番に臨みます“というお話を伺ったことがあります。個人のスキルが高いので、ゲネプロなしでも、うまくいくそうです。

一方、日本のオペラ公演では、公演の絶対数が少ないため、どうしても稽古の量が半端ではなく多いそうです。それも、個人の稽古から始まり、各パートの稽古、さらに最後のゲネプロまで、本当に徹底的に稽古をするそうです。

そう考えると、日本人は事前の訓練や稽古好きな国民なのかもしれませんね。

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