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December 19, 2015

ÖBBのCityJet拝見

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今日は、またまた「鉄道の話題」をお届けしましょう。

2015年12月13日のダイヤ改正に合わせて運用を開始したÖBBの新しい近郊型電車「CityJet」(4746型)。

ウィーンでは、現在、S80に投入されているようなので、さっそくHauptbahnhofへ見に出かけました。とは言っても在来車の4024型と共通運用なので、どの列車に入るかは不明。

一応、全面開業初日に目撃した時間を目安にHauptbahnhofへ向かいました。

すると、どこで情報を入手したのか、カメラを持った鉄道ファンの姿が。時刻表を見ると9時55分発Hausfeld Straße行きのS80に投入されているようです。

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案の定、9時55分発のS80でCityJetがやってきました。新しいので、きれいなこと。特に光沢がきれいです。

停車時間が短いのでゆっくりと見ることはできませんでしたが、赤に近いオレンジ色はツートンカラーだったことがわかりました。微妙な色の差ですが‥

その後、S80の時刻表を確認すると、Hausfeld Straße折り返し11時10分のS80にCityJetが入る可能性が高いので、それまでHauptbahnhofで待機することに‥

その間、Hauptbahnhofで列車の発着を見ていましたが、優等列車が集約された結果、本当に列車本数が増えました。

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また、長大なプラットホームを活用して、前後に二列車を停車させるという方法をとっている時間帯もありました。なお、後日、お伝えしますが、RailJetに新しいラッピング車両が登場しています。また、怪しげな塗装になった電気機関車が試運転を行っていました。

話CityJetに戻すと、案の定、11時28分着のS80でやってきました。この列車はHauptbahnhofで6分間の停車時間があるため、取り急ぎ、車内を見学することにしました。

もちろん、営業列車でお客さまも乗っているので、ご迷惑にならないように撮影しました。

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まだ珍しいためか、ÖBBの職員さんも見学に来ていました。

CityJetのコンセプトはDynamik、Innovation、Komfort。3両編成で、両側の先頭車が動力車、中間車が付随車になっています。

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さすがに新設計だけあって、座席のデザインもなかなかすぐれています。また、ドア間の低床部分は屋根が高く、開放的な感じです。

一方、台車の上は床が高くなっていますが、天井の高さは通常の車両並みには確保されており、圧迫感はありません。

座席は集団見合い式の配置ですが、一部には大型テーブルを設置した4人掛けの席も用意されています。もちろんエアコンも完備していますので、夏も快適なはずです。

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先頭車の4746 500型はユニバーサルデザインになっており、車いすのまま乗車できる設備が設けられている他、車いす対応の大型化粧室も設置されています。

この部分は、座席が折りたたみ式になっており、ベビーカーや自転車の搭載にも対応しています。

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興味深いのは、この車両だけはドアにプラットホームとの段差を解消する引き込み式プレートが装備されていることです。

これはWiener Linienの新型地下鉄に導入されているのと同じタイプですね。このほか、ドアを開閉するためのボタンも、高さを変えて設置されるなど、細かい配慮が目立ちます。

車内には、当然、写真のような液晶表示の運行案内も設置されています。

最高速度が160km/hなので、REX200には投入されませんが、Sバーンに投入される車両としてはレベルが高いと思います。将来的には空港アクセスのS7などにも投入される予定になっています。

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ちなみにFeriが見たCityJetは、第2編成(4746 502-7046 002-4746 002)でした。

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CityJetはSIEMENSで2タイプ製造されることになっています。一つは、今回ご紹介したウィーンのSバーン用(4746型、31ユニット製造予定)で、1ユニットの座席数が244席。

一方、近距離区間用(4744型)は1ユニットの座席数が259席となっています(70ユニット製造予定)。

座席定員の違いは、Sバーン用は出入り口の数が多いためです(Sバーン用は1両に出入り口が2箇所。近距離用は先頭車が1箇所、中間車が2箇所)。ただ、コンセプトや基本設備は同じです。

なお、このサイトでCityJetの詳しい紹介が行われていますので、ご興味のある方はどうぞ。

早く増備が進み、床が高く乗り降りに手間のかかる4020型と交代してくれるといいですね。ところで、余談になりますが、Feriが初めてオーストリアに来た35年前は4020型電車が、新しく投入された直後で、i今のCityJetのように新型電車として紹介されていました。

自分も歳をとりましたが、電車の方も古くなる訳です。


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Comments

管理人さん、色々な新情報有難う御座いました。西駅は長距離列車の発着が無くなり、長距離列車は中央駅に集約していよいよ本格的に中央駅が始動となり、新型近郊列車の「City Jet」が運行開始と、なかなか興味深い展開になりました。長い間、オーストリアに住んでいると、色々な列車が登場しては消えて行くと言う栄枯盛衰を感じていると思いますが、この先どうなっていくのか楽しみでもあり、寂しいでもあり、ではないでしょうか?

来年も楽しみにしております。

Posted by: おざきとしふみ | December 29, 2015 11:26

おざきとしふみさま

コメント、ありがとうございます。

しかし、Hbfで各方面へ行く列車を目の当たりにすると、時代の流れを感じます。

新しい時代の幕開けであることは事実ですが、ウィーン情緒が薄れていくことがちょっと残念です。

Posted by: Feri | December 29, 2015 21:32

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