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December 25, 2015

フォルクスオーパーの「ヘンゼルとグレーテル」

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25日ですが、ウィーンは朝は霧に包まれましたが、太陽が昇り出すと、昨日と同じ快晴に恵まれました。過ごしやすいクリスマスになっています。今日からフォルクスオーパー、国立歌劇場とも上演が再開されますね。

さて、毎年、クリスマスの時期に上演されるフンパーディンクのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」。今年は、国立歌劇場も参戦して、競争が激しくなりました。

当然Feriは、いつもお世話になっているフォルクスオーパーの方へ足を運びました。

「ヘンゼルとグレーテル」の魅力は、何と言っても毎回、怪演を見せるヒール役魔女の存在。毎年、個性的な歌手が起用されます。

かつては、オペレッタ歌手として名声を得ていたAdolf Dallapozzaさんが務めていたこともあります。かつての名ダニロですよ。

2010年12月にはAdolf Dallapozzaさんの「お誕生日記念公演」が「ヘンゼルとグレーテル」でした(詳しくはこちらから)。

2015年の「ヘンゼルとグレーテル」ですが、例年よりも上演開始が遅く、12月23日が初演となりました。

Feriが観た日は、指揮がChristof Prickさんでした。主なキャストは、以下のとおりです。

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-Peter, Besenbinder(ペーター):Morten Frank Larsenさん
-Gertrud, sein Weib(ゲルトルート):Elisabeth Flechlさん
-Hänsel(ヘンゼル):Manuela Leonhartsbergerさん
-Gretel(グレーテル):Anita Götzさん
-Die Knusperhexe(魔女):Ulrike Steinskyさん
-Sandmännchen(眠りの精):Christina Sidakさん
-Taumännchen(霧の精):Juliette Khalilさん
-Lebkuchenkinder(魔女に捕らわれていた子供達):Jugendchor der Volksoper Wien

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何とビックリ。Feriがお気に入りのオペレッタ・ディーヴァであるUlrike Steinskyさんが、魔女で出演です。彼女は、今までゲルトルートで出ることが多かったのですが、

今回は魔女。フォルクスオーパーの「ヘンゼルとグレーテル」では、魔女は男性歌手が務めることが多かったので、今回は異例ですね。これは楽しみです。

今日はChristina SidakさんとJuliette Khalilさんのお二人が、Rollendebutでした。

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ということは、Feriが観ていないだけで、Ulrike Steinskyさんは、かつて魔女デビューを果たしていることになります。

さすがに子供向けオペラなので、お子様連れで大盛況です。

なお、演出は従来と同じKarl Dönchさんの手によるもので、舞台装置や衣装も伝統的なスタイルです。

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Hänsel(ヘンゼル)のManuela Leonhartsbergerさんは、「メリーウィドウ」のシルヴィアーヌ、「密猟者」のセシリア、また昨シーズンは「眠りの精」に起用されていた方。かわいらしい感じで雰囲気がピッタリです。

一方、Gretel(グレーテル)のAnita Götzさんは、「伯爵令嬢マリッア」のリーザ、「チャールダーシュの女王」のアナスタシアなど、オペレッタにも多数出演している歌役者さん。

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お二人とも息がピッタリ合っており、良い仕上がりでした。Anita Götzさんは、比較的小柄なので、バランスもとれていた感じがします。

注目の魔女、Ulrike Steinskyさんですが、Feriは女性の歌手が、魔女を担当するのを観るのは始めてです。

正直、歌、お芝居ともに“素晴らしい”の一言に尽きます。特殊メイクをしているため、誰がやっているのかはわかりませんが、歌が本当にすばらしかったですね。

Ulrike Steinskyさんの魔女を観ただけでも、価値がある公演でした。

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Kurt SchreibmayerさんやAdolf Dallapozzaさんとは、ひと味違った、本当の魔女の誕生‥といった感じです。

もちろん、Peter, Besenbinder(ペーター)のMorten Frank Larsenさんも、いつもながら張り切って父親役を演じていました。

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さらに、Gertrud, sein Weib(ゲルトルート)のElisabeth Flechlさんも、いつもの華麗な感じから、赤貧家庭の母親として良い味を出していました。

毎回感じるのですが、クリスマス前で子供さんが多いのですが、出演者がしっかりと歌っている時は、子供さんも私語がほとんど無ありません。やはり「本物」をちゃんと見せることが大切だということでしょう。

ただ、大人のお客さま(観光客の方)の私語が多いのが気になりました。

年明けにも公演がありますので、Ulrike Steinskyさんの魔女をご覧になりたい方は、是非、劇場へ足をお運びください。彼女の怪演に魅了されること請け合いです。

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例によってカーテンコールの際、奈落からジャッキアップされて登場する魔女。その時のヘンゼルとグレーテルのリアクションにも注目です。それが、下の場面です。

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