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December 26, 2015

ウィーンのクリスマス‥こぼれ話

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今日は「Stefanitag(サンクト・シュテファンの日)」。本年最後の祝日ですが、土曜日なので、実質的に関係はありませんね。今日もウィーンは快晴。この時期、四日間も続けて快晴が続くのは、正直、珍しいと思います。

特に今日は雲一つ無く、まるで関東地方のような青空が広がっています。しばらくは良い天気が続くようなので、お出かけには最適かもしれません。

さて、今日は12月23日から25日のクリスマス前後に「Feriが目撃、体験した小さな話題」を集めてお届けしましょう。

最初に、歌手のおめでたいお話から‥

こちらではクラシック歌手でありながら、ポップス歌手並みの人気を誇るアンナ・ネトレプコさんですが、アゼルバイジャン出身の歌手と、やっと12月29日結婚式を挙げることが発表されました。

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挙式はパレ・コーブルクで、その後、馬車でパレ・リヒテンシュタインへ移動して、ここで披露宴が行われるそうです。

どうせ、派手にやるでしょうから、ちょっとしたパレードになりそうです。年末の忙しい時期に人騒がせな気もしますが、おめでたいお話ですから良いのでしょう。

2016年の来日公演は、差し詰め結婚のご祝儀‥といった趣ですね。

最近は、自動車やトラック、バスなどを使った商品のアピールが、こちらでも盛んですが、アドベントの時期、Coca-Colaが派手なアメリカンスタイルのトラックを市内に運行していました。

また、熊の形をしたチョコレートで有名なLindtも「WEHNACHTS-TOUR」と称して赤いラッピングバスを運行していました。

Feriは、いずれも週末に1回しか見かけませんでしたが、ただでさえ混雑するアドベントのウィーンに、正直、広告目的だけの自動車運行はいかがなものかと思います。

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路面電車の場合、決められた軌道を走りますから、ダイヤに余裕さえあれば、市内の渋滞に拍車をかけるケースは少ないのですが、自動車はねぇ‥

実際、週末は東欧などからの観光バスで市内は大渋滞でした。

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次は、クリスマスツリーの運搬

一般的には自宅近くにあるChristbaummärkteで買って、徒歩で自宅まで運ぶというのが一般的なパターンです。しかし、Christbaummärkteが自宅近くにない場合などは、自動車に搭載して自宅まで運びます。

こちらでは、スキーなどをする人が多いため、自動車の屋根にルールキャリーを付けている人が多く、ツリーをキャリーに縛り付けて運ぶのが一般的です。

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ただ、以前、ルールキャリーを取り付けていない乗用車が、トランクにツリーを入れて、トランクの扉を半開きにした状態で運んでいるのを見たことがあります。

さて、今年、一番びっくりしたのは、写真でご紹介する運搬方法。何とルーフウィンドウを開けて、後部座席にツリーを縦に搭載。屋根からツリーが飛び出しています。

今年は、比較的暖かいので、これで運搬してもドライバーさんが凍えることはないでしょうが、大胆な方法です。まぁ、この高さならば、立体交差で引っかかることもないでしょう。

なお、Christbaummärkteはウィーンでは、24日の14時くらいから撤収を開始します。

トレーラーに売れ残ったツリーを搭載して、戻る光景を目にしました。ところで売れ残ったツリーは、どのように処分されるのでしょうね。切ってしまっていますから、燃料などに使用する以外、活用方法はなさそうな気がします。

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12月24日から25日にかけて、観光客の皆さまが一番困るのが、飲食店の休業です。

以前は、24日は15時くらいで営業を終えてしまう、もしくは最初から休業にしてしまう店舗が大多数でした。しかし、ウィーンの観光客が増加したこともあり、営業日と営業時間を拡大するところも増えてきているようです。

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写真はMariahilfer StraßeにあるMcDonald’sの例ですが、24日は16時まで営業。25日は11時から21時まで営業。26日は7時から0時まで営業となっています。

このほかNORDSEEは、24日は9時から16時までとなっていました。一方、ベッカライチェーンのDerMannは、24日ついては7時から13時となっていました。

なお、両店とも25日は平常どおり営業するようでした。そう、最近では25日は意外と営業しているお店が増えたのですよね。

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最もキリスト教徒でない住民も増えている訳ですから、そういったスタッフを臨時に集めれば営業も不可能ではないですよね。

実際、24日の夜も一部のレストランでは、特別営業をしています。もちろん、お値段はそれなりですが‥

旧市街のクリスマス市は、フライウンクやアム・ホーフは23日で終了となります。

そして、24日からは撤収作業が開始。これはシルベスターの開場となるため、撤収を急ぐ必要がある訳です。特にアム・ホーフに関しては「シルベスターの小道」で、重要な会場になるため、ステージの設置などを行う関係があり、撤収も急ピッチで進められていました。

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写真はアム・ホーフからクリスマス市の屋台を運び出すトレーラーです。とてもHeiligabendの昼間とは思えないような、活気あふれる現場でした。また、25日も引き続き、急ピッチでシルベスターの準備が進められます。

同時にグラーベンにあったPunschのスタンドもシルベスターへの転換がある関係で、24日は早い時間に営業を終了し、撤収の準備。

また、旧市街の飲食店も24日は比較的早く営業を終了してしまため、人気を集めたのはスタンディングでワインを楽しめる「ZUM SCHWARZEN KAMEEL」。

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左下の写真は15時前の状況ですが、今までFeriが見たことがないような盛況ぶりでした。しかし、屋外でPunschやGlühweinではなく、普通にワインを楽しめるというのは、暖かいという証です。

一つ気になったのが市庁舎前のWiener Christkindlmarkt。以前、24日は17時くらいで営業を終えていたのですが、今年は19時まで時間が延びていました。

さらに25日、26日も営業。こちらの報道によると、今年、出店した店の売り上げは昨年より20%ほど少なかったそうです。その理由ですが、「パリ同時テロ事件」の影響よりも、気温が高かったことが要因だったという分析です。

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ご存じのようにクリスマス市で欠かせないPunschやGlühweinは、氷点下の屋外で飲むから美味しく感じるもの。

一時期、寒かったこともありますが、平均的に気温が高く、クリスマス市でもビアを召し上がっている人がいたほどですから‥さすがにPunschやGlühweinの売上は落ちたことでしょう。

このほか、売上が落ちた要因としてクリスマス市が増えたこともあるようです。実際、旧市街でも、Stephansplatz やMichaelerplatzなどでもクリスマス市が開かれるようになり、お客さま(特に観光客の皆さま)が分散したような気がします。

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この売上減少をカバーするため、Wiener Christkindlmarktで、営業時間や営業日延長という手に出たのかもしれません。

これが功を奏したのか、24日は、夕方から人出が増えたような気がします。

ところで、現在、Mariahilfer Straßeや主要な駅にはgewistaというLEDパネルを使った映像広告装置が設置されています。

これは通信で映像を配信しているようで、定期的に色々な会社の広告が流れるようになっています。音声はなく、映像だけです。基本的に「動くポスター」といった位置づけでしょうか。以前は個別にロールフィルムを入れるタイプがありましたが、それの近代版です。

Nespressoをはじめ、有名なメーカーの広告が多いのですが、アドベントの時期、Stephansdomが広告を流していました。それが、写真のもの。

クリスマスの時期は、広告を出さなくてもミサは満席になるのに、Stephansdomが広告を流すとは‥これの時代の流れでしょうかね。

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そう言えば、12月8日は「聖母受胎日の祝日」なのですが、最近は、開店時間が若干遅いものの商店も営業を行っています。当然、以前は休業でした。

皮肉なことに、ここ数年、12月8日がアドベントの期間中、「最も商店の売り上げが伸びる日」になっているとか。それに対して、カトリック教会から祝日の意義などが伝えられることは、少なくなったようです。

という訳で、このような新しいメディアを使って、カトリック教会の姿勢をアピールしているのかもしれません。

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Feriは、24日の夜、アパート近くの教会で行われるChristmetteへ参列しましたが、立ち見までは出ませんでしたが、22時から始まるにもかかわらず、かなりの信者がいらしていました。

また、ミサがお開きになった際、入り口に神父さんが2人並んで、信者の皆さま、一人ひとりと握手。そして、クッキーを手渡してくれました。

オーストリアでも教会離れは深刻なようで、今後、クリスマスは、非キリスト教化していくような気がしてなりません。

それから24日、Wiener Linienの路面電車やバスの停留所にある電光式の行き先案内に、何と次の列車やバスの情報と交互に「FROHE WEIHNACHTEN/MERRY CHRISTMAS」の表示が‥Wiener Linienも粋なことを行うものです。

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最後は、事故の話。先日、OttakringからVolksoperへ行くのにS45でGersthof駅まで行き、ここから41系統に乗り換えるというルートをとりました。

このルートが一番、時間的に早いのですよね。予定通りGersthofで41系統に乗ったのですが、何と途中の道路で、はみ出して駐車していた自動車のサイドミラーと、Feriが乗車していたULFが接触。

もちろん、たいしたことは無かったのですが、警察官による現場検証が行われるため、ここで運転打ち切りとなってしまいました。

Volksoperの最寄り駅、Währinger Straßeまでは、四つほど手前だったので、徒歩で向かうことに‥

Feriは、通常、余裕を持って劇場に向かうようにしているので、この日の結果的には10分前には客席にいましたが‥

路面電車での事故経験は2回目ですが、勘弁してもらいたいものです。

以上、色々な話題をまとめてお伝えしました。

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Comments

色々な情報ありがとうございます。
日本もクリスマスからお正月に❗
25日にはクリスマスツリー🎄が飾ってあるビルの
お隣のビルに門松🎍。
スーパーの棚ではローストチキンの隣りに伊達巻や蒲鉾😆
何だか不思議な光景でした。

Posted by: necchi | December 26, 2015 at 08:26 AM

necchiさま、コメント、ありがとうございます。

日本は本来、お正月の方が伝統行事ですから、こちらとは逆ですよね。

クリスマスは、商売のオマケみないなもので‥

ただ、本文にもご紹介したように、毎年、宗教色が薄まってきているのが気になりますが‥

Posted by: Feri | December 26, 2015 at 06:16 PM

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