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January 02, 2016

フォルクスオーパー「Die Csárdásfürstin(チャールダーシュの女王)」セカンドクルーの仕上がりは‥

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今日はフォルクスオーパーの来日公演に合わせて、「チャールダーシュの女王」セカンドクルーの仕上がりをご紹介しましょう。                    

今回、来日公演のテストという位置づけのため、公演回数が少ないフォルクスオーパーの「Die Csárdásfürstin」が、セカンドクルーも準備されています。これは、当然、来日公演も視野に入っています。

特に来日公演では、3日連続で「Die Csárdásfürstin」で上演されるため、当然、主役のシルヴァは二人必要です。また、フォルクスオーパーの場合、新演出も含めて、セカンドクルーにリスクの少ない歌手を宛てる傾向があります。

さて、Feriが観たのは、2015年12月21日に行われた2回目の公演です。

指揮はRudolf Biblさん。主なキャストは、以下のとおりです。

-Leopold Maria(レオポルト・マリア公爵):Peter Matićさん(16日はWolfgang Hübschさん)
-Anhilte(アンヒルデ):Maria Happelさん(16日はRegula Rosinさん)
-Edwin Ronald(エドウィン):Szabolcs Bricknerさん
-Anastasia(アナスタシア):Mara Mastalirさん(Beate Ritterさんのカバー)
-Eugen(オイゲン):Karl-Michael Ebnerさん
-Boni(ボニ):Michael Havlicekさん(16日はMarco Di Sapiaさん)
-Feri Bacsi(フェリ・バチ):Kurt Schreibmayerさん
-Sylva Varescu(シルヴァ):Ursula Pfitznerさん(16日はAndrea Rostさん)
-Siggi Gross(シギ):Boris Ederさん
-Sándor von Kiss, Notar(公証人):Daniel Ohlenschlägerさん

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今日は、当初、Anastasiaに予定されていたBeate Ritterさんに変わってMara Mastalirさんが急きょ入りました。また、Rollendebütはありません。

ちなみに、このキャストは、現在、発表されている限りでは5月15日公演と同じです。

2回目で大きく変わったのは、三幕の「Jay Mamán」。ハンガリーバージョンのリフレインが省略されたことです。

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ドイツ語版の後、歌付きのリフレインは英語・日本語版だけとなり、その後、踊りだけのリフレインが入る形になりました。

前回はハンガリーご出身のAndrea Rostさんに経緯を払って、ハンガリーバージョンを入れた可能性があります。

また、実際に改訂演出で上演した後、歌手の負担を考えて、1回、リフレインを減らしたのかもしれません。確かにKurt Schreibmayerさんは、それなりのお歳なので、派手な踊りを4回行うのは厳しいかもしれません。

ただ、リフレインが1回少なくなったため、再演初日のような客席の盛り上がりはありませんでした。

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それ以外は、基本的に再演初日と同じ構成でした。

なお、再演初日のレポートではご紹介しませんでしたが、3幕で「Jay Mamán」の後、唯一設定されているBoniとAnastasiaのデュエットが復活しなかったのが、残念でなりません。

そのため、フィナーレは別にすると、3幕の歌は「Jay Mamán」だけになっています。 
 
気になる歌手の仕上がりですが、Sylva VarescuのUrsula Pfitznerさんは、アンサンブルの面目躍如。全編にわたって安定した仕上がりでした。特に感情の起伏を前面に出すお芝居は見事。

歌が特別にうまいという人ではないのですが、歌、演技、踊りのバランスが良く、予想以上の仕上がりでした。実際、カーテンコールでは花束が投げ込まれました。

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Feriは、Ursula PfitznerさんのSylvaは初めてでしたが、これまでに「メリーウィドウ」のハンナ、「伯爵令嬢マリッツア」のマリッツア、「オペラ舞踏会」のマルゲリーテ、「微笑みの国」のリーザなどに出演しているとこを観ています。

オペレッタに多数起用されている歌手で、以前は歌唱力が物足りなかったのですが、最近は、かなり良くなってきた感じがします。

Edwin RonaldのSzabolcs Bricknerさんは、2回目ですが、前回よりも格段に良くなっていました。1回目の結果を踏まえて、修正をかけて来た感じです。歌も安定してきた上に、演技も良くなってきたので、これは期待できます。

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BoniはMichael Havlicekさんでしたが、再演初日のMarco Di Sapiaさんに比べて圧倒的に良かったですね。スプレットの面目躍如。身のこなしも軽く、青年貴族の雰囲気がよく出ていました。お芝居も上手で、申し分ありません。

Beate RitterさんのカバーとしてAnastasiaに起用されたMara Mastalirさんは、かわいらしい感じで雰囲気が良かったです。「白馬亭にて」ではOttilieに起用されているので、本来はスプレットではありませんが、踊りもまずまずの仕上がりでした。

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Leopold MariaのPeter Matićさんと、AnhilteのMaria Happelさんは、いつもながら良い演技を見せてくれました。個人的にはWolfgang HübschさんとRegula Rosinさんのペアよりも雰囲気が合っているような気がします。これは、単に好みの問題ですが‥

Feri BacsiのKurt Schreibmayerさんは、例によって見事は歌、演技、踊りで申し分ありません。

問題は、日本公演のセカンドクルーが誰になるかです。現在の予定では、日本公演に起用が予定されているAxel Herrigさんが、こちらで出る予定がなくなりました。さて、どうなるのでしょうね。

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Siggi GrossのBoris Ederさんも、初回よりもこなれてきた感じがします。ただ、根がまじめな感じの人なので、やたら金に貪欲な男‥というイメージが弱いような気がしましたが、これはやむを得ませんね。

「Jay Mamán」のリフレインが1回減ったため、22時ジャストにカーテンコールもお開きとなりました。

来日公演までに、まだ手が入る可能性が残っていますが、皆さまのご期待を裏切ることはないと思います。

個人的には、全体的な仕上がりはセカンドクルーの方が良かったと思います。しかし、日本公演では、どの日に観るか‥悩みますね。

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