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January 06, 2016

アイススケートリンク周辺の再開発計画 その後

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今日は「ウィーンの再開発にまつわる話題(続編)」をお届けしましょう。

以前、このブログでもご紹介した投資グループによるインターコンチネンタルホテル周辺の再開発計画(2014年1月19日の記事 詳しくはこちらから)ですが、リンク沿いに高層ビルディングを建てる計画につて、市当局から景観上の問題を指摘されていました。

計画の初期段階では、Wiener Eislaufvereinのスケートリンクを完全に潰して、その跡地に200メートルクラスの高層アパートを建設するようなプランでした。

しかし、さすがにウィーン市をはじめとする地元の反対が強く、高さは73メートルに抑え、スケートリンクを残す形で再開発を行うことが決まりました。

新しく建設される高層アパートは完成予想パースから判断すると、23階建てのようですが、アパートとなるのは3階から上で、総面積は7700平方メートルです。

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アパートの下(1階と2階)には「Mezzanin」と呼ばれるコンベンション施設が設けられることになりました。この屋上からは、スケートリンクを眺めることができるようになっています。

アイススケートリンクについては、現在は冬期のみ使用できるオープンエアのリンク(6000平方メートル)だけですが、再開発に合わせて、地下にも通年使用できるスケートリンク(1700平方メートル)が開設されることになりました。地下のアイススケートリンクは、アイスホッケーやフィギュアスケートにも対応できる仕様になります。

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Heumarkt側に新設される建物には、スケートクラブのオフィスが入る他、隣接するコンツェルトハウスの関連施設が開設されるようです。さらに最上階には、長期滞在者向けのアパートも開設されることが発表されています。

従来、スケートリンクの受付やロッカールームはLothringer Straßeに沿って設けられていましたが、この設備は撤去され、Heumarkt側の建物に集約されるようです。

再開発に合わせて、スケートリンクとコンツェルトハウスの間にLothringer StraßeとHeumarktを結ぶ歩道が新設されることになりました。

1965年にオープンしたインターコンチネンタルホテルについては、最終的に大規模な改装工事で対応することになりました。ただ、新しく建設される高層アパートとデザインを統一するため、外部も含めた大規模な工事になるようです。

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もちろん、客室や宴会場、レストランなどは現在の水準に合わせてリニューアルされます。当然、省エネ仕様で計画されています。

ホテルの1階部分と地下には、従来のスポーツジムを充実させたスポーツセンターが新設されます。ここにはトレーニングホールやスイミングプールなど設けられ、地下に新設されるスケートリンクと一体で運営されることになったようです。

もしかすると、スケートリンクの受付やロッカールームも、こちらに集約される可能性もあります。

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ところで、完成予想パースを見る限り、ホテルの外観もずいぶん変わっており、本当に現在の躯体を活用できるのかどうか、Feriにはよくわかりません。

完成予想パースには、冬パターンの他、夏パターンもあり、こちらを見ると、夏の間は従来と異なり、オープンスペースの公園になります。

公園にはシャニガルテンも設けられる他、「Kulturmeile Karlsplatz」を補完するイベント対応施設も準備されることが決まりました。このように、かなり公共性を重視した再開発計画に変更されています。

当初、工事は2015年から開始される予定でしたが、計画の見直しに時間がかかったようで、2018年から工事を開始し、2020年に完成するようです。いずれにしても、伝統あるスケートリンクが生きる形で再開発が進められることになり、一安心といったところでしょうか。


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