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February 09, 2016

緑のじゅうたん フルークプラッツの滑走路

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今日は「飛行機にまつわるお話」をお届けしましょう。ただし、寒い冬の話題ではなく、夏のお話です。

アルプスの小国ながら日本以上にスポーツ航空が盛んなオーストリア。特に上昇気流が発生しやすい山間部ではグライダーやパラグライダー、パラセールなどを楽しむ飛行クラブが多数存在します。

遊ぶことに関しては、気合いの入っている国らしいところですね。別に、仕事をするのが嫌い‥という訳ではありませんから、誤解なきように‥

パラグライダーやパラセールは山頂からテイクオフが可能なので、ランディングゾーンを設置するだけで楽しむことが可能です。反面、グライダーの場合、離着陸に滑走路(Start- und Landebahn)が必要なので、山間部にも小規模な飛行場が設置されています。

ドイツ語では、飛行場は普通、Flughafenですが、この手のスポーツ航空用の飛行場はFlugplatzと呼ばれます。なかなか風情のある名前だと思いませんか。

ちなみに日本では、民間の飛行場は、用途に応じて公共用飛行場と、非公共用飛行場の二つに分類されています。さらに、地上設備を簡略化し、ドクターヘリやグライダー、軽飛行機などが使用する場外離着陸場というのもあります。

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こちらのFlugplatzは場外離着陸場にあたりますが、日本の名前は、正直、いかにも「お役所の用語」なので風情がないですね。

Lungauもタウェルン山脈に隣接しているため、スポーツ航空が盛んで、Flugpratzも何箇所、開設されています。

Flugplatzは利用する航空機がグライダーやモーターグライダー、軽飛行機(グライダーを牽引する目的のもの)が中心なので、何と滑走路が舗装されておらず、草地になっています。もちろん草地と言っても、一応、飛行機が離発着する訳ですから、整地されているのは当然。また、滑走路を示す標識も一応設置されています。

グライダーですが、自力で上空まで昇ることができるモーターグライダー(冒頭の写真)以外は、他の方法でテイクオフします。

一つは滑走路の端に設置されたウィンチで引っ張り上げるパターン。もう一つは軽飛行機がケーブルで牽引して、上空まで誘導するパターンです(左側の写真。よく見るとケーブルが、まだ付いています)。

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そのためグライダー用のFlugplatzにはウィンチが設置されていることがあります。

今までFeriは、Flugplatzを近くで見学したことはありましたが、上空から見る機会はありませんでした。上空に定期航空路があっても、遙か下ですから、見えるはずもありません。

ところが、ある年、Lungauでロープウェイを利用して簡単に山頂まで行くことができるGrosseck Speiereckに登ったところ、眼下に「Flugplatz Mauterndorf 」が見えるではありませんか。

ちなみに、山頂にあるヒュッテは海抜2066メートルです。まるで、上空から眺めるような景色にびっくり。さすがに谷にあるFlugplatzです。風光明媚なLungauなので、グライダーなどから見た景色は格別だと思うのですが、残念ながら、未だにグライダーに搭乗する機会は訪れません。

元気な内に、一度、グライダーで空中散歩を楽しみたいと思っている今日この頃です。

余談になりますが、「Flugplatz Mauterndorf 」へのアクセス道路にはFlugplatzstraßeという名前が付いています。


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