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February 26, 2016

路面電車が途中で運転打ち切り‥さて、どうするか?

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今日は「路面電車のトラブルについての話題」です。

先日、Mauerのホイリゲへ行くためHietzingから60系統を利用した時のことです。

発車してしばらくすると、運行センターから無線で案内放送が流れてきました。無線なので聞き取りにくいのが難点。どうやら何かトラブルが発生したようで、60系統はHermes Straßeで運転打ち切りとなっているようです。また、代行バスが運転されているような案内がありました。

Feriの乗った電車がHermes Straßeに到着すると、お客さまは全員下車。電車はループ線に入ってHietzingへ戻っていきました。ちなみにHermes Straßeは62系統の接続停留所でもあります。

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停留所でしばらく待っていると、次の60系統が到着し、停留所の安全地帯は大混雑。

そこへ、代行バスがやってきました。正面には60系統の表示があります。混雑緩和のため連節バスが投入されていましたが、路面電車2列車分を収容する訳ですから、バスは超満員。

ところが、臨時代行バスなので、車内の液晶表示は62Aという全く関係のないものが出ており、使い物になりません。車内放送が流れるものと期待していたのですが、こちらもなし。

地元の人は降りる場所がわかっているから問題ありませんが、初めてやってきたFeriは大弱り。

VORの地図を出して降りる停留所を確認して、何とか目的のMaurer Hauptplazで降りることができました。

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帰りはMaurer Lange gasseから乗ることにしたのですが、緊急工事は終わっていないようで、まだ代行バスでした。

60系統の終点はRodaunなのですが、Maurer Lange gasse-Rodaun間には道路と離れた専用軌道が存在することです(左の写真は、後日、撮影した専用軌道区間にある橋です)。

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専用軌道はMaurer Lange gasse-Kaiser Franz Josef Straße間ですが、谷をわたる関係で路面電車では珍しい橋も存在します。しかも橋の上に停留所があります。

そのため、Maurer Lange gasse-Rodaun間については、代行バスを運転しても、路面電車の停留所によれないという特殊事情があります。

そこで、Maurer Lange gasse-Rodaun間については、路面電車の区間運転となりました。この結果、HietzingからRodaunに向かうお客さま(この逆も)は、路面電車-代行バス-路面電車という2回の乗り換えを余儀なくされたことになります。

実はMaurer Lange gasseにも折り返し用のループ線があるのですが、これはHietzingから来た列車を折り返すための施設なので、Rodaunから来た列車には、そのままでは対応できません。

では、どうするか? 何とRodaunから来た列車を逆走させて、下り線経由でループ線に入れて方向転換させていました。

実はウィーンの路面電車は、運転台のある方向にしか走ることができないと思われがちですが、後部(トレーラーを含みます)には簡易運転台があり、非常時にはこれを使って反対側に走ることもできます。

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通常は車両基地内の移動なので使うのですが、本線で使っているところは初めて見ました。新鮮な体験。左はトレーラーの後ろ側についている「ヘッドライト」が飾り物でないことを示す、貴重なカットです。

しかし、このように途中で緊急工事が行われる場合でも途中に折り返し設備(ループ線)があるため、全線バス代行にならないところがウィーンの路面電車がすぐれているところです。

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恐らく、全線バス代行にしたら、もっと大量のバスが必要で、ドライバーの確保も含めて、対応が難しかったと思います。

帰りはバスが空いていたので、車窓を見ることができましたが、どうやら軌道に何らかのトラブルがあったようで、重機を動員して工事をしている場面を目撃。なるほど、これでは電車は走れません。

しかし、すぐに代行バスを付近の営業所から手配できるところは、よく考えられています。これで、ちゃんと車内放送があれば完璧だったのですが‥


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Comments

路面電車風情があります。
環境にもよくて、日本でも再評価の動きがあるようです。
応援しておきました。ポチッ

Posted by: 矢田@医療職兼業トレーダー | February 26, 2016 at 12:52 PM

珍しい体験談、詳しいレポートありがとうございます❗
(家人は、ジックリ路線図を見ながら読ませていただく様です😊)
それにしても、路面電車の後部に《簡易運転台》がある、という事にビックリです❗
ちゃんとしたアナウンスが無くても、混乱なく対処するウィーン市民の皆さんも流石ですね🎵

Posted by: necchi | February 27, 2016 at 10:52 AM

necchi様

ご存じのようにウィーンの路面電車やバスは、基本的に自動放送で、運転手さんが放送する予備システムがないようです。

そのため、この手の緊急代行運転では、案内ができないのだろうと思います。

昼間だったら、停留所の表示も確認しやすいのですが、夕暮れで、なおかつ、初めての場所だったので、さすがにちょっと焦りました。

最も、後から考えたら代行バスの終点まで行っても問題はなかったのですが‥

Posted by: Feri | February 27, 2016 at 04:18 PM

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