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March 02, 2016

2015/16シーズン フォルクスオーパー「My Fair Lady(マイ・フェア・レディ)」

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先月は、皆さまに、コンスタントにご覧頂きましたが、2013年1月に掲載した「立ち見の話題」が、なぜか、上位に入っています。

国立歌劇場のチケットがとりにくくなっている関係でしょうかね。そんな時は比較的空いていることが多い、Volksoperへどうぞ。

ところで、日本では北海道方面が大荒れのようですが、どうぞ、ご自愛ください。

さて、今日はフォルクスオーパーのレパートリー・ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の様子をご紹介しましょう。

Feriは、オペレッタほどミュージカルには傾倒していないので、積極的に足を運ぶことはありません。そのため、前回見たのは2012/13シーズン以来‥

今回、なぜ、出かけたかというと、Feriお気に入りのオペレッタ歌手Kurt Schreibmayerさんが、ヒンギス教授で出演することがわかったからです。

ちなみに、2013年の公演では、イライザがKatharina Straßerさん、ヒギンス教授がHerbert Föttingerさんという「鉄板ペア」でした。今回、イライザはJohanna Arrouasさんになっています。また、イライザの父も、Gerhard Ernstさんから、Herbert Steinböckさんに交代しています。

しかし、Johanna ArrouasさんとKurt Schreibmayerさんのコンビというのは、珍しいので、興味津々。

指揮は、ひさしぶりのMichael Tomaschekさん。主なキャストは、以下のとおりです。

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-イライザ(Eliza Doolittle):Johanna Arrouasさん

-ヒンギス教授(Henry Higgins):Kurt Schreibmayerさん

-ピッカリング(Oberst Pickering):Peter Matićさん

-イライザの父(Alfred P. Doolittle):Herbert Steinböckさん

―ヒンギス教授の母親(Mrs. Higgins):Lotte Ledlさん

-Mrs. Pearce:Ulli Fesslさん

-フレディ(Freddy Eynsford-Hill):Alexander Pinderakさん

-フレディの母(Mrs. Eynsford-Hill):Regula Rosinさん

-Harry:Roman Martinさん

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-Jamie:David Sitkaさん

-Butler:Hermann Lehrさん

-Mrs. Higgins' Zofe:Manuela Culkaさん

-Erster Obsthändler:Marian Olszewskiさん

-Zweiter Obsthändler:Martin Dablanderさん

-Dritter Obsthändler:Thomas Plüddemannさん

-Vierter Obsthändler:Tamas Patrovicsさん

-Erste Zofe:Heike Dörflerさん

-Zweite Zofe:Christiane Costisellaさん

-Erster Diener:Iliyan Metodievさん

-Zweiter Diener:Tibor Levayさん

-Dienerin:Elisabeth Musgerさん

-Blumenmädchen:Susanne Litschauerさん

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Feriが観た日は、通算228回でした。

本作品はRobert Herzlさん演出によるロングセラーです。やはり改めて作品を観ると、Robert Herzlさんの演出は奇をてらっていなくて良いですね。舞台装置や衣装も充実しており、作品としての完成度が高いと思います。それがロングセラーの秘訣かもしれません。

「マイ・フェア・レディ」も回り舞台を使った演出なのですが、競馬場のシーンのように、やり方によっては合唱団などを動員できるので、やはり工夫の仕方がポイントだと思います。

内容や演出は、変わっていないので、歌手の皆さんの仕上がりをご紹介しましょう。

主役のJohanna Arrouasさんは、いつもよりは甲高い声を抑えていたような気がしました。例のキンキン声が、あまり気になりませんでしたね。

以前、Feriが見た時にイライザを演じていたKatharina Straßerさんは、声が太いタイプなので、正直、損をしていました。その点、Johanna Arrouasさんは高音もしっかり出ており、歌もうまく、役のイメージにも比較的合っている感じがします。

ただ、最初は冴えない女性が華麗に変身するお話なので、登場時との落差がポイント。Johanna Arrouasさんは、華があるので、落差があまり目立たなかった感じでしたね。もちろん、前半は貧しい衣装で出てくるのですが‥

ヒンギス教授は、今までHerbert Föttingerさんでしたが、さすがにKurt Schreibmayerさん。歌、お芝居ともに申し分ありまえん。やはり名優です。

ただ、ヒンギス教授は「マザコン」という背景があり、母親に頭が上がりません。これが、本作品のポイントでもあるのですが、この点だけはHerbert Föttingerさんの方がピッタリでした。Kurt Schreibmayerさんがマザコンというのは、イメージが‥ 以下、自粛。

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ピッカリングのPeter Matićさんは、いつもながら見事なお芝居を見せてくれました。イメージもピッタリで、Feriのお気に入りです。

イライザの父Herbert Steinböckさんは体格も良く、お芝居や踊りも上手な方。ユーモラスな演技も見事でした。以前はRobert Meyerさんがやっていたこともあるのですが、Herbert Steinböckさんの方が目立ちすぎずにちょうど良い感じです。

ヒギンス教授の母Lotte Ledlさんは、2013/14シーズンから起用された有名な役者さん。さすがにお芝居は上手で、身のこなしもエレガントで、自然体の演技がすばらしく、ヒンギス教授のお母様にピッタリでした。

Kurt Schreibmayerさん演じるヒンギス教授を軽くあしらうことができるおばさまです。当たり前だが、カーテンコールでも人気を集めていました。

ひさしぶりに観て、楽しい一夜を過ごすことができましたが、やはり演出や舞台装置も重要な要素であることが改めて実感できました。なお、今シーズンの「マイ・フェア・レディ」は、明日、3月3日が最終公演となっています。

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何か、最近のオペレッタは奇をてらった方向に走っていますが、「マイ・フェア・レディ」のようなオーソドックスな演出に、良い出演者を起用すれば、素晴らしい作品に仕上がるような気がしてなりません。

また、余談ですが、フォルクスオーパーでは、最近、オーストリアやウィーン出身の演出家が演出を担当するケースが少なくなっているそうです。

逆に増えているのはドイツ人の演出家。別に何人でも良いのですが、このブログでも再三お伝えしているようにオーストリア人とドイツ人では、感受性が違います。そのため、ドイツ人の演出では、オーストリア人の感受性にピッタリこないケースもあるとか‥

まぁ、劇場の「お家の事情」はFeriには知る由もありませんが、お客さま本位で考えてもらいたいと思う今日この頃です。

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