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March 06, 2016

ウィーンの治安と武器

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今日は「ウィーンの治安」についての話題をお届けしましょう。

オーストリアやウィーンは、今まで、周辺の国に比べると比較的、治安が良いとされていました。最も犯罪が全くない訳ではなく、治安が維持されているという意味ですが‥

ところで、先日、オーストリアでは27万人弱の方が武器を所持しており、ほぼ100万丁の武器が正式に登録されているというニュース(政府発表)がありました。

ただ、現実には登録をせずに武器を所有している人もいるらしく、実際の数は200万丁位になるという話もあります。

この手の武器ですが、オーストリアは、元々、職業としての猟師も存在しますし、狩猟が盛んなので、まぁ、それなりに納得はできます。そのため、銃砲店も多く、猟銃などを販売しています。

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実際、ウィーンでも、写真のように地下鉄駅に銃砲店の広告が出ており、実銃の値段も表示されているくらいですから、比較的、容易に入手できるのでしょう。ただ、最近になって武器を所持する人が増えているとか‥

なお、日本では、銃規制が厳しいため、一般人が所持できる実銃は散弾銃、ライフル銃、空気銃の3種類で、拳銃は所持できないそうです。

また、銃砲所持許可を受けることができる用途目的も、標的射撃、狩猟、有害鳥獣捕獲の3つに限定されているようです。そのため、登録されている武器の数は25万丁弱だそうです。

では、オーストリアで最近、犯罪が急増しているのか‥というと、実は犯罪件数そのものは、年々、減少しており、2014年は53万件弱でした。

では、なぜ、武器を持つ人が増えているのか? これは予想が付く方が多いと思いますが、例の難民・移民問題が背景にあるようです。

実際、2014年の調査結果によると、容疑者の3分の1は外国人だったそうです。それに加えて2015年のシルベスターにドイツ・ケルンで発生した、難民・移民による大規模な婦女暴行事件が大きく影響しているようです。

しかも、あの事件では、意図的に報道を押さえたことが、憶測を呼び、逆効果になったような気がします。

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今のところウィーンでは、ケルンで発生したような大規模な事件は耳にしませんが、やはり不安なのは誰でも同じ。

先日、長年オーストリアに住んでいるFeriの友人女性(ご主人はオーストリア人です)も、護身用スプレー(唐辛子スプレー)を手に入れたそうで、現物を見せてもらいました。

ただ、需要に供給が追いつかず、値段が高騰しているとか。ちなみに彼女は14Euroで買ったそうです。

彼女も、危険な目に遭ったという訳ではないのですが、やはり肌実感として、以前よりも治安が悪くなっているような感覚を持っているようです。

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これから季節が良くなるとオーストリアやウィーンにお越しになる方も多いと思います。その際、心配になるのが治安の問題。

Feriの実感としては、市内で危険を感じたことは少ないのですが、明らかに目つきが怪しい集団が歩いているのを見かけることもあります。従って、過度に警戒する必要はありませんが、やはり周囲には目を配ることは必要でしょう。

夜間はなるべく人通りの多い道を歩く、明るい道を歩く、女性の場合は複数で移動するといった対策はとった方が良いかもしれません。

ところで、オーストリア政府は2月19日に、1日当たりの難民申請者を80人に制限すると同時に、ドイツで難民申請を行う難民の数を1日当たり3200人までとすることを決め、即日、実行しました。

この施策については、ドイツ政府から批判の声が上がっているようですが、正直、オーストリア国内の状況を考えると、自国で引き受けることのできる難民には限界があるので、現実的な施策だと思います。


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