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March 15, 2016

倒産したスーパーマーケットZielpunkt その後

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今日は「倒産したスーパーマーケットZielpunktの話題」です。

競合との競争に負けて、2015年11月に倒産したスーパーマーケットチェーンのZielpunktですが、2016年3月現在で、かなりの店舗が閉鎖されています。ただ、全店閉店にはなっていません。

2枚目の写真は、フォルクスオーパーに近いWähringer Straße86のZielpunktですが、2016年1月29日に閉店となりました。

日本の場合、閉店すると真っ先に店の看板を撤去するのが一般的ですが、こちらでは売却可能な資産である店内の什器などは搬出しているようでしたが、写真をご覧になればわかるように、お店のファザードは以前のまま‥それだけにもの悲しさを感じます。

また、窓は紙などで塞いでしまうことが多いのですが、Zielpunktの場合、なぜか中が丸見えです。見たくなくても店内が見えてしまうのですが、買い物用にカートだけが残っている店が大多数。買い物用カートには資産価値がないのでしょうかね。

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一部の店舗では、店内の什器回収を行っているようで、営業はしていませんが、店内に電気が付いているところもありました。

なお、この記事をまとめるにあたって、改めて調べたところ、2016年3月現在も営業している店舗が残っていることがわかりました。

Zielpunktはウィーンを中心に、Niederösterreich、Burgenland、Steiermarkの各州に店舗を展開していました。

2016年2月の時点でウィーンでは127店舗中、76店が閉店し、51店舗が継続営業中のようです。Zielpunktは区によって店舗数が大きく異なりますが、17店舗を構えていたのが10区です。10区では半数以上の10店舗が閉店しています。

また、営業店舗がゼロになったのが6区、9区、17区です。さすがに全店営業中の区はありませんでした。

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その他の地域では、Niederösterreich州は52店舗中42店舗が閉店、Burgenlandは22店舗中19店舗が閉店、Steiermark州では25店舗中21店舗が閉店という状況です。やはり地方の方が閉店のスピードは速いようです。

なお、継続営業を行っている店舗では、現在も閉店セールを実施しているようですが、現実問題として、どの程度、商品が供給されているのかは、不明です。

通常、倒産した店舗には、負債を抱えるリスクがあるため、新たに商品を供給しないという原則があるため、在庫商品を中心に販売しているのではないかと思います。

そうなると、全店の閉店も時間の問題だと思います。

Zielpunktは、比較的低価格を売り物にしたスーパーマーケットチェーンでしたが、商品の質が良くない、品切れが多いといった問題がありました。

さらに圧倒的な低価格を武器にした新しいスーパーマーケットチェーンも登場したことで、「中途半端な店」という烙印を押されてしまった感があります。

実際、Feriも利用したことがありますが、気に入った商品があったので、次に行ってみると影も形もなくなっていた‥ということが数回ありました。

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オーストリアでスーパーマーケットが過当競争状態になっているため、Zielpunktはスーパーマーケットとして再生するために支援を申し出る企業がなく、結果として、倒産に至りました。

日本のダイエーは破綻後、最終的にイオンの傘下に入り、再建されることになりましたので、全店舗の閉鎖は免れました。しかし、かつてダイエーの看板を掲げていたお店がイオンに看板替えするなど、昔を知る人間からすると寂しさを感じます。

今後、店舗跡がどのように活用されるのか、注目していきたいと思います。

なお、最後の写真は、昨年12月に撮影したものですが、すでに倒産が決まり、在庫商品を閉店セールで販売中のもの。皮肉なもので、こうなるとお客さまが集まるのですよね。

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スーパーマーケット |

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Comments

こんにちわ。
今回2月末から3月初めにかけて行ったのですが、
宿泊したホテル近くの、ヨーゼフシュテッター通りの
Zielpunktも閉店していました。
ここは以前初めてウィーンで入ってみたスーパーで
りんごをどう買うんだろう。。。と思っていたら
年配の女性が教えてくださったのを思い出しました。
確かに中が丸見えで看板も残っていました。

行くたび少しずつ変わって行くのがわかります。

Posted by: Kei | March 15, 2016 08:41

Keiさま、コメント、ありがとうございます。

Zielpunktは、どちらかというと庶民的なスーパーマーケットチェーンだったので、下町を中心に展開していたようです。

そのため富裕層がお住まいのエリアは閉店が早かったような気がします。

スーパーマーケットによって品揃えが異なるので、色々なところをのぞいて見ると面白いと思います。

Posted by: Feri | March 15, 2016 15:17

はい、スーパーマーケット巡りは本当に楽しいです。
旅行期間中に一回は必ず楽しみとして(笑)、
SPARでオリジナルポテトチップスとビールと果物と
生ハムを買って、部屋ご飯です。
ドイツ語のテレビを見ながら、ぽりぽりと食べていると、
「あーまたウィーンにこられたぁ」と幸せな気持ちになります。
Julius Meinlは、「ほほぉー」とほぼ眺めるだけです。ヽ(´▽`)/

Posted by: Kei | March 15, 2016 20:41

ウィーンはスーパー激戦区なんですねーー。
こういうブログの内容はなかなかないので、へえーー!!と声を出しながら読んじゃいました。
中途半端は残れないんですね。熾烈!

ウィーンで高級住宅街はどのあたりなんでしょうか?
アンカー?だったか時計の近くにあるMERKURが楽しかったです。

また楽しいブログ楽しみにしてます\(^o^)/

Posted by: カナ | March 16, 2016 08:13

Keiさま

SPARは業態によって何種類かありますが、BILLAとは品揃えが異なっているので、私も時々、利用しています。

Feriの私見ですが、PBに関してはBILLAよりも、品質が高そうな気がします。

ところで、こちらでは缶ビールが、日本に比べて激安ですよね。

500ミリリットルで1Euro以下ですから‥

Julius Meinlは超高級スーパーですから、私も見るだけです(笑)。

Posted by: Feri | March 16, 2016 08:39

カナさま

MERKURもドイツ系のスーパーマーケットで、比較的店舗数が少ないのが特徴です。

ただ、WestbahnhofのBahnhofCity内をはじめ、良い場所に出店しています。以前、Feriが住んでいた17区でもHernals駅の近くにありました。

店舗数が少ない分、広い店が多く、品揃えも豊富です。

なお、インナーシュタットのアンカー近くにできたMERKURは、場所柄「中食」にも力を入れたちょっと変わったお店です。

高級住宅地ですが、戸建て住宅が多いのは、基本は西側の17区、18区、19区あたりです。

なお、インナーシュタットに近いところでは、8区のJosefstadtもセレブリティがお住まいです。

17区や18区で「ウィーンの森」に近いところには、大きな邸宅が立ち並んでいます。

以前、17区に住んでいた時は、そういった高級住宅地の回りを散歩するのが好きでした。

Posted by: Feri | March 16, 2016 08:47

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