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April 13, 2016

Feriの散歩コース(その2 街中編)

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今日は、「Feriの散歩コース 第2弾」です。

第1弾でもご案内したように、総ての皆さまにお勧めする訳ではありませんし、お好みに合うかどうかはわかりません。

また、Feriは、基本的に「自分で探す楽しみを残すことが大切」という考え方なので、あえてご紹介を曖昧にしている部分もあります。

今日は「街中編」です。

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街中編と言っても、皆さまおなじみのインナーシュタット(1区)ではなく、都心の周辺部です。

スタート地点は、AlserStraßeとSpitalgasseの交差点に隣接する旧国立病院内(旧AKH)にあるウィーン大学キャンパス

ちなみに、ここまではSchottentorから徒歩でも行くことができますし、路面電車43系統、44系統を利用することも可能です(2枚目の写真が旧AKH前の停留所です)。

日本では、普通、大学の構内に一般の人(学生や関係者以外)は入ることが制限されているところが多いようですが、旧国立病院内にあるウィーン大学キャンパスは、建物内は別にして、中庭には自由に入ることができます。

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中庭は、公共の公園といった位置づけです。以前、ご紹介した日本学研究所設立60周年を記念した日本庭園もあります(詳しくはこちらから)。

これから季節が良くなると、中庭でのんびりと日向ぼっこをしている人、読書を楽しんでいる人などを見かけます。

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なお、この中庭にはレストランやカフェ、スーパーマーケットBILLAもあります。ウィーン子の生活を垣間見ることができます。

先を急がずに、まずは中庭をゆっくりと散策することをお勧めします。のんびりとした「ウィーン時間」が流れていることを体感することができるでしょう。

もちろん、キャンパスの構内なので、学生さんが芝生の上でパソコンを使っているような場面を見かけることがあります。学生や関係者だけの空間でないところが、魅力の一つです。

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忘れてはいけないのが、大学構内にある小さな醸造所UniversitätsBräu

これからの時期、BIERGARTENも営業を開始します。出来たてのビアを青空の下、BIERGARTENでお楽しみください。ただし、ここで終わりにしないように(Feriだけか‥笑)。

なお、旧AKHお隣には、日銀にあたるオーストリア国立銀行があります(4枚目の写真で上の方に屋根が見えますが、これがオーストリア国立銀行です)。

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散歩をする場合、大学の構内を歩いた方が、面白いものを色々と見ることができます。

Feriは普通、Sensengasse方面に向かって、大学の構内を歩きます。しばらくすると円筒形の古い巨大な建物が見えてきます。

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これが有名な「Pathologisch-anatomische Sammlung im Narrenturm des NHM Wien」。その昔、精神疾患をかかえた患者さんの収容施設として作られたものだそうです。

ただ、収容環境が良くなく、治療にもも支障をきたしたことから、シュタインホーフに新しい精神病院が建設されたという経緯があります。シュタインホーフの病院については、「散歩コース 第1回」でご紹介したところです。

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さて、この建物ですが、一見すると「廃屋」のような感じがしますが、現在は自然史博物館の分館となっています。Feriは入ったことはありませんが、その方面にご興味のある方は、どうぞ‥

なお、この近くには小さなDENK-MAL Marpe Lanefesch(ユダヤ教の祈りの家)があります。

現在の建物は、ユダヤ人迫害を後世に伝える目的で、新しく建設されたものだそうです。ウィーンの様々な歴史に触れることができるエリアと言っても良いでしょう。

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何も知らないと、日本で時々見かける「結婚式用のなんちゃってチャペル」のような建物に見えますが、そういった目的の施設なので、遊び半分で見学するのは、どうかと思います。「祈の場所」であることを忘れずに‥

ところで、DENK-MAL Marpe Lanefeschの後ろ側には窓がない巨大な近代的なビルディングが見えます(写真でも後ろの白井大きな建物が写っています)。

さて、何の建物か、興味のある方はご自分で調べてみましょう。このビルディングですが、面白い仕掛けがあるそうですが、それは内緒‥

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しばらく進むと大学の構内に別れを告げることになります。その後は、Spitalgasseを進むか、Sensengasseを歩くかは、その時の気分次第。

今日は、路面電車5系統などが走るSpitalgasseをWähringer Straße方面へ歩くことにしましょう。

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左側には巨大な施設である国立病院(Allgemeines Krankenhaus der Stadt Wien)が見えてきます。

この付近にはウィーン大学医学部の施設をはじめとする医療関係の機関があります。また、場所柄、医療関係の専門書を取り扱っている書店もあります。

しばらく歩くとWähringer StraßeとSpitalgasseの交差点にやって来ます。この交差点は複数の路面電車が交差する賑やかな交差点。

交差点に隣接してArne-Carlsson-Parkがありますので、ここで休憩するのも良いかもしれません。道路に面して、おなじみにIMBISSもあります。

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交差点の角にはおなじみのCafé AIDAもありますから、インドアでお休みになりたい方は、こちらもどうぞ。

ここを左に折れるとFeriのホームグラウンドであるフォルクスオーパーですが、今日はWähringer Straßeを右に曲がりましょう。

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しばらくすると左側にStrudlhofgasseの入り口が見えてきます。この路地は一方通行で、車は出口にあたりますが、歩行者は関係なし。Strudlhofgasseに入りましょう。ちなみに、このあたりは9区です。

途中、Boltzmanngasseと交差しますが、左側を見るとアメリカ合衆国大使館(Boltzmanngasse 16)があります。

9.11以降、テロ対策として、警備が厳重になっており、大使館前のBoltzmanngasseには、障害物なども設置されています。正直、用が無い人は近づかない方が吉。また、写真撮影も控えた方が無難です(これ、本当)。

という訳で、散歩が目的のFeriはStrudlhofgasseを直進します。

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すると、突き当たりにPasteurgasseへ降りる階段Strudlhofstiegeが現れます。

「現れます」という表現を使ったのは、通りが階段の上に接続しているため、このルートだと階段の姿を見ることができないからです。このコースのハイライトと言っても過言ではありません。

Strudlhofstiegeは、ウィーンでも有名な装飾を施した美しい階段で、一見の価値があります。Feriのお気に入りの場所でもあります。

数年前、大規模な改修工事が行われて、きれいな姿を取り戻しました。様々な装飾が施されており、魚の口から水が流れる仕掛け(噴水)もついています。

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ちなみに、トップの写真は、実は改修前のものです。照明が違っている点にご注目ください。

本当はトップ写真のように新緑の時期が最もきれいなのですが、今回は階段の形を見ていただくために、改修後の写真は、葉が生い茂っていない1月のものを選んでみました。雰囲気の違いをお感じいただけると思います。

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Pasteurgasseに出たら、道なりに進むとLiechtenstein Straßeに出ます。向かいは、観光客の皆さまにもおなじみのリヒテンシュタイン庭園宮殿(Das GARTENPALAIS Liechtenstein)。

ご存じのように館内は美術館になっていますので、予約制のガイドツアーなどを利用して見学するのも一考です。ただ、宮殿前の庭については、自由に入ることができるので、カフェで一休みすることもできます。

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Liechtenstein Straßeを右側に進むと、Schottenringに突き当たりますが、途中に交差するBerggasse沿いにはジークムントフロイトイ博物館(Sigmund Freud Museum)があります。

赤い看板が目印なので、すぐにわかります。フロイトさんにご興味のある方は、博物館をのぞいて見ると面白いと思います。

Schottenringに突き当たったら、右に曲がり、しばらく進むとSchottentorに到着。今日は、ここがゴール。この後、旧市内へ行く、38系統に乗って郊外へ出るなど、お楽しみはこれからです。

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ところで、Schottentorに隣接しているSIGMUND-FREUD-PARKには兵庫県宝塚市から9区「建国1000年」を記念して1996年に送られた桜が植えられています。桜の時期には、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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このルートも観光客が比較的、少ないので、ウィーンの素顔に触れることができると思います。

また、このコースは、起伏がほとんどない平坦な道なので、体力的に自信がない方にもお勧めできます。そして、路面電車の停留所が途中に沢山あるので、歩き疲れたら電車で移動という手もあります。

所要時間は、途中、どの程度、ゆっくり見学するかで大きく変わってきます。単純に歩くだけだったら1時間ほどですが、ご紹介したポイントをゆっくり見ると3時間くらいの散歩になることも‥

郊外も良いですが、こういった都心の散歩も色々な発見があって、Feriは好きです。


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日記・コラム・つぶやき |

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Comments

今日も楽しく読ませていただきました🎵
旧国立病院内ウィーン大学キャンパスは、
何度かクリスマス市に足を運びましたが、
ビールの醸造所は未体験です😓
次回は是非🍺❗

strudlhofstiegeは以前取り上げて下さった時にも
コメントした様な気がしますが、
リヒテンシュタイン宮殿の中からも見ることができました。
綺麗に改修されたのですね🎵

SIGMUND-FREUD-PARKにも桜の木があるのですね❗
ウィーンの方々もお花見楽しまれるのでしょうか😊

地図を拡げながら、またゆっくり《仮想散歩》楽しみたいと思います🎵

Posted by: necchi | April 13, 2016 at 03:51 PM

necchiさま、コメント、ありがとうございます。

ウィーンではドナウ川の中州にある桜並木が有名です。日本の有志が尽力して実現したもので、毎年、日本人会などが中心となって行事を開催しているようです。

Posted by: Feri | April 14, 2016 at 12:09 AM

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