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April 22, 2016

ウィーンの森”にある“すてきな幼稚園”

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今日は「ウィーンの幼稚園・保育園の話題」を届けしましょう。

日本では、保育園への入所を巡って国会でも議論が沸騰したるようですが、ウィーンは「子育てがしやすい街」と言われています。

Feriは、残念ながら子育ての経験はありませんが、実際、こちら小さい子供さんを育てたご経験のある方にうかがうと、色々な面で支援体制がしっかりしているとおっしゃっていました。

2013年5月5日にも「子育てに優しい国‥」という話題をお伝えしたことがあります(詳しくはこちらから)。

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また、ウィーン市内を歩いていると、保育園・幼稚園は、公営、私営を含めると非常に多く設置されていることがわかります。恐らく人口当たりの数では、東京よりも上かも知れません。

事実、ウィーン市が提供している地図には保育所・幼稚園(Kinderbetreuung)を表示できるようになっているのですが、ご覧のように周辺部を別にすると保育園・幼稚園が一杯。

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日本の厚労省や文科省のお役人に見せてあげたいくらいです。

ウィーンの場合、基本的に都心に近いところは、建物の中に入っている保育園・幼稚園が基本ですが、周辺部では広い運動場を持った幼稚園があります。

実は、Feriが以前住んでいた17区のアパートは幼稚園(公営)に隣接しており、ベランダの向こう側は幼稚園の敷地でした。ただ、「幼稚園の敷地」と言っても、林になっており、普通は園児の姿を見かけることはありません。

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しかし、季節の良い時期になると、時々、園児がアパート近くまでやってくることもありましたね。もちろん敷地の境には金網のフェンスがあったので、園児がアパートに入ってくることはありませんでしたが‥ちなみに左の写真が、アパートに隣接した幼稚園の敷地です。

近くまで来た園児が見たFeriは、初めて見る「変な日本人」だったかもしれません(笑)。

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なお、17区のアパート付近には、隣接した幼稚園以外にも、保育園や幼稚園(公営・私営)がありました。

ところで、日本では、保育園は厚労省、幼稚園は文科省の管轄だそうですね。真偽の程は確かではありませんが、お役所の綱引きで、一体となった運営が難しいという噂話を耳にしたことがあります。

その点、オーストリアの場合、幼稚園と保育園を一体に運営しているところが多いようです。まぁ、こちらでは当たり前なのかもしれませんが‥

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今日、ご紹介するのは、この幼稚園ではなく、もっと山の方に入ったところにある施設です。場所はシュタインホーム公園の近く。「IM VINZIGARTEN 16」という施設で、バス路線の146Aが通っている道路沿いにあります。トップの写真が、そのエントランスです。

この付近も実は高級住宅地。なぜなら、山の中腹にあるため、住まいからウィーン市内を一望できるのです。

この幼稚園ですが、公営のようですが、まずは敷地が広いこと。そして山の傾斜を活用した運動場が作られていることがポイントでしょうか。

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当然、遊具も多数、設置されていますが、都心部では考えられない余裕を持ったレイアウトです。ちなみに同園のホームページをチェックしたところ、庭の面積は12000平方メートルだそうです。

写真をご覧になればおわかりのように、保育園・幼稚園なので、当たり前ですが通常は入り口の門扉は閉じたままになっています。

これだけ広大な敷地を誇りますが、定員は3歳から6歳までの幼稚園(Kindergarten)が42名、0歳から3歳までの保育園(Kleinkinder)が15名、0歳から6歳まで(Familie)が20名となっていました。

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気になる利用料金ですが、公営なのでウィーン市に住民登録している方と、それ以外の方では金額が異なります。当たり前ですが、補助金が出ているため、ウィーン市に住民登録している家庭の方が、安くなっています。

余談ですが、この付近には、有名なホイリゲが何軒かあるので、季節の良い時期、Feriの散歩コースの一つになっています。

散歩中、園児が楽しそうに拾い運動場で遊んでいる姿を目にすることがありますが、こんな環境で子供さんを育てることができたら、素晴らしいでしょうね。

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ところで、何回か、この施設の前を通りかかって気づいたことは、門扉に取り付けられている看板の変化。

男の子と女の子のイラスト風看板が付いていることが多いのですが、看板がなかった時期もあります。また、どちらか一方しか出ていないことも‥理由はよくわかりません。

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なお、ウィーンには保育園や幼稚園が沢山あっても、やはり人気の高いところはあるようで、そのような施設への入園は、それなりに大変だそうです。

以前もご紹介しましたが、子供さんが生まれる前から、予約を入れる親御さんも多いとか‥

ただ、施設数が多いので、施設を選り好みしなければ、預けるところがなくて困る‥ということは少ないようです。
これも、一つは、日本よりも設置基準が緩いことも影響しているような気がします。 


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Comments

《子育てに優しい国》オーストリアと
《子育てしにくい国》に、なりつつある日本😓
色々考えてしまいます😔
そもそも《子育て》とはどうあるべきか⁉という議論になっ
てしまうのでしょうね・・・
ハプスブルク帝国の女帝《マリアテレジア》からの歴史の流れが、今もオーストリアには根付いている、と言うことでしょうか?

Posted by: necchi | April 23, 2016 14:10

necchiさま、こんにちは。

ご存じのように西側ヨーロッパ諸国の多くは「社会民主主義」が基本になっており、完全な自由主義系座とは一線を画しているような気がします。

そのため、高負担高福祉という政策が基本になっているのでしょう。

ただ、子育てに縁がない、病気に縁がないといった人から見ると、租税負担の高さは正直、頭が痛いようです。

どちらが良いのかは、難しいところで、結局は、国民の考え方次第ということでしょう。

Posted by: Feri | April 24, 2016 14:36

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