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May 15, 2016

フォルクスオーパー来日公演「Die Csárdásfürstin(チャールダーシュの女王)」初日

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フォルクスオーパーの来日公演鑑賞に関しては、ウィーンの友人からからかわれているFeriですが、凝りもせず、来日公演に行ってきましたので、その模様をお伝えしましょう。

最近はオーケストラメンバーを中心に顔見知りも増えたので、お互いに東京で再会すると変な感じですね(笑)。
オーケストラメンバーの多くは11日にウィーンを立ち、12日に到着したそうです。

またまた、ウィーンの友人に笑われそうですが、「チャールダーシュの女王」も当初は1回だけの鑑賞予定だったのですが、昨年、12月、日本側の要望で加わったと噂されるAndrea Rostさんが出演した「Die Csárdásfürstin」の再演初日を観たので、日本では観ないつもりでした。が、その後、気がついたらウィーンのアパートでチケット販売のボタンをポチッとしていました‥

という訳で、14日と15日の両日、観ることに(ウィーンの皆さま、今度、会っても笑いものにしないでね‥というか呆れてますよね)。

日本公演なので、当たり前ですが舞台写真はありません。

ところで、今回の公演ですが、5月14日の「Die Csárdásfürstin」が、日本通算110回目。そして最終日5月29日の「Die lustige Witwe」が120回目の公演になるそうです。

まず、初日ですが、残念ながら客席に空席が目立ちました。特に3階や4階の最前列に空席があったため、ちょっと気になりました。

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また、プログラムを入手して驚いたのは、特別協賛の企業が一社に減っていること。通常、初日は、招へい元が特別協賛企業にチケットを配布して、満席にするケースが多いのですが、今回は難しかったようです。

さて、当日の指揮は、予定通りRudolf Biblさん。Feriは当日、都内で別件の所用があったので、早めに東京文化会館に到着したのですが、Rudolf Biblさんだけは、ハイヤーで会場入り。

その他の皆さまは、地下鉄やJRで三々五々やって来たました。ちなみに、今回の来日から、日本国内の宿泊などを手配する旅行代理店が変わったこともあり、宿泊するホテルも変更になったようです。

当日の出演者は、以下のとおりです。

-Leopold Maria(レオポルト・マリア侯爵):Wolfgang Hübschさん

-Anhilte(アンヒルテ):Maria Happelさん

-Edwin Ronald(エドウィン・ロナルト):Carsten Süssさん

-Anastasia(アナスタシア、シュタージ):Beate Ritterさん

-Eugen Baron Rohnsdorff(オイゲン・ローンスドルフ男爵):Karl-Michael Ebnerさん

-Boni(ボニ・カンチャヌ伯爵):Marco Di Sapiaさん

-Ferenc von Kerekes(Feri Bácsi、フェレンツ・フォン・ケレケス フェリ・バチ):Axel Herrigさん

-Sylva Varescu(シルヴァ・ヴァレンスク):Andrea Rostさん

-Siggi Gross(シギ・グロス):Boris Ederさん

-Sándor von Kiss(シャンドール・フォン・キッシュ):Daniel Ohlenschlägerさん

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さて、演出は2015年12月にフォルクスオーパーで再演されたものと、基本的に同じでした。皆さまお楽しみの3幕のハイライト「ヤイ、ママン」ですが、今回はリフレインの最初に英語・日本語版が登場。その後、2回目のリフレインでハンガリー語版が歌われました。これは、ハンガリー出身のAndrea Rostさんへのプレゼントでしょう。

その後、演奏と踊りだけのリフレインが2回、都合4回行われました。これは、手拍子が大好きなお客さまが多い日本公演向けのサービスと考えて良いでしょうね。

演奏に関しては、なかなか気合いが入っていました。特にオーケストラピットをかなり下げていたこともあり、フォルクスオーパーよりも大きな劇場ながら、十分な響きを感じさせてくれました。

気になったのは、演奏と歌のタイミングが若干ずれているように感じたところがあった点でしょうか。これは、劇場の大きさによるものかもしれません。基本的に歌の方がワンテンポ遅れているような感じでしたね。

歌手の仕上がりですが、シルヴァのAndrea Rostさんは、アンサンブルではない上に、オペレッタへの出演回数が少ないこともあり、何となく違和感がありました。

また、1幕は調子が出ていなかったようで、ピアニシモで聴き取れない部分も‥しかし、休憩後の後半からは調子を上げてきたので、2幕のフィナーレや3幕の「ヤイ、ママン」では十分聴かせる歌を披露してくれました。全体としては、まずまずの仕上がりだったと思います。

お相手のエドウィンのCarsten Süssさんですが、Feriはお初。「白馬亭にて」では、弁護士ジードラーを演じていました。今回も、歌、お芝居ともにまずまずの仕上がりでしたが、「親に頭が上がらない優柔不断なお坊ちゃま」というイメージはちょっと弱い感じがしましたね。

アナスタシアのBeate Ritterさんは、例によって可愛らしい感じで役のイメージにぴったり。歌、踊りともに申し分ありませんでした。

ボニのMarco Di Sapiaさんは、最近はオペレッタの出演も増えているため、歌、踊り、お芝居ともに水準の仕上がりで、安心して観ることができました。ただ、Feri個人としては、「快活な青年貴族」にしてはちょっと薹が立っているようなイメージが‥あくまでもイメージの問題です。

フェリ・バチのAxel Herrigさんについては、歌、踊り、お芝居ともにまずまずの仕上がりでしたが、「遊び人の下級貴族」というイメージにはほど遠い感じ。真面目さが前面に出すぎている感じがしましたね。ドイツ出身の方なので、どうしても遊び人のイメージが弱いのかもしれません。

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2幕と3幕に登場するレオポルト・マリア公爵のWolfgang HübschさんとアンヒルデのRegula Rosinさんも2015年12月の再演に出演していますが、Feriは、お二人の組み合わせは観ていません。どちらもベテランなので、良い味を出していました。後は好みの問題だと思います。

シギのBoris Ederさんですが、彼も2015年12月の再演から起用された組。例によって鐘に貪欲な役を上手に演じていましたが、個人的には以前、起用されていたNicolaus Haggさんの方が、似合っているような気がします。

全体的にはウィーンで上演された際の楽しい雰囲気が再現されていた点は満足でした。ところで、2016/17シーズン、フォルクスオーパーでは「Die Csárdásfürstin」の上演は予定されていません。

ということは、日本公演での鑑賞後、しばらくRobert Herzlさんの演出によるフォルクスオーパー版「Die Csárdásfürstin」を観ることができない‥ということを意味します。オペレッタファンの皆さま、是非、この機会にご覧になることをお勧めします。次は、いつになるかわかりませんので‥

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