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May 2016

May 31, 2016

番外編 シュタットオペレッタ・ドレスデン2016/17シーズン

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5月最後の話題は番外編ですが、またまた「オペレッタの話題」です。

オペレッタを中心に上演するドイツ・ドレスデンのStaatsoperette Dresden(シュタットオペレッタ・ドレスデン)ですが、2016年12月、いよいよ都心部に建設が進められていた新劇場がオープンすることになりました。本格的な稼働は2017年1月からのようです。

シュタットオペレッタ・ドレスデンは、伝統ある劇場ですが、第二次世界大戦末期の大規模な空爆で、都心が破壊されたため、戦後は郊外の仮劇場で上演を続けていました。

新劇場の客席は700席で、二つのサイドステージを持ち、回り舞台などの設備も設置されているようです。ただ、財政的に厳しいため、計画が持ち上がってから実際に新劇場の建設が開始されますまでには、かなりの時間を要しました。

また、その間、こちらでは一般的な新劇場建設ファンドが結成され、継続的に寄付金の募集などの活動も行っていました。それだけに関係者の喜びはひとしおでしょう。

郊外にある劇場から、市中心部の新劇場へ移転する関係で、2016/17シーズンの開幕は、例年よりも遅い2016年12月になりました。

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また、劇場が変わるため、継続上演(ただし、新劇場では初演)の演目が多くなっています。さらに、2017年7月上旬まで公演があるのですが、2017年5月以降のプログラムは暫定的な内容になっています(現時点ではカレンダーが表示されません)。

チケットの発売時期に関しても、通常よりも若干、遅れる情報がリリースされています。それでは、新劇場による新シーズンのプログラム概要をご紹介しましょう。

○オペレッタ
ジャック・オッフェンバックの「ORPHEUS IN DER UNTERWELT(地獄のオルフェ)」(2016年12月17日プレミア)、ヨハン・シュトラウスⅡ世の「DIE FLEDERMAUS(こうもり)」(2017年1月14日プレミア)、ラルフ・ベナツキーの「IM WEISSEN RÖSSL(白馬亭にて)」(2017年3月11日プレミア)の3作品が上演されます。

事実上、2016年内の上演がないことを考えると、やむを得ないかもしれません。ただ、オープニングを飾るオペレッタ「ORPHEUS IN DER UNTERWELT」に関しては、完全な新演出で上演されるようです。同劇場のホームページには、かなり斬新な舞台イラストが掲載されています。

まぁ、ドレスデンの場合、ウィーンとはひと味違った設定や演出が多いので、どのように料理するかが楽しみです。
Feriが好きな「白馬亭にて」に関しては、以前の演出を踏襲するようですが、オーストリアをおちょくった演出ながら、なかなか楽しめます。

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May 30, 2016

フォルクスオーパー来日公演「Die lustige Witwe」(メリーウィドウ)

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5月14日から始まったフォルクスオーパーの来日公演も、5月29日の「Die lustige Witwe」で、無事、終了となりました。今日は千秋楽の模様をご紹介しましょう。

途中、ちょっと大きい地震があって、地震の経験が少ないヨーロッパ出身の皆さまはびっくりしたと思いますが、幸い、公演が継続されて一安心‥と言ったところです。

ところで、冒頭の写真は2演目目の「Die Fledermaus」の際、ロビーに展示されたハンナの衣装です。公演前に衣装を展示するのは、珍しいですね。

最終公演の指揮は、ウィーンでは「Die lustige Witwe」を余り振らないAlfred Eschwéさん。

主なキャストは、以下のとおりです。

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-ミルコ・ツェータ男爵:Kurt Schreibmayerさん

-ヴァランシェンヌ:Mara Mastalirさん

-ハンナ・グラヴァリ:Caroline Melzerさん

-ダニロ・ダニロヴィッチ男爵:Marco Di Sapiaさん

-カミーユ・ド・ロシヨン:Mehrzad Montazeriさん

-カスカーダ子爵:Michael Havlicekさん

-ラウル・ド・サン・ブリオシュ:Christian Drescherさん

-ボグダノヴィッチ:Karl-Michael Ebnerさん

-シルヴィアーネ:Martina Mikelićさん

-クロモウ:Daniel Ohlenschlägerさん

-オルガ:Martina Dorakさん

-プリチッチ:Josef Luftensteinerさん

-プラスコヴィア:Regula Rosinさん

-ニェーグ:Robert Meyerさん

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May 29, 2016

謎の機関車1046 001

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今日は「鉄道の話題」をお届けしましょう。

ÖBBは、RailJetも含めて、長距離列車は現在でも電気機関車が客車を引くスタイルをとっています(最も機関車が最後部に着いて、押す形で運転されている列車もありますが)。

この当たり、電車主体のJRとは違うところです。とは言っても、最近はヨーロッパ標準の電気機関車が中心になってしまい、各国ごとのバリエーションは少なくなってしまい、鉄道ファンから見ると、面白くなくなってしまいましたが‥これは、いずこも同じですね。

そんな中で、注目を集めるのは通常の塗装ではなく、特別塗装を施した機関車です。このブログでも、何回か紹介していますが、ÖBBでも特別塗装をした1116型電気機関車を運行しています。

昨年12月、Wien Hbfが本格開業した翌日、「謎の機関車」を目撃しました。

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形式は1046型ですが、1号機の1046 001は、すでにÖBBからは除籍されており、現在はÖGEG(Österreichischen Gesellschaft für Eisenbahngeschichte、オーストリア鉄道史協会)が保有し、動態保存している機関車です。

以前は、ÖBB標準のオレンジ色のままで、正面のロゴがÖBBではなく、ÖGEGになっていただけでした。

今回、目撃したのは標準塗装とは全く異なる黒に近い色に塗られた1046 001でした。どうも当日は、機関車単独で試運転を行っているような感じでしたが‥塗装が代わっただけでなく、正面と側面中央に、何やら金色の紋章を付けています。


ネットを調べても詳細な情報を入手できなかった珍しいケースなのですが、2015年9月頃、この塗装に塗り替えられたようです。

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May 28, 2016

“BÖSER HUND”は罰金だ!

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今日は「愛犬の話題」をお伝えしましょう。

このブログでも、何度もホイリゲやCaféで見かける「愛犬の話題」をお伝えしています。しっかりと躾がされている愛犬は、ソーシャルスキルが高いため、ホイリゲやCafé、レストランへの入店が認められている訳ですね。

日本では、食品衛生上の問題もあり、ペットの飲食店入店は原則として禁止されているのはご存じのとおりです(盲導犬などは別ですが‥)。

実際にホイリゲなどで、くつろいでいると愛犬がいるのがまったくわからない‥というケースが多々あります。飼い主さんが、楽しく食事をしていても、決しておねだりしませんから、たいしたものです。

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最もこれから暑くなってくると、脱水症状に陥ってしまうリスクがあるため、店側でも犬が水を飲むボウルを用意しているところがほとんどで、時々、水を飲んでいる姿を見かけます。

とは言っても、最近は、犬の躾に関心がない「困った飼い主」が少なからず出てきて、ウィーン市では大型犬に関しては、飼い主に対するライセンスを義務づけました。

以前は、こんなことをしなくても、大丈夫だっただけに、ちょっと残念です。これも色々な人が増えたことが要因なのかもしれません。

さて、5区のアパート近くを歩いている時、とあるCaféで写真のようなポスターを見かけました。

お持ち帰りのCoffeeが1.5Euroのようですが、問題は、その下‥

「BÖSER HUND €2.9」

当たり前ですが、Caféで、「BÖSER HUND」を2.9Euroで販売している訳ではないと思うので、“素行の悪い愛犬は2.9Euroの罰金”という意味でしょうね。

もちろん、犬から罰金を徴収する訳にはいきませんから、飼い主さんからとることになるのでしょうが‥

また、ブルドッグのような犬が描かれていますが、決して、ブルドッグの素行が悪い訳ではありませんので‥

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May 27, 2016

まだまだ頑張るおもちゃ屋さん

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5月26日は、恒例となっているウィーンフィルによるサマーコンサート(Sommernachtskonzert)が、シェーンブルン宮殿で開催されました。天候にも恵まれたようで、多くのお客さまで賑わったようです。

何しろ無料ですからね。今年はロシア出身のセミヨン・ビシュコフ(Semyon Bychkov)さんが、指揮を務めました。

最近はテレビ映えするように、照明や花火など、凝った演出になっているような気がします。恐らく、日本でも後日、NHKがBSで放送するのではないでしょうか。

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さて、今日は「お店の話題」をお伝えしましょう。ウィーンをはじめとするオーストリアには、今でも地元資本の個人商店が多数営業しています。

最近ではスーパーマーケットやドラッグストアのように、外国資本のチェーン店に押されぎみの業種もありますが、伝統的な業種に関しては粘り強く営業しているお店もあります。

今日、ご紹介するのは「おもちゃ屋さん」です。ウィーン市内を歩いていると、実は比較的規模の大きい独立系のおもちゃ屋さんをよく見かけます。

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日本では、残念ながら少子化の影響で、独立系のおもちゃ屋さんは激減しているようですが、ウィーンでは健在です。

なお、日本ではおもちゃ屋さんと模型屋さんは別業態になっているケースが多いですが、こちらの場合、おもちゃ屋さんに模型部門(ホビー部門)が併設されているケースもあります。

こういった場合は、鉄道模型、ラジコン、プラスチックモデル、青少年向けのキャラクターグッズなども取り扱っています。

2枚目の写真は、16区で見かけたおもちゃ屋さんですが、集合住宅の1階を使っており、かなりの店舗面積を誇っていることがわかります。

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May 26, 2016

Quality of Living Surveyでトップに輝きましたが‥

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本日、5月26日からフォルクスオーパー来日公演の最終演目「DIE LUSTIGE WITWE」(メリーウィドウ)の上演が始まりました。こちらも4回、上演されます。

Feriは、最終日の29日に、オーケストラメンバー皆さまへのご挨拶を兼ねて観賞する予定ですので、レポートは30日になります。

さて、今日は、「日本人がお好きなランキングの話題」です。

組織・人事コンサルティング会社のマーサーは、「2016年世界生活環境調査(Quality of Living Survey)‐都市ランキング」を発表しました。

この調査ですが、企業が社員を海外派遣するとき、派遣先都市と自国との生活環境差(ハードシップ)に応じて、手当てを支給するための参考資料となるものです。

以前もご紹介しましたが、生活環境や格差を客観的かつ定量的に把握することを目的に毎年発表されており、海外駐在員への適切な報酬とインセンティブのための参考資料の一つとなっています。

発表されたデーターをご覧になるとわかるようにWienが第一位に輝きました。Wienの第一位は7年連続だそうです。

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2位はスイスのチューリッヒ、3位にニュージーランドのオークランド、4位にドイツのミュンヘン、5位はカナダのバンクーバーと、例年どおり、欧米の都市が上位を占めています。

気になるアジア各国ですが、シンガポールが26位でアジアでは最高位。日本では、東京が44位、神戸が46位、横浜が49位、大阪が58位となっています。

まぁ、ランキング一位というのは、ありがたいことではありますが、この手の調査には、色々と「大人の事情」が見え隠れするものです。

普通に考えれば、日本は世界でも犯罪発生率が低いことで知られているので、この観点から見れば、もっと順位が上がりそうな気がします。

実は、同社の調査は、国をまたいで仕事をする場合の環境差を指標化したものですが、駐在員の「インターナショナルな視点」の指標化が切り口になっているのがミソ。

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May 25, 2016

Badenの有料トイレですが‥

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今日は「公衆トイレの話題」をお届けしましょう。

日本では、公園などに公衆トイレが設置されているのが一般的ですが、こちらではセキュリティ上の問題があるためか、公衆トイレは少ないような気がします。

それでも、ウィーンの大きな公園などには、古いデザインの公衆トイレが設置されているのを見かけた方も多いと思います。これは、昔からの伝統なのでしょうかね。

もちろん駅などには講習トイレも設置されていますが、最近はサービス向上も含めて有料化の動きがあるようです。

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さて、先日、Baden(Baden bei Wien)にオペレッタを観に行った際、到着時間が早かったので、KurPark(クアパーク)を散策しました。

そうすると公園内に独立した公衆トイレを発見。ただ、普通のトイレではなく、いわゆるユニバーサルデザイン型(多目的仕様)でした。

ちょっと近くで見ると出入り口のところに操作パネルが設置されており、上にはお得意のピクトグラムによる説明が‥
どうやら有料トイレのようで、利用料金は0.5Euroです。使い方は、通常の有料トイレに近いのですが、多目的トイレであるため、コインを入れて、ボタンを押すと、スライド式のドアが自動的に開くようになっているようです(使っていないので、わかりませんが‥)。

また、興味深いのは、使用できる金種が多いこと。0.02Euro、0.05Euro、0.1Euro、0.2Euro、0.5Euro、1.0Euroの各コインが使用できます。一応、おつりもでるようになっていると思われます。

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May 24, 2016

オーストリア大統領選挙 決選投票の結末は‥

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基本的に政治の問題は取り上げない当ブログですが、日本でも「オーストリアに極右の大統領誕生か」という報道がなされているので、今回は例外的に取り上げることにしました。

5月22日に行われたオーストリア大統領選挙の決選投票ですが、昨日もお伝えしたように希に見る接戦となったため、マスコミ得意の「出口調査」などを駆使しても、当選確実を打てなかったようです。そのため、実際の開票結果待ちとなり、当選の確定に時間がかかりました。

実際、リアルタイムで更新されている新聞社のホームページでも、左写真のような結果に‥ しばらく50%のままでした。

候補者はノルベルト・ホーファー氏(Norbert Hofer、自由党出身)と、アレキサンダー・バン・デ・ベレン氏(Alexander Van Der Bellen、緑の党出身)ですが、両極端な政党の指示を受けているのが特長。

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しかし、中道左派が主流のヨーロッパでは、日本人が考える以上に愛国保守勢力に対する警戒心が強く、ORFの討論番組では、司会者がホーファー氏を中傷する発言をするなど、ホーファー氏を引きずり下ろすために、手段を選ばず‥という感じになったようです。

ただ、アメリカ大統領選挙でも、過激な発言で有名なトランプ氏を、マスコミや既存の政治家が叩けば叩くほど、国民の人気が高まるという傾向もあるので、こういった情報操作は、逆効果のような気もするのですが‥

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さて、最終結果が出るまでに非常に時間がかかりましたが、これは選挙日当日の投票では決まらず、何と郵送による期日前投票の開票結果が当選を左右する事態に陥ったためです。

最終結果は、オーストリア内務省の発表によると、緑の党出身のAlexander Van Der Bellen氏が得票率50.3%という僅差で当選しました。Norbert Hofer氏の得票率は49.7%でした。

とりあえず愛国保守系(マスコミは極右という表現を使っていますが)のNorbert Hofer氏が大統領に当選しなかったことで、隣国ドイツをはじめとする国は、「ヒトラーの再来」を阻止することができて、ほっとしていることでしょう。

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May 23, 2016

ディスカウントセールが花盛り

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22日に決戦投票が行われたオーストリアの大統領選挙ですが、希に見る接戦になっているようで、最終的な決着は23日の朝になるようです。

直前に放送されたORFの討論番組で、司会者が意図的に特定の候補者に悪いイメージを与える発言をしたなど、物議を醸し出しているようです。

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今日は「飲食店の話題」をお伝えしましょう。

ウィーンにはオーストリア料理を提供するバイスルをはじめ、色々な国の料理を提供するレストランが増えています。正に多民族国家の面目躍如といったところでしょうか。

以前も話題になりましたが、最近は日本人が経営する本格的な和食レストランが減っているのに対し、アジア系もしくはヨーロッパの経営者が開いている「なっちゃって日本料理店」が急激に増えているような気がします。

ある意味、ヘルシーな日本食がブームになっているのでしょうね。

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日本人のFeriから見ると、「ちょっと怪しげな日本食」がラインナップされている「なんちゃって日本料理店」の大量増殖には複雑な思いもありますが、まぁ、利用するお客さまが楽しんでいる訳ですから、これも文化の一つでしょう。

実際、日本にある外国料理店の多くも、現地の方から観れば「なんちゃって系」が多い訳ですから‥

さて、最近、目立つようになったのは「50%off」に代表されるディスカウントセールを行っている「なんちゃって日本料理店」が増えていることです。

以前、ご紹介したインナーシュタットのSushi Bar「ねこ」でも、店内にはディスカウントの表示があるようです。

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May 22, 2016

フォルクスオーパー来日公演「Die Fledermaus」(こうもり)

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フォルクスオーパー来日公演の第二弾はヨハン・シュトラウスの傑作オペレッタ「Die Fledermaus」(こうもり)です。

直前情報でもお伝えしたように定番オペレッタですが、同時に現在、フォルクスオーパーで上演されている作品の中で最も完成度が高い素晴らしい作品です。

また、基本的にアンサンブル(専属歌手)中心のキャスティングであるため、出演者によって当日の雰囲気が異なるという面白さもあります。今回の目玉は、恐らく日本側の要請で加わったAngelika Kirchschlagerさんだと思いますが、Feriはあえて彼女の出演する日を回避しました。

さて、Feriが観た5月21日の指揮はGerrit Prießnitzさんでした。また、主な出演者は、以下のとおりです。

-アイゼンシュタイン:Jörg Schneiderさん

-ロザリンデ:Melba Ramosさん

-アデーレ:Beate Ritterさん

-イーダ:Martina Dorakさん

-ファルケ博士:Daniel Ochoaさん

-オルロフスキー公爵:Martina Mikelićさん

-アルフレート:Vincent Schirrmacherさん

-イワン:Mamuka Nikolaishviliさん

-刑務所長フランク:Kurt Schreibmayerさん

-弁護士ブリント:Boris Ederさん

-看守フロッシュ:Robert Meyerさん

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May 21, 2016

Baden市歌劇場2016/17シーズンプログラム

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明日、5月22日はオーストリア大統領選挙の決選投票が行われます。決戦投票に残らなかった候補者は、一斉に「みどりの党」が推すバン・デ・ベレン氏に対する支持を表明しているとか‥ 

ヨーロッパでは自由党が推すホーファー氏について、“ヒトラーの再来か?”という刺激的な報道が目立ちます。さて、どうなることでしょうか。

日本で選挙の結果が判明するのは、23日になると思います。

さて、夏公演の関係で、他の劇場よりも来シーズンのプログラム発表が遅いBaden市歌劇場ですが、このほど2016/17シーズン(冬公演)の内容が発表になったので、その概要をお伝えしましょう。

夏公演が、珍しい作品中心であるのに対し、冬公演は比較的オーソドックスな内容になりました。

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○オペレッタ
来シーズンはフランツ・レハール作曲の「Der Graf von Luxemburg」(ルクセンブルク伯)、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲の「Der Carneval in Rom」(ローマの謝肉祭)、レオ・フィル作曲の「Madame Pompadour」(マダムポンパドール)の3作品が取り上げられることになりました。

Der Graf von Luxemburg」のPremiereは10月15日です(11月25日まで上演)。フォルクスオーパーで2005/06シーズンに上演され、2009/10シーズンあたりまで継続されていましたが、その後は途切れているので、ウィーン近郊では久しぶりです。

フォルクスオーパーでは中嶋彰子さんが出演していたので、Feriも強く印象に残っています。比較的コンパクトな舞台で上演できる作品なので、Baden向きかもしれません。

なお、フォルクスオーパー版は、2005年夏にTheater an der Wienでも上演されたのですが、このプロダクションを引き継いだものでした。

タイトルロールのGraf von Luxemburgには、何とフォルクスオーパーでも、この役を演じたMehrzad Montazeriさんの名前が挙がっています。また、Sebastian Reinthallerさんが出演する日もあります。お相手のアンゲリカにはMonika Rebholzさんが起用されるようです。

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Der Carneval in Rom」のPremiereは12月17日です。この作品も有名ですが、最近は、なぜか余り取り上げられません。今回のBadenが久しぶりだと思います。

名作「こうもり」の前年に発表された作品ですが、魅力的な曲が少ない作品です。しかし、Feriは観たことはないので、今回、時間を作って観賞したいところです(観ないと何とも言えませんから‥)。

なお、本公演は2月5日まで、年末年始を挟んでの公演となります。画家アーサー・ブライクにはSebastian Reinthallerさんが起用されるようです。

3作品目の「Madame Pompadour」は、フォルクスオーパーでは2011/12シーズンにPremiereが行われており、このブログでも取り上げました。

フォルクスオーパー版は、二幕で巨大なマダム・ポンパドールの人形が登場するという強烈な舞台装置でしたが、Badenはどのように料理してくるでしょうか。

前の二作品に比べると曲は洗練されていませんが、耳に残るメロディがある、面白い作品です。こちらのPremiereは2017年1月21日で、3月17日まで上演されます。

「Der Carneval in Rom」と、一部、上演期間が重なっているので、日本からいらっしゃる皆さまも二作品を鑑賞するチャンスがあります。

タイトルロールのマダム・ポンパドールにはBea Robeinさんが起用されるようです。

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May 20, 2016

完成品を運んできました

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フォルクスオーパー来日公演ですが、「Die Csárdásfürstin」が終了し、今週末は第2弾の「Die Fledermaus」(こうもり)が上演されます。この模様は追って、お伝えする予定です。

なお、アデーレに起用される予定だったAnja-Nina Bahrmannさんが、来日直前に交通事故に合ったため、来日が不可能となったようです。そのため19日はBeate Ritterさんに、22日はRebecca Nelsenさんに変更となりました。

Anja-Nina Bahrmannさんの容体が心配です。

さて、今日は「建築にまつわる話題」をお伝えしましょう。

最近はオペレッタ鑑賞とホイリゲ訪問のため、定期的にBadenに出かけているFeriですが、Badenのホイリゲは分散しているため、結果として、街中を散策する機会が増えました(本末転倒みたいな気もしますが‥)。

Badenも古い街並みが残っている小さな街ですが、新しい建物の建設も行われています。某ホイリゲへ向かう途中、鉄筋コンクリート造りの建物を建設している場面に遭遇しました。

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外壁ができあがってしまうとわかりませんが、こちらの建物は耐震基準の違いから、日本と比べて柱が本当にスリムですね。これだけは地震の頻度や規模が違うため、やむを得ないと思いますが‥

ホイリゲの開店時間まで時間があったので、建設中の建物付近で時間調整をしている時、大型トレーラーがやって来ました。

この大型トレーラーの積み荷を見てびっくり仰天。何と、建設中の建物に使うコンクリート製の螺旋階段を運んできたのです。しかも意外と複雑な形状‥


日本でも鉄骨で作った構造体は、工場で製造した上で、建設現場まで持ってくることは日常的に行われていますが、コンクリート製の構造物を運んでくる例は少ないと思います(まぁ、例外はあるでしょうが‥)。

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May 19, 2016

番外編 消えた噴水

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今日は「噴水をはじめとする水を使った施設の話題」をお届けしましょう。

ウィーンに限らず、オーストリアでは噴水や水が出る彫刻・像、オブジェが多数設置されています。

ウィーン市庁舎前の公園をはじめ、シェーンブルン宮殿の庭にある噴水などは、本当に見事です。これは昔からの伝統のようですね。

そう言えば、こちらでは、写真にご紹介したような魚や動物の口から水が出るようオブジェを多く見かけます。

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最近では、省エネの観点から、水は循環しているようで、「飲用禁止」の注意書きが出ているケースも増えています。

これから暑くなってくると、こういった水を使った彫刻や像、それに噴水は清涼感があって良いですよね。

また、ウィーン郊外のTERME WIENに隣接する広大な公園Kurpark Oberlaaは、中心に湖(Schwanensee)があるところから、流水を巧みに使った施設があります(5枚目の写真)。

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当たり前ですが、こちらでは冬は凍結防止の観点から水は止められていますが、季節が良くなると、施設を整備した上で、再び復活します。噴水の復活も季節感を感じる一つでしょうか。

恐らく、こういった施設の維持・管理には、それなりの費用がかかると思うのですが、観光立国だけに、大切にしているのでしょう(最も税金は高いですが‥)。

日本でも札幌の大通公園などには、立派な噴水があって、観光客の目を楽しませてくれますね。

さて、日本に来て、久しぶりに友人に会った際、近くにある立派な公園を案内してもらいました(当該市の名誉のために、場所は伏せておきます。最もこういった例は全国にありそうなので‥)。

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May 18, 2016

謎のオブジェ?

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今日は「ウィーンで見かけた謎のオブジェ」をご紹介しましょう。

先日、かねてから気になっていた巨大住宅団地Wohnpark ALTERLAAを見学に行ってきました。非常に興味深い住宅団地なので、各種のデーターを調べた上で、改めてご紹介する予定です。

さて、最寄り駅は地下鉄U6のAlterlaa駅です。地下鉄と言っても、この区間は郊外なので新しい高架線になっています。

U6は市内中心部がStadtbahnのインフラを転用しているのに対し、Philadelphiabrücke-Siebenhirten間は1990年代に新しく建設されたため、高架橋もコンクリートを使った近代的なものです。

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ちなみに高架橋も橋脚が細く、非常にスマートです。もちろん、巨大地震を考慮する必要がないから、実現できるデザインだとは思いますが‥

当然、駅も機能性を第一にしたデザインになっています。まぁ、味気ないとも言えますが‥

Wohnpark ALTERLAAの見学を終えて、U6のAlterlaa駅に戻り、都心へ向かう列車を待っている時、向かいのホーム端にあるエレベーター(リフト)の躯体目に入りました。

ガラス張りの構造になっているのですが、屋上に「黒い鳥」の姿が‥

カラスでもたたずんでいるのでしょう。しかし、この「黒い鳥」、全く動きません。そこで手持ちのカメラの望遠を最大にして撮影して、後から更に拡大して検証してみました。

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May 17, 2016

陸橋のガラス製フェンス

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昨夜、茨城県で震度5弱の地震がありました。フォルクスオーパーの公演は15時からだったので、出演者の皆さまは引き上げていたと思うのですが、結構な揺れだったので、地震になれていないフォルクスオーパーの皆さまは、さぞ、びっくりされたと思います。

さて、先日、オーストリアのファイアマン首相が辞任しましたが、後任にはÖBB総裁のクリスチャン・ケルン(Christian Kern) 氏が就任することになりました。経済界からの起用になりましたね。

ケルン氏は5月17日に大統領府で、フィッシャー大統領から正式に首相に任命されるそうです。そう言えば、来日公演中のフォルクスオーパーの公式プログラムにはファイアマン首相のメッセージが出ていますが、「これが最後の晴れ姿」というのも皮肉です。

さて、フォルクスオーパーの来日公演に関連してオペレッタの記事が続いたので、今日は久しぶりにお里である「ウィーンのディープな話題」をお伝えしましょう。

ウィーンのS Bahnは、ウィーン市内に関しては、原則として高架線や堀割を走っているため、道路とは立体交差になっています。

高架線の場合は、鉄道が上を通るので問題はありませんが、堀割の場合、道路が上にくるため、道路(歩道を含む)から車両や人が線路に落下しないようにフェンスが設けられています。まぁ、これは、どこの国でも当たり前ですが‥

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S Bahnについては、駅も含めて、古い鉄道施設を転用しているところが多いため、陸橋のフェンスも伝統的な鋳鉄製が多く使われています。色は当然、緑色です。ある意味、駅の柱などと共通するデザインです。

このあたり、昔からデザインの一貫性を重視する国らしいですね。

さて、今まで、陸橋上のフェンスは、この手すりだけだったのですが、最近になって、強化ガラス製の板が、金属製の手すりの内側(歩道側)に取り付けられるようになりました。

透明なガラス製の板なので、従来どおり線路や電車を見ることは可能です。ただし、透明なフェンスなので、途中に二箇所ほど、横にグレーの帯(磨りガラスになっていると思います)が入っています。

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May 16, 2016

フォルクスオーパー来日公演「Die Csárdásfürstin」(チャールダーシュの女王)セカンドクルー編

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今日もフォルクスオーパーの来日公演レポートをお届けします。

2日目の「Die Csárdásfürstin」ですが、すでにリリースされているように主要なソリストが交代しました。いわゆるセカンドクルー編です。

日本公演で「Die Csárdásfürstin」は、都合3公演なので、セカンドクルーの出番は15日の1回だけ。Feriは、当初から1回だけなので、気合いが入るだろうと予測しました。

指揮は、初日に続いてRudolf Biblさん。主なキャストは、以下のとおりです。

-Leopold Maria(レオポルト・マリア侯爵):Wolfgang Hübschさん

-Anhilte(アンヒルテ):Maria Happelさん

-Edwin Ronald(エドウィン・ロナルト):Szabolcs Bricknerさん

-Anastasia(アナスタシア、シュタージ):Mara Mastalirさん

-Eugen Baron Rohnsdorff(オイゲン・ローンスドルフ男爵):Karl-Michael Ebnerさん

-Boni(ボニ・カンチャヌ伯爵):Michael Havlicekさん

-Ferenc von Kerekes Feri Bácsi(フェレンツ・フォン・ケレケス、フェリ・バチ):Kurt Schreibmayerさん
-Sylva Varescu(シルヴァ・ヴァレスク):Ursula Pfitznerさん

-Siggi Gross(シギ・グロス):Boris Ederさん

-Sándor von Kiss(公証人シャンドール・フォン・キッシュ):Daniel Ohlenschlägerさん

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さて、演奏は前日、同様すばらしいものでした。オーケストラピットを下げている分、広い劇場にもかかわらず、素晴らしい音色を聴かせてくれました。大満足。

演出は、初日と同じですが、3幕の「ヤイ、ママン」に関しては、予想どおりリフレインのハンガリー語バージョンは省略し、英語・日本語版とダンスだけのバージョンが2回でした。

フェリ・バチのKurt Schreibmayerさんのお歳を考えると、4回のリフレインは厳しかったと思います。が、その仕上がりは大満足でした。

それでは、歌手の仕上がり具合をご紹介しましょう。

まず、シルヴァのUrsula Pfitznerさんですが、アンサンブルのプライドをかけた見事な仕上がりでした。

もちろん、歌単独でみればキャリアが豊富なAndrea Rostさんの方が良かったところもあります。しかし、1幕の最後、エドウィンに裏切られてボニとアメリカに旅立つ場面。「女性には悪魔が宿っている」というコーラスの場面。感情を前面に出した鬼の形相は見事でした。

そして、2幕のフィナーレ。パーティーの席上で身分を明かし、レオポルト・マリア公爵やアンヒルテの前で、啖呵を切る場面も感情の起伏が激しいハンガリー女性の役を見事に演じていました。歌、お芝居、踊りともにバランスがとれており、非常に見事な仕上がりだったですね。

なお、当初、もう一人のシルヴァにはAstrid Kesslerさんの起用が予定されていたのですが、日本側からの要望でAndrea Rostさんに変わったという噂があります。

アンサンブルのUrsula Pfitznerさんは、1回だけの出演なので、気合いが入っていたのがひしひしと感じました。

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May 15, 2016

フォルクスオーパー来日公演「Die Csárdásfürstin(チャールダーシュの女王)」初日

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フォルクスオーパーの来日公演鑑賞に関しては、ウィーンの友人からからかわれているFeriですが、凝りもせず、来日公演に行ってきましたので、その模様をお伝えしましょう。

最近はオーケストラメンバーを中心に顔見知りも増えたので、お互いに東京で再会すると変な感じですね(笑)。
オーケストラメンバーの多くは11日にウィーンを立ち、12日に到着したそうです。

またまた、ウィーンの友人に笑われそうですが、「チャールダーシュの女王」も当初は1回だけの鑑賞予定だったのですが、昨年、12月、日本側の要望で加わったと噂されるAndrea Rostさんが出演した「Die Csárdásfürstin」の再演初日を観たので、日本では観ないつもりでした。が、その後、気がついたらウィーンのアパートでチケット販売のボタンをポチッとしていました‥

という訳で、14日と15日の両日、観ることに(ウィーンの皆さま、今度、会っても笑いものにしないでね‥というか呆れてますよね)。

日本公演なので、当たり前ですが舞台写真はありません。

ところで、今回の公演ですが、5月14日の「Die Csárdásfürstin」が、日本通算110回目。そして最終日5月29日の「Die lustige Witwe」が120回目の公演になるそうです。

まず、初日ですが、残念ながら客席に空席が目立ちました。特に3階や4階の最前列に空席があったため、ちょっと気になりました。

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また、プログラムを入手して驚いたのは、特別協賛の企業が一社に減っていること。通常、初日は、招へい元が特別協賛企業にチケットを配布して、満席にするケースが多いのですが、今回は難しかったようです。

さて、当日の指揮は、予定通りRudolf Biblさん。Feriは当日、都内で別件の所用があったので、早めに東京文化会館に到着したのですが、Rudolf Biblさんだけは、ハイヤーで会場入り。

その他の皆さまは、地下鉄やJRで三々五々やって来たました。ちなみに、今回の来日から、日本国内の宿泊などを手配する旅行代理店が変わったこともあり、宿泊するホテルも変更になったようです。

当日の出演者は、以下のとおりです。

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May 14, 2016

直前情報 フォルクスオーパー来日公演の見どころ

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今日、5月14日から、9回目となるフォルクスオーパーの来日公演が始まります。最初の演目である「Die Csárdásfürstin(チャールダーシュの女王)」の模様については、明日、お伝えする予定です。

ただ、その前に、これからご覧になる皆さまに、「Feriの視点による見どころ」をご紹介しましょう。2012年の際は、3回に分けてご紹介しましたが、今回は1回にまとめてみました。

Feriは、招へい元のNBSやフォルクスオーパーからご招待を受けたこともありません。チケットの購入と観賞は、ウィーンも含めて総て自腹です。チケットもご覧のように、ちゃんとコンビニエンスストアで発券してもらいました。

そのため、いわゆる「大人の事情を踏まえた見どころ紹介」ではなく、一オペレッタファンとしての「見どころ紹介」です。Feriは、基本的に良い点については、広く皆さまに紹介しているつもりです。

反面、“これはちょっと‥”といったマイナス面については、表現は配慮していますが、遠慮はしません。

では、公演順に沿って、「見どころ」をご紹介しましょう。

○「Die Csárdásfürstin」(チャールダーシュの女王)
そもそも「邦題がおかしい」というご指摘があるのは承知しています。

確かに、この邦題だと「ハンガリーを代表するチャールダーシュの名歌手」というイメージになりますが、実際は、「街の人たちに愛される平民の歌手」といったイメージです。日本で言えば、地元で有名な演歌歌手といった趣でしょうか。

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フォルクスオーパーの来日公演で「Die Csárdásfürstin」が上演されたのは、1999年以来なので、日本でフォルクスオーパー版を観るのは始めて‥という方も多いかもしれません。

まず、演出は基本的に1999年に上演されたRobert Herzlさんの手によるものです。ただし、再演に際して一幕と三幕に手が入れられました。一幕はシルヴァとエドウィンの婚約記念パーティにバレエが加わりましたが、これは必然性があるので問題なし。

三幕はウィーンのグランドホテルのバーですが、ここにバレエソリストによるショーが加わりました。ただ、正直、これは余計。

なぜなら、上映時間の関係から、三幕の目玉である「ヤイ、ママン」のリフレインが大幅に省略されてしまったからです。このようにバレエが加わったのは、国立バレエ団として独立したことによる「大人の事情」であることは明白です。

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しかし、2015年の再演時、三幕冒頭のバレエソリストによるショーは省略され、「ヤイ、ママン」のリフレインが復活しました。これは「日本公演」を踏まえたテスト公演だったので、日本公演も間違えなく、このパターンで上演されると思います。

日本のファンは、「ヤイ、ママン」のリフレイン(繰り返し)を大いに期待していると思うので、その点はご安心ください。必ず「日本語版」も入りますから!!

ただ、リフレインの回数が、何回になるかは、当日のお楽しみ‥ そして、お客さまのノリ次第です。

さて、キャストですが、今回、表向きの目玉はシルヴァに起用されたゲストのAndrea Rostさんです。実際、NBSが発行しているニュースレターでも大々的に取り上げられています。

Feriも、Andrea Rostさんは好きな歌手の一人で、オペラ「リゴレット」のジルダなどは、ピッタリだと思っています。

が、シルヴァにピッタリかと言えば、申し訳ありませんが、首をかしげざるを得ません。それは、Feriがイメージするシルヴァと違うからです。確かにハンガリーのご出身ですから、ご自分なりのイメージはしっかり持っているようですが‥

実は、残念なことですが、現在、フォルクスオーパーのアンサンブルで、シルヴァにピッタリの歌役者は存在しません。そのように考えると客演もやむを得ないと思います。が、Andrea Rostさんが適役かと言えば、それは違うと思います。

1999年の来日公演では、Ilisabeth KalesさんとRegina Renzowaさんがシルヴァを務めましたが、比べるのが気の毒な気がします。日本では、もう一人のシルヴァ、Ursula Pfitznerさんは、あまり知られていませんが、意外と良いかもしれません。

なお、「Die Csárdásfürstin」と言えば、フェリバチの存在が重要。1999年では、ご存じSándor Némethさんが起用されていましたが、現在はウィーンでも出演されていません。

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May 13, 2016

ウィーン市内にたたずむ迷彩色の日本車

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明日、5月14日からフォルクスオーパーの来日公演が始まります。12日当たりにオーケストラメンバーや「チャールダーシュの女王」に出演する歌手陣も来日したと思います。

直前の来日で驚かれる方も多いのですが、彼らにとっては通常公演の延長なので、プローベを現地(日本)で十分に行うことはないようです。

さて、今日は「自動車の話題」をお届けしましょう。

日本では自家用車を保有する際、車庫証明が必要になるため、路上を車庫代わりにしている人は少ないと思います。

しかし、ウィーンの場合、許可を得ていれば路上の指定場所に長時間駐車することも可能なので、事実上、車庫代わりに使っている方も多いようです。

そのため、ウィークエンドしか自動車を使わない方の車両は、いつも同じ場所に駐車していることがあります。

路上を車庫代わりにしているのは普通自動車が多いのですが、以前、キャンピングカーを見かけたこともあります。

最初は、ウィーン市内でキャンピングカーを使っているのかと勘違いしましたが、ナンバーがウィーンのものであったこと、使用されている形跡が無かったことから、単純に止めてあるだけだとわかりましたが‥

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さて、このように路上の指定場所を車庫代わりにしている方が多いため、街を歩いていると様々なタイプの自動車を見かけることがあります。

また、こちらは、日本と車検の基準が違うためか、変わった自動車が街中を走っているケースもあります。

今日、ご紹介するのは写真のような「迷彩色に塗られた日本の自動車」です。

ベースは、小型オフロード車両のスズキ・ジムニーです。この車ですが、ヨーロッパでは、スペインの現地法人サンタナ(Santana Motor)で現地生産を行っているので、恐らくヨーロッパ向けモデルだと思います。

サンタナ製のジムニーですが、こちらでは「サムライ」というブランド名だそうです。つまり、日本製ではありません。

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May 12, 2016

「シュパーゲルの季節」での再開は‥

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今日は久しぶりに「お料理の話題」をお伝えしましょう。

最近はウィーンでの外食がめっぽう減ったFeriですが、先日、久しぶりにオーバーエスターライヒ州に住むオーストリア生活大先輩の友人とウィーンでお目にかかることになりました。

半年ぶりにお目にかかるので、せっかくだから、一緒にランチでも‥ということになり、5区にある友人がお気に入りのバイスルへ行くことに‥

このバイスルはお店は狭いのですが、伝統的なウィーン料理を提供する雰囲気の良い店です。狭いため、混んでいることが多いのですが、当日は、幸い予約もせずにすんなりと利用することができました。

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シュパイゼカルテを眺めながら、2人が同時に口にしたのが“せっかくだからシュパーゲルが食べたいね”。誰でも考えることは同じです。

オーストリアで「春から初夏の訪れ」を告げる食材と言えば、野菜の王様シュパーゲル(アスパラガス)です。実際、この時期だと、まだオーストリア産ではなく、輸入物の可能性は高いのですが、それでもお気に入りのバイスルだけに、味は保証付き。

Feriは平素は、濃厚なソースが特長のホランドディッシュを頼むことが多いのですが、この日は友人と一緒にSolospagel im Schinkenmantel Gebackenに決定。久しぶりだったので、ズッペもSpagelcremsuppeをお願いしました。

正に「シュパーゲルづくし」です(笑)。

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May 11, 2016

11Aに新型連節バスが投入されました

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日本でも報道されているので、ご存じの方も多いと思いますが、5月9日、オーストリアのファイマン首相が辞任を発表しました。

ファイマン政権は、シリアやアフガニスタンなどからの難民問題を巡って、当初、受け入れに寛容な姿勢を示していましたが、今年に入ってから、受け入れ数に上限を設けるなど対応が迷走し、「有効な対策を打ち出せていない」と、批判が高まっていました。

すでに、このブログでもお伝えしたように、先の大統領選挙で首相が党首を務める社会民主党(SPÖ)が推す候補が落選したことで、党内の求心力が低下し、辞任に至ったようです。

「大統領選挙」の記事で予測した通りの展開になってしまいました。今後、後任選びが進められることになっていますが、5月22日に行われる大統領選挙(決選投票)にも影響を及ぼすような気もします。

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今日は「ウィーンの路線バスにまつわる話題」をお届けしましょう。

ウィーンでは利用者の多い路線には積極的に連節バスを導入しています。Feriが最近よく利用するようになった13Aなどは、その代表でしょうか。何しろ、従来、通常のバスが走っていた路線に最新鋭の連節バスを投入した訳ですから‥

実際、乗ってみると一方通行の狭い路地を巧みに走っており、意外と機動性が高いのがわかります。これだけはWiener Linienの話どおりですね。

さて、年間870万人の利用者を誇る路線バス11A(Stadion-Heiligenstadt間)に、5月9日からメルセデスの新型連節バスCitaro(Type Citaro NG 265 MB)が投入されました。

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May 10, 2016

電線地中化雑感

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今日は「街中の電線地中化にまつわる話題」をお届けしましょう。

ご存じのようにウィーンをはじめとするヨーロッパの街では、電灯線や電話線が地中に埋設されているところが多く、街中には電柱があまり存在しません。

もちろん、皆無という訳ではなく、ウィーンでもFeriが以前住んでいた17区の周辺部では、地中化のコストがかかるためか、電柱を設置して、各戸に電灯線を敷設していました。

さすがに、5区は中心部に近いため、電灯線の地中化は徹底しているようです。ちなみに左の写真は5区の某所ですが、確かに電線が空中に張り巡らされていないため、景観がすっきりしています。

また、冒頭の写真は13区Hietzingの黄昏時ですが、これを見ても、それを実感していただけると思います。

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よく、“日本はヨーロッパなどの国に比べて電線地中化率が低く、景観が悪いのは問題だ。また、電線が張り巡らされているため、都心部にドクターヘリなどを着陸させることができず、人命救助の観点からも電線の地中化を進めた方が良い”という意見を耳にします。

一方、“電線地中化は、土建業界最後の巨大利権。そんなものに資金を投下する必要はない”という意見もあるようです。

単純に考えれば、確かに電線を地中化して、電柱を無くすると街の景観は良くなりますね。実際、Feriの実家近くでも駅周辺の一部は電線が地中化されており、上を見ても電線はありません。

実際、Feriの実家近くでも、駅周辺の一部は電線が地中化されており、上を見ても電線はありません。

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May 09, 2016

番外編 叔母が天に召されて‥

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今日は個人的なお話でご容赦ください。

4年前から東京の多摩地区にある某特別養護老人ホームに入所していた叔母が、ゴールデンウィーク中に急死しました。

昨年、体調が悪くなり、一旦、近くの病院に入院しましたが、その後、退院し、特養に戻っていたのですが、体調が急変したそうです。享年97歳ですから、大往生と言えるでしょう。

実は、叔母は独身だったため、家族は兄姉だけでした。今では、妹であるFeriの母が、唯一の親族です。

その関係もあって、現役をリタイアした段階で、東京の某区が運営している公立老人ホームに入所して、悠々自適な生活を送っていました。ただ、区営の老人ホームが合理化のため、統合され都営になったため、途中で、引越をした経緯があります。

6年ほど前、都営の老人ホーム内で転倒事故を起こし、これで体が不自由になってしまったため、通常の老人ホームに収容できなくなってしまいました。これは介護職員の数が足りないためだそうです。

そこで、特別養護老人ホームへの入所を検討したのですが、当時、窓口になっていた某区の担当者に相談したところ、要介護レベルによる順番で、叔母は三桁の後半とのことで、とてもすぐには入所できる状況ではありませんでした。

そこで、区の担当者とも相談の結果、一時的に介護老人保健施設に入所することになりました。ただ、老健は、入所期間が短いため、長期間の入所は困難です。

まず、都内の老健に入所しながら、長期間の対応が可能な老健を探す、特養の空きを待つという展開に‥

ところが、ここで大きな問題が発生しました。というのは、老健入所時、代理人を立てる必要が出てきたのですが、Feriの母も高齢のため、代理人になることはできないという話に‥ 結局、実際は血縁関係にないFeriが代理人になるのであれば、入所が可能という結論に至りました。

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May 08, 2016

ウィーンの市内路線図が変わりました

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日本の皆さま、今年のゴールデンウィークは、いかがお過ごしになったでしょうか。

熊本で大きな地震が発生したこともあり、自粛ムードが広がったのでしょうか。ただ、過度な自粛は、逆に経済を疲弊させて、被災地の復興も遅らせるような気がします。

さて、今日は「ウィーン市内の路線図にまつわる話題」をお届けしましょう。

Wiener Linienの地下鉄駅、路面電車停留所、主要バス停留所には、皆さまもウィーン市内の都市交通路線図が掲出されているのをご覧になったことがあると思います。

これは「Gesamtnetz Wien」という路線図で、VORが制作している路線図です。また、Wiener Linienの案内所でも有料で販売されており、Feriも愛用しています。ちなみに2016年版は1部3Euroです。

この路線図の特長は、いわゆる地図に地下鉄、路面電車、バス、S Bahnなどの路線を印刷している点です。つまり、路線図としてだけではなく、地図としても利用できる「スグレモノ」なのです。

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さて、先日、ウィーン市内の、とある路面電車の停留所で、全く新しい路線図を見かけました。これが、冒頭に紹介した写真です。

あいにくガラスで保護された額に入っているため、写真が撮りづらいのが難点ですが、今までの地図パターンから一転、日本でもよく見かける「純粋な路線図」として作成されています。

標題が「Wiener Linien」となっているところから、従来のVOR制作ではなく、Wiener Linienが独自に制作した路線図だと思われます。

路面電車車内の運行系統図も一新されましたが、今回の路線図改訂も、「よりわかりやすくする」という目的だと思います。

というのは、「Gesamtnetz Wien」は地図上に路線が描かれているため、行きたい番地などがわかっている場合、最寄りの駅や停留所を見つけやすいメリットがあります。

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May 07, 2016

アパートでお洗濯

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「生活実感のある話題」に人気があるようなので、今日は「アパートでのお洗濯の話題」をお伝えしましょう。

Feriのアパートには家主さんがお買い求めになった全自動ドラム式洗濯機が、バスルームに設置されています。

17区のアパートを使っていた当時から、全自動洗濯機は使っていました。ドラム式なので、使用する水の量は比較的少ないようです。

使い方は、日本のものと全く同じ。電源を入れて、「ドア開ボタン」を押すと、前面のドアロックが外れて、ドアを開けることができます。

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洗濯物を投入し、左上にある洗剤の投入口に洗剤をセット。後は、右側にある回転式スイッチを使って洗濯コースを選択して、スタートボタンを押すだけです。

現在使っている洗濯機の場合、洗濯のコースは12コースもあるのですが、Feriが使ったことがあるのは、3コースほどです。

比較的汚れが少ない時に使うコースでは、40度のお湯を使うようにプログラムされていました。ただ、この温水に関しては洗濯機本体で水をお湯にしているのではなく、給湯器から直接お湯を供給しているような雰囲気です。

というのは、洗濯機が動き出すと、給湯器も動き出すもので‥(笑)

ちなみに17区で使っていた洗濯機も温水モードがありましたが、実際には温水は供給されていなかったようです。

これはアパートの給水システムによるものだと思います。詳細を確認できないうちに、引っ越してしまったのが残念です。

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May 06, 2016

頭が痛い「値上げの季節」(ホイリゲ編)

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日本は昨日の5月5日までが「公式のゴールデンウィーク」でしたが、7日が土曜日のため、某社では「2日休めば10連休」といったキャンペーンを張っていたと耳にしました。

つまり、オーストリア風に言えば「6日の金曜日」は、「窓の日」となる訳です。オーストリアでは、祝日と休日の間の日を「窓の日」と呼び、ズル休みが増えるとされています。とくに公務員の‥

まじめな日本人の場合は、ズル休み少ないと思いますが‥

さて、今日は「物価の話題」をお伝えしましょう。

オーストリアでは、ふと気がつくと「ものの値段が上がっている」ということが時々あります。

もちろん、「ものの値段が上がる」には、それなりの理由があるのだと思いますが、残念ながらFeriは、その背景については詳しくありません。

ここ1~2年感じるのは、ホイリゲのワインが値上がりしていることです。

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ホイリゲでも、製造した年数がはっきりしているワインについては、生産量や品質の関係もあり、値段が変わるのはわかるのですが、いわゆる各ホイリゲの定番ワイン(Heuriger)の値段が徐々に上がっているのです。

3月末からお山のホイリゲも冬眠から覚めたので、馴染みの店に行ってみると前シーズンよりも20centほど上がっていました。2.6Euroだったものが、2.8Euroという具合です。

また、別の馴染みのホイリゲでは、2.8Euroが3.0Euroになっていました。

2.8Euroの頃は、二杯飲んだ場合、チップ込みで6Euroの支払というパターンが多かったのですが、今はプラスαが必要ですね‥トホホ‥

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May 05, 2016

先週末の話題から

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フォルクスオーパー「Der Bettelstudent」プレミアレポートが続いたため、4月末に行われた行事に関する話題をご紹介できませんでした。オペレッタファンではない読者の皆さまは「お腹いっぱい」だろうと思います。

そこで、今日は、先週末にウィーン市内で行われた行事をいくつかピックアップしてお伝えしましょう(気の抜けたビア状態ですが‥ご容赦くださいませ)。

○Neubaugasseの「Flohmarkt」
まず、4月29日・30日の両日、Neubaugasse(ノイバウガッセ)で恒例の「Flohmarkt(蚤の市)」が開催されました。

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Mariahilfer Straßeと交差する形のNeubaugasseも、ウィーン有数の商店街で、両脇には飲食店を含む様々なお店が並んでいます。

ここの「蚤の市」は、基本的に商店街の各商店が日頃のご愛顧を込めて、商品を安く販売するというパターンが多く、50%引きといった表示も見られました。

両日ともに天気に恵まれたため、大変な混雑で、通りを歩くのも一苦労‥といった感じでした。

好き者のFeriも、さすがに全店をくまなく見るほどの根性はなく、適当に見てお茶を濁しました‥そもそも、普通の買い物に熱心ではないので…

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そんな中、以前、このブログでもご紹介したオルゴール専門店の出店で、面白いオルゴールを発見。手回し式の小さなオルゴールなのですが、メロディがオペラ名曲。

数種類があったのですが、曲目には「アイーダ」の“凱旋行進曲“、「ナブッコ」の“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”などがありました。オペレッタものがあったら、速攻で買いだったのですが、オペラしかなかったので、見るだけにしましたが‥

このほか、同じ仕様で「第三の男バージョン」もありました。いずれもウィーン土産を意識しているオルゴールなのは言うまでもありません。当日は1個8.5Euroというお買い求め安い価格設定でしたね。

なお、Neubaugasseを閉鎖しての「蚤の市」なので、両日とも、この通りを通るHauptbahnhof行きの路線バス13Aはルート変更しています。こういった重要路線でも、ウィーンでは各種の行事があると平気で迂回ルートを採用します。

考え方の違いなのでしょうが、とにかくウィーンでは、この手のルート変更はお得意です。反面、慣れていない観光客の皆さまにはご迷惑かと思いますが‥

最近、ウィーンでも人混みが苦手になりつつあるFeriは、30日は、「蚤の市」を早々に退散して「次の会場」へ向かいました。

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May 04, 2016

フォルクスオーパー「Der Bettelstudent」プレミアレポート(その3)

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日本ではゴールデンウィークの後半戦の突入したと思います。こちらは5月1日のメーデーを挟んでささやかな連休ですが‥ 今頃、ウィーンを満喫している方も多いのではないでしょうか。

さて、凝りもせず、「乞食学生」プレミアレポート最終回をお届けします。

今回、気になったのは演奏。これはオーケストラの仕上がり云々ではなく、指揮者のWolfram-Maria Märtigさんの指示がよくないようです。

例えば、非常にスローなテンポから、一気にハイテンポに移るような部分があり、正直、オーケストラがついて行けないような場面も‥

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オーケストラはいい音を出していただけに、指揮者の見識を疑います。この人ですがオペレッタをあまり振っていないようで、造形が深くないのかも知れません。

オーケストラメンバーも、演奏しづらくて苦労しているような感じでした。

なお、この作品は、音楽のバラエティが少ないのが特長です。同じようなメロディが続きます。ただ、オペレッタですが、聴かせるアリアが多いので、オペラのような感じもします。

さて、歌手陣ですが、ノヴァルスカ伯爵夫人パルマティカのElisabeth Flechlさん、ラウラのAnja-Nina Bahrmannさん、ブロニスヴァのMara Mastalirさんは、素晴らしい仕上がりでした。

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May 03, 2016

フォルクスオーパー「Der Bettelstudent」プレミアレポート(その2)

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昨日に引き続き「乞食学生」のプレミアレポートをお届けします。20分の休憩を挟んで、第二幕はノヴァルスカ伯爵夫人の邸宅。最初は寝室です。

結婚式の準備に余念が無いノヴァルスカ伯爵夫人たち。これで裕福な生活に戻ることができると考えているので、3人はセクトを飲みながらハイテンションで歌います。

ノヴァルスカ伯爵夫人とラウラが結婚式の準備のため、寝室を去り、プロニスラヴァが1人になったところに、ヤンが乱入。

ヤンは、ブロニスラヴァに愛を告白し、結婚を申し込みます。ブロニスラヴァはヤンの申し込みを受け入れますが、さらに彼がポーランド独立の闘士らしいことを知って喜ぶのでした。

ブロニスラヴァとヤンの間柄が順調に発展する一方で、シモンは悩んでいました。

というのは、シモンは本当にラウラを愛しており、自分が貧乏学生に過ぎないことを打ち明けたいと考えているのです。

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彼は勇気を振り絞ってようやく、“自分が名も無い貧乏人だったとしても愛してくれるかどうか” をラウラに尋ねます。

ラウラは、シモンが貧しくても愛することを誓います。しかし、全てを打ち明けていないシモンは、ラウラへの手紙をノヴァルスカ伯爵夫人に託すのでした。

ところが、オレンドルフ大佐は、自分の策略が失敗しないように結婚式まで手紙が読まれないよう妨害します。

オルレンドルフ大佐曰く“この手紙には持参金の額が描いてあるので、お嬢様の夢を壊すようなものなので、結婚式前には見せない方が良い”‥オルレンドルフ大佐は、なかなかの策略家です。

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May 02, 2016

フォルクスオーパー「Der Bettelstudent」プレミアレポート(その1)

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来日公演を目前に控えた2016年4月30日、フォルクスオーパーで2015/16シーズン3本目となるオペレッタ「Der Bettelstudent」のPREMIEREが行われました。

1シーズンでオペレッタのPREMIEREが3回というのは、画期的なこと。オペレッタにはまっているFeriによっては、嬉しい限りです。フォルクスオーパーでオペレッタのプレミアレポートを3回というのも史上初。

「白馬亭にて」、「会議は踊る」の2作品については、どちらかというとミュージカルに近い演出だったことを考えると、カール・ミレッカーが1998年に作曲した「Der Bettelstudent」は、正統派オペレッタと言えるでしょう。

ちなみに邦題は、昔から「乞食学生」という直訳が使われています。

聞くところによると、「乞食」という言葉は、現在の日本では放送禁止用語だそうです。今ならば「赤貧学生」「貧乏学生」といった邦題になりそうですが、ここは原題を尊重して「乞食学生」で通させていただきます。

この作品ですが、興味深い裏話があって、台本作家はヨハン・シュトラウスⅡ世のオペレッタ「ヴェネチアの一夜」も手がけた方です。

当初、「乞食学生」の台本もヨハン・シュトラウスⅡ世に渡すはずだったらしいのですが、カール・ミレッカーがシュトラウスに依頼して、台本を譲ってもらったという経緯があるとか‥

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そう言えば、内容こそは違いますが、「替え玉を用意して相手を騙す」という展開は、「ヴェネチアの一夜」とも一脈通じるものがあるような気もします。

今回のPREMIEREですが、制作陣は

-演出:Anatol Preisslerさん

-脚本:Karel Spanhakさん

-衣装:Marrit van der Burgtさん

-振付:Marga Renderさん

―合唱指揮:Thomas Böttcherさん

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May 01, 2016

地下鉄の大規模工事が始まりました

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季節外れの大雪によりオーストリアでは、大規模な農産物の被害が出ているようです。

ウィーンは、昨日あたりから、気温もある程度、上がり、過ごしやすくなりましたが、風は冷たい感じがします。

さて、5月最初の話題は「ウィーン地下鉄の工事に関するニュース」をお届けしましょう。

すでに、このブログでもご紹介したように、4月30日からU4のHütteldorf-Hietzing間を運休しての大規模改修工事が始まりました。

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9月4日までという長期間、路線を運休しての工事なので、Wiener Linienでも、迂回ルートを含めた案内に余念がありません。

写真のようなパンフレットが各駅で配布されている他、地下鉄や路面電車車内でも案内放送が流れています。さらに、こちらでは珍しいのですが、地下鉄のドア部分に部分運休を知らせる案内が張り出されています(トップの写真)。

ちなみにFeriの最寄り駅であるPilgramgasseでも、方面別の案内が、左の写真のように修正されています。

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