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May 19, 2016

番外編 消えた噴水

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今日は「噴水をはじめとする水を使った施設の話題」をお届けしましょう。

ウィーンに限らず、オーストリアでは噴水や水が出る彫刻・像、オブジェが多数設置されています。

ウィーン市庁舎前の公園をはじめ、シェーンブルン宮殿の庭にある噴水などは、本当に見事です。これは昔からの伝統のようですね。

そう言えば、こちらでは、写真にご紹介したような魚や動物の口から水が出るようオブジェを多く見かけます。

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最近では、省エネの観点から、水は循環しているようで、「飲用禁止」の注意書きが出ているケースも増えています。

これから暑くなってくると、こういった水を使った彫刻や像、それに噴水は清涼感があって良いですよね。

また、ウィーン郊外のTERME WIENに隣接する広大な公園Kurpark Oberlaaは、中心に湖(Schwanensee)があるところから、流水を巧みに使った施設があります(5枚目の写真)。

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当たり前ですが、こちらでは冬は凍結防止の観点から水は止められていますが、季節が良くなると、施設を整備した上で、再び復活します。噴水の復活も季節感を感じる一つでしょうか。

恐らく、こういった施設の維持・管理には、それなりの費用がかかると思うのですが、観光立国だけに、大切にしているのでしょう(最も税金は高いですが‥)。

日本でも札幌の大通公園などには、立派な噴水があって、観光客の目を楽しませてくれますね。

さて、日本に来て、久しぶりに友人に会った際、近くにある立派な公園を案内してもらいました(当該市の名誉のために、場所は伏せておきます。最もこういった例は全国にありそうなので‥)。

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何でも大規模な戸建て高級住宅地を造成した際、新しく市が整備した公園らしく、大雨が降った際の遊水池を兼ねているそうです。そのため、噴水をはじめとする水が高台から池に流れるような施設があったようです。

“あったようです”‥と表現したのは、実は現在、水は一切流れておらず、施設だけが残っている状態になっているためです。

施設が故障したという訳ではなく、どうも経費の問題から、水を流すのを止めたような感じでした(いわゆる「大人の事情」というやつですね‥)。

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実際に間近で見ると、水が流れていたであろう水路には枯葉が貯まっており、もの悲しさを感じました。水の出口は、大理石のような巨大な球形状施設で、建設にはかなりの経費がかかっていたことが予想されます。

最新の設備なので、恐らく水は循環式で、下の池からくみ取っていたと思います。そうなると使う電力も、さほど大きくないと思うのですが‥

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また、最寄り駅の駅前広場にも、区画整理の際、大きな木を取り囲むように噴水があったのですが、ここは何と噴水の水槽をコンクリートで埋めてしまい「完全になかったこと」にしてしまいました。

財政基盤が盤石でない首都圏でも周辺の市では、このように立派なコンセプトで作った公園の施設を平気で閉鎖してしまうのでしょうかね。ちょっと残念な気がしました。

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恐らくウィーンで、市や区が、いきなりこういったことをはじめたら、住民からクレームが上がるような気がします。

日本の場合、インフラを作るところまでは熱心なのですが、できあがってからの維持管理まで視野に入れていない傾向があるようで、それが、この結果なのかもしれません。

これは、立派なコンサートホールなどにも言えることではないでしょうか。

なお、件の公園ですが、現在は市立ながら、実際の管理は民間業者に委託しているようでした。最後の写真が、水が流れなくなってしまった施設です。なかなか立派なだけに、寂しさを感じますね。


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