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June 11, 2016

Johann Strauß gasseは、こんなところです

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今日は、最初にニュースから‥ オーストラリアのシドニーに拠点を置く国際的なシンクタンク、「経済平和研究所」(The Institute for Economics and Peace)が、6月8日、「2015年の世界平和国家ランキング」を公表しました。

調査は、世界163の国と地域について、紛争の発生率、殺人事件など凶悪犯罪の発生率、近隣諸国との関係、GDP(国内総生産)に占める軍事費の割合など、23の項目を基に「平和の度合い」を指数化し、順位を付けたものです。結果ですが、

1位:アイスランド
2位:デンマーク
3位:オーストリア

という訳で、オーストリアはトップ3に入りました。オーストリアでも最近は、凶悪な犯罪が発生していますが、治安は比較的良い国です。

また、永世中立国であり、オーストリア連邦軍の規模は非常に小さいのも影響しているような気がします。オペレッタ国家が平和なことは結構なことです。ちなみに日本は第8位で、アジアではトップランキングです。

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さて、今日は「ウィーンの路地にまつわる話題」をお伝えしましょう。

ウィーンにお越しになった方は、おわかりのように、こちらの通りは「人名」が付けられているのが一般的です。

時々、その「人名」が物議を醸し出すこともあり、最近になって歴史的な通りの名称が改名されるというケースも見られますが‥ 特に第二次世界大戦中、ナチスに荷担したとされる人物には厳しい目が向けられているようです。

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さて、Feriが以前から気になっていたのは、Badenへ行く際、OperからWiener LokalBahnに乗ると、Johann Strauß gasseという停留所があることです(左が、その停留所看板です)。

ワルツ王であると同時に、「こうもり」をはじめとするオペレッタを作曲したJohann Straußの名前を冠した路地。どんなところなのか、一度、行ってみたいと思っていました。ただ、路地なので、急がなくてもなくなりません(笑)。

5区のアパートに移ってから、地図を見ていると、実はJohann Strauß gasseが徒歩圏にあることがわかりました。

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ちなみにJohann Strauß gasseは、5区ではなく隣の4区にあります。という訳で、散歩を兼ねてJohann Strauß gasseを見物」してきました。

Johann Strauß gasseという名称が付いたのは1899年7月4日のことだそうです。Johann Strauß Sohnが亡くなったのは、1899年6月3日ですから、没後、1ヵ月後に命名されたことになります。

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Wiener LokalBahnも走っているヴィードナー・ハウプト・シュトラーセにはJohann Strauß gasseという停留所がありますが、通りの入り口には例によって看板が取り付けられています。という訳で、一応、こちらが入り口でしょうかね。

有名人の名前を冠した通りには、有名人の略歴が併記されています。Johan Straße Sohnは非常に有名な作曲家ですが、この看板には「Begruüder der goldenen Ära der Wiener Operette」と書かれており、オペレッタファンのFeriにとっては嬉しい内容‥単純な人間です。

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さて、Johann Strauß gasseですが、途中、Rainergasse(ライナーガッセ)、Seisgasse(ザイスガッセ)、Kolschitzなどと交差して、Schelleingasse(シュラインガッセ)まで続いており、距離は400メートルほどです。

実際に訪問してわかったことは、この付近は、第二次世界大戦で、戦災の影響を受けたようで、残念ながら昔の建物は残っていません。

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4-6にあるアパートにヨハン・シュトラウスⅡ世が住んでいたようでが、建物は当時のものではなく、その跡地に新しく建てたれたものです。

Johann Strauß gasseを全区間、歩いてみましたが、名前を冠したStüberlを一軒、見つけましたが、すでに廃業‥。入りたかったのに‥ 

あとはBILLAと薬局(但し屋号はJohann Straußです)、小さなCaféが2軒ある程度です。

日本だったら大々的に観光地化(いわゆる町興し)すると思うのですが、「静かな日常生活の場所」といった趣です。

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なお、Caféの建物に「美しき青きドナウ」のスコアが取り付けられているのが、唯一、変わったところでしょうか。

また、この路地にある建物の多くには、道路の面して銘板が取り付けられています。設計者などの名前が記されており、こちらはなかなか興味深いですね。

このほか、ヨハン・シュトラウスⅡ世とは直接、関係はなさそうですが、演奏シーンの壁画を描いた建物も見つけることができました。

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興味深い建物としては、Viktor Rumpelmeyer が設計し、1860年に建設されたアパート(Nummer 7)などがあります。

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正直、期待して訪問すると拍子抜けするような場所なのですが、逆に日常生活にヨハン・シュトラウスⅡ世が溶け込んでいるようで、ウィーンらしい場所だと感じた次第です。

皆さまに「ぜひ」をお勧めする場所ではないかもしれませんが、このあたりをかつてヨハン・シュトラウスⅡ世が歩いていたのか‥と考えながら、歩いてみるのも一考かと思います。

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Comments

昔住んでいたアパートの近所に、Salierigasseってのがありました。
市電が窮屈そうに曲がって行く小さな通りでした。

Posted by: cumtempore | June 14, 2016 at 08:46 PM

cumtempores様

コメント、ありがとうございます。ウィーンの通りには、色々な人物の名称がついており、散歩をすると新しい発見がありますね。

Posted by: Feri | June 15, 2016 at 09:34 AM

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