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August 12, 2016

マケドニア共和国大使館

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日本は今年から8月に「山の日」という祝日が制定されたため、2016年は、昨日から「お盆休み」という皆さまも多いのではないでしょうか。

オーストリア流では、今日、12日は「窓の日」になりますが、公式に休みにしてしまっている企業も多いので、ズル休みをする人は少ないことでしょう。この時期、オーストリアを訪れる皆さまも多いと思いますが、どうぞ、短い夏を満喫してください。

さて、今日はウィーンにある「大使館の話題」をお伝えしましょう。

現在のオーストリアは永世中立国であることから、多くの国と国交を樹立しています。ご存じの方も多いように朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とも国交を樹立しています。

また、国連の機関が多数設置されてることから、外交活動の拠点ともなっているのは、皆さまもご存じのとおりです。

当然、国交を樹立している国の在オーストリア大使館が、ウィーンには多数、解説されています。アメリカに代表される第二次世界大戦の戦勝国は、広い土地を有する立派な大使館を維持していますが、街が小さいこともあり、独立した建物を大使館として使用している国は少ないようです。

Schottentorにある日本大使館も、伝統的なビルディングの中に入っていますね。最も、郊外に公邸を設けている国も多いようです。

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今日、ご紹介するのはマケドニア共和国大使館です。以前、AlserStraßeに隣接するKinderspitalgasseを歩いている時、ちょっと変わった国旗が目に留まりました。興味があったので、後日、調べたところ、マケドニア共和国の国旗であることがわかりました。

東欧の歴史や地理に詳しい方はマケドニアという名称を聞いてピンとくると思いますが、一般の方は、「どこにある国」と思うかも知れません。

マケドニアは、東ヨーロッパのバルカン半島に位置する共和国です。前身はユーゴスラビア連邦の構成国で、四方をギリシャ、ブルガリア、アルバニア、セルビアおよびコソボという外国に囲まれた内陸国です。国土は2万5,713平方キロメートルで、「九州の約3分の2」といった小さな国です。

1991年の独立したのですが、国名問題を巡ってギリシャとの関係が悪化したそうです。というのは、ギリシャは、マケドニアの憲法上の国名である「マケドニア共和国」の名称を“「マケドニア」がギリシャ古来の由緒ある名であること”、“同名称の使用はギリシャ北部のマケドニア地方に対する領土要求の野心を示すもの”として、その使用に反対を表明したためです。領土問題がからむと難しいですね。

そのため、マケドニアは、「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国(FYROM)」の暫定名称を用いることで、1993年に国連に加盟しました。現在も国名問題解決のため,国連仲介に当たり交渉が進められているそうです。

マケドニアは、EUおよびNATOへの加盟を目指していますが、ギリシャとの二国間問題があるため、交渉は進展していないようです。

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さて、マケドニア共和国の在オーストリア大使館(Botschaft der Repablik Makedonien)は、どこにあるかというと、地下鉄U6のAlserStraße駅に近いSt.Anna Kinderspital(子供病院)の向かいにあるビルディングに入居しています。

以前、このブログでもご紹介したことがある「Ronald Mc Donald Haus」に隣接する建物です(Ronald Mc Donald Hausの記事はこちらから)。

写真では奥が「Ronald Mc Donald Haus」、手前がマケドニア共和国の在オーストリア大使館が入っている建物です。同国の国旗が掲げられているのがわかると思います。

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同国の国旗ですが、「赤地に8本の光を放つ黄色の太陽を描いたもの」で、1995年、国際的な暫定呼称を「マケドニア・旧ユーゴスラビア共和国」と定めた際にこの国旗も併せて制定されたそうです。

日本の「旭日旗」にデザインが似ているような感じがしますが、太陽と光線は、「新しい自由の太陽」を表すものだそうです。また、赤色と黄色は、マケドニアを象徴する色と言われています。

ところで、日本は1993年12月、「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」という名称で国家承認して,1994年3月、外交関係を開設しました。

そして、日マケドニア外交関係樹立20周年にあたる2014年10月、在京マケドニア大使館が開設され、同年12月に初代駐日マケドニア大使が着任しています。

では、マケドニアに日本大使館が存在するかと言えば、現在のところ、ありません。日本の外務省資料によると、駐オーストリア大使がマケドニアを兼轄しており、スコピエに名誉総領事を任命しているそうです。

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