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September 04, 2016

Auf Wiedersehen Austrian Airlines Japan Flüge

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オーストリアと日本を結ぶオーストリア航空の日本線が、本日のNRT発VIE行きOS52便を最後に「休止」となります。

オーストリア国籍の他の航空会社が乗り入れる計画がないため、路線権を確保するため「運休」という形をとっていますが、実質的には「撤退」と考えた方が良いでしょう。

1989年以来、27年間、オーストリアと日本を結んでいただけに、寂しい気持ちで一杯です。ただ、団体旅行専用のようになってしまったことが、結果的に収益性を下げてしまい、経営状況の厳しいオーストリア航空にとって、維持する魅力がなくなった‥ということでしょう。

何しろ、ヨーロッパの各国は、商売相手として中国を選んでいますからね。

路線開設当初は、東京・日比谷にシティオフィスがあり、やる気満々だっただけに、終わり方が何とも寂しい限りです。

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9月3日のOS51便ですが、定刻よりも2時間ほど遅れて、19時43分にシュベヒャート空港を離陸しました。シップはB777-2Z9(ER)、レジストレーションはOE-LPCでした。

この遅れの背景ですが、実は9月3日に成田を出発したOS52便と同じシップが使われていることが要因のようです。成田到着も通常より、1時間遅れるようです。

通常とは違う運用になったのは「大人の事情」があるのかもしれません。

成田から撤退した航空会社では、ヴァージンアトランティック航空のラストフライトがなかなか感動的だったようですが、オーストリア航空はどうだったのでしょうね。

代わって9月5日からは、香港線の就航が始まります。ダイヤは、以下のようになっています。

-OS67便 ウィーン(VIE)17時50分発、香港(HKG)11時25分着
-OS68便 香港(HKG)12時55分、ウィーン(VIE)19時25分着

このように、概ね日本線を踏襲したダイヤになっています。ただ、香港での折り返し時間(ターンアラウンドタイム)が1時間というのは、長距離国際線では、かなり無理のある設定なので、また遅れが日常化しそうですね。

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香港には日本各地から他社便が飛んでいるので、香港乗り換えという手も考えてみましたが、日本を朝、出発する便はOS68便が出発した後に香港に到着するものが大多数。

OS67便については、4時間程度の接続時間で日本へ向かう便を探すことができました。

このように考えると、ルフトハンザ・ドイツ航空などの便を使って、ヨーロッパ内乗り継ぎの方が現実的かもしれません。

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現在、オーストリア航空の今後の機材計画が公表されていないため、長距離国際線用の機材が増えるのか、現状維持なのかもわかりません。

他社が新鋭機に機材を更新する中、競争力を高めるためには、新しい機材の導入は喫緊の課題です。

親会社のDeutsche Lufthansaは、ボーイング777-9XとエアバスA350-900を次期長距離路線用機材として選定しました。また、オーストリア航空と同じルフトハンザ傘下のSwiss International Air Linesは、A340-300からB777-300ERへの切替を進めています。

いずれにしても、いつまでも旧式化しているB777-200ERを使う訳にもいかない訳で、「日本線復活の鍵」は、同社の長距離国際専用機材計画が、どうなるかに掛かっていると思います。

今までのオーストリア航空の運用実績を考えると、B787-8、A350-900クラスが妥当な気がします。ただ、ルフトハンザ/グループはB787の導入実績がないので、どうなるでしょうね。

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Comments

私もこのニュースを知って嬉しく思います🎵🎵
ウィーンは音楽の都、と言われていますが、コンサートホールだけではなく、美術館も充実していますよね🎵
昨年は『黄金のアデーレ 名画の帰還』が上映され、クリムトの作品やウィーンの街に触れる事ができました🎵
《美術史美術館》には、ウィーンを訪れる際には必ずスケジュールに組み込み、足を運んでいるので、今回はドキュメンタリーとして鑑賞するのを楽しみにしています🎵

Posted by: necchi | September 04, 2016 at 07:45 PM

先程は、誤って『Das Grosse Museum』へのコメントを、
してしまいました🙇

Posted by: necchi | September 04, 2016 at 07:52 PM

Septemberさま、コメント、ありがとうございます。

ドキュメンタリー映画という地味なジャンルですが、多くの人にご覧頂ければ‥と思っています。

Posted by: Feri | September 05, 2016 at 12:41 AM

うーん、今回の撤退がオーストリアへ行く日本人客の減少に繋がりかねないのは避けられませんね。今後は、ルフトハンザや全日空でフランクフルトやミュンヘンで乗り換え、日本航空ならヘルシンキで乗り換え、と言った具合でしょうか・・・
仮に香港で乗り換えもあまり接続が良くないみたいですので、普通にヨーロッパ各国での乗り換えをした方が良さそうです。

でも、ルフトハンザグループはB747や777があっても、787が無いとはどういう事なんでしょうかねぇ?そこが理解出来ないのですが。

果たしてルフトハンザは成田便の増備はあるのか?はたまた
秘策はあるのか、気になる所です。

では、9日から母とツアー旅行に行ってまいります。どんなツアーかは帰国後に報告します。

Posted by: おざきとしふみ | September 07, 2016 at 11:28 AM

おざきとしふみさま

ルフトハンザ・ドイツ航空は、B787の代わりにエアバスA350シリーズを選択していますから、これが就航すると、また違った展開になるでしょう。

ただ、オーストリア航空と異なり、ルフトハンザ・ドイツ航空はビジネスユースが比較的多いようなので、そちらを重視した路線計画になるような気がします。

実際、A380は、日本線からは撤退してしまいましたからね‥

>9日から母とツアー旅行
もし、ウィーンの街中で、Feriらしい人物を見かけたらお声をお掛け下さいませ。

Posted by: Feri | September 07, 2016 at 06:42 PM

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