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October 29, 2016

番外編 “叔母の合祀”雑感

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今日は番外編でご容赦ください。5月に特別養護老人ホームに入所中、無くなったFeriの遠縁に当たる叔母ですが、葬儀後、遺骨の対応に苦慮しておりました。というのは、事実上、身寄りがいないからです。

葬儀の当日、入所していた特養の理事長さんから、“叔母様は、長年、東京都にお住まいになっていたので、場合によっては東京都が運営している老人共同墓地への合祀が嘉のかもしれません”というお話を伺いました。

後日、特養の相談員さんにさっそく調べていただいたところ、手続きはと合祀は年2回行われるそうで、秋に間に合うかもしれないとのお話でした。

東京都福祉保健局というセクションが担当しているようで、特養の方に申し込みの案内がくるので、到着した次点でFeriに連絡をいただくことになっていました。

今年は、東京都知事選挙などの影響もあったのか、申し込みの案内が送れていたようで、9月に入って連絡が入りました。

Feriがウィーンに居たため、関連書類をメールで送っていただき、インターネット経由で特養のご担当者に送り返して、申請をしていただきました。

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ただ、申請に必要な公的書類については、事情を説明し、東京都に後日、送付という特例を認めて頂き、何とか対応することができました。

問題は、老人共同墓地への埋葬が認可されるかどうかです。これは、埋葬者本人の親族の有無なども関係があるようですが、叔母の場合、独身だったため、現在は親族は高齢になったFeriの母しかいません。

10月上旬、特養に東京都から認可が下りた旨の連絡が入りました。さっそく書類を日本の実家に回送して頂きました。10月下旬に行われる慰霊祭に合わせて、埋葬(合祀)が行われるというものでした。

当日、指定の時間に遺骨と埋葬承認書を持って小平霊園の管理事務所に行くと、東京都福祉保健局のご担当者が待機しており、そこで手続きは完了。その後、霊園内にある「老人の碑」という立派な施設があり、この石碑裏に遺骨を収納する施設があるようです。

ちなみに小平霊園は、昭和23年に開設された、面積、約65ヘクタールを誇る自然豊かな霊園で、ウィーンの中央墓地を思い出しました。

慰霊祭では、東京都の担当者や関連団体役員のご挨拶などに続き、参列者の献花などが行われました。慰霊祭なので宗教色はありません。

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その後、今回、合祀される6柱の遺骨が施設に埋葬されて、式はお開きとなりました。

なお、小平霊園には、これとは別に一般の方を対象とした合葬式墓地も開設されています。こちらは人気があるため、抽選倍率も高いようです。10月1日(都民の日)には、合葬墓地で献花式が行われているそうです。

慰霊祭の当日は、あいにく小雨模様の寒い日でしたが、Feriも叔母の一件がなければ、東京都が、このような施設を運営していることは知る由もなかったでしょう。また、現在、この共同墓地には1000柱以上の方が眠っているというお話がありました。

日本の場合、大都市圏ではお墓は大問題です。また、孤立しするお年寄りも増えているという話も耳にします。

叔母は身寄りはありませんでしたが、公的老人ホームから特別養護老人ホームへの入所、そして、共同墓地へ埋葬で一生を終わることになりました。今の日本では、ある意味、幸せだったかもしれません。

また、共同墓地の運営のみならず、定期的な慰霊祭の開催など、改めて東京都という自治体の財政基盤が、いかにしっかりしているかを再実感した次第です。

恐らくFeriの実家がある、小さな市では、共同墓地の運営は困難かもしれません。やはり住むのは財政基盤がしっかりしている自治体が良いということを痛感しました。

ウィーンでは、身寄りの無いお年寄りの埋葬がどのように行われるのか、Feriは詳しくは存じませんが、社会福祉が充実している国だけに、色々な対応がとられていることでしょう。

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